大倉さんの映画レビュー・感想・評価

大倉

大倉

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.9

セクシーなパム・グリアに釘付け
銃撃戦なしの大人な恋愛映画

街のあかり(2006年製作の映画)

3.8

隙あらば濡れた子犬の目をこちらに向けてくるフーティアイネン。
敗者三部作のトリにふさわしい悲しみの中のラスト
「結婚するか?」はカウリスマキの十八番なの?

過去のない男(2002年製作の映画)

4.3

最高。不幸なのにずっと幸せなのなんなんだろう
カウリスマキの見せる人間は悲しまない。くよくよしない。無表情な佇まいが優しさを一層際立させる。私も彼の映す住人になりたい

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.3

確かに異国の地で戸惑う二人はロボットのように見える
なんだかずっと漂っている不穏な空気が嫌だった

浮き雲(1996年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

優しい。ありがとうカウリスマキ
勘違いして彼らが犯罪に手を染める話だと思ってたから覚悟しながら見てたら全然違った。ジャケ、最高のシーンじゃん。
カティ・オウティネン、赤いコートが本当に似合う

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.3

エンドロールが終わっても泣き止めない映画久しぶりだ
辛い人は優しいんだな

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

どこを切り取ってもいいのよ
映画館を出て早くあの曲が聴きたい人へ
「SYNTYNYT SURUUN, PUETTU PETTYMYKSIN」
(悲しみに生まれ、失望を身にまとう)

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008年製作の映画)

3.6

倦怠ものか〜と気軽に見たらホラー映画だった
恋愛は幻想に基づく共依存らしい。落ち込む
しかし、夫婦の真髄をついているような気もする

ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.0

過去最高の尾行
辛そうなディカプリオがずっと見られてそそられっぱなし。ありがとうございました😭
適度なおもろカット、うるさくてかっこいい音楽のおかげで湿っぽいダブルフェイスより好き

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

設定上、社会性の会得より先に性への目覚めが訪れることで潔く貪欲に生きていくベラ。
フェミ映画かと思いきや人生のイロハモリモリ映画だった

船上で世界を知り、娼館で自分を知る
マークラファロのドタバタダ
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.8

今度も途中で空気感がガラッと変わる吉田節。
ドラマチックなシーンはやっぱり車の中なんだな
ただ消費されることに必死な彼らを軽蔑しつつ手を差し伸べるようにも見えた

(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・「世の中みんなけったいや」
・「キスするかビンタするかわからん」シーン。「一筋縄ではいかない人間模様」。おませ本田が言語化してくれて助かった。

ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.7

ホアキンとフィリップシーモアホフマンだけの映画
お互いにお互いが魅力的であろうことが伝わる

愛なのに(2021年製作の映画)

3.8

嬉しくて泣くの久しぶりだな。クヤシー!ずっとバカにしてきたけど結局今泉さんの映画好きなんだろうな

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

役所さんのアップショットってだけで泣いちゃう。日本の宝

avec mon mari アベック モン マリ(1999年製作の映画)

4.0

"夫と一緒に"
こういういつだって折れてくれて意地っ張りを纏めて抱きしてめくれるような男、一生大事にするべきヨネ
ズボンのシーンはマリッジストーリーの靴紐シーンを思い出した。いい時間だった

ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

4.0

巧い
西部劇だけど現代社会もこれで溢れてるだろ
靴を繕うミシェルウィリアムズが強くて美しかった
久々の痺れるラストに出会えた

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.0

今度もあたおか映画。
可哀想で滑稽でチャーミング。
PTAの使う音、魅せる映像美、間、おちゃらけとシリアス(に仕込むリアリティ)のバランスが毎度ツボで有難い。

チャイナタウン(1974年製作の映画)

4.0

怠け者の街
ジェイクにとってのチャイナタウン、ポランスキーにとってのロサンゼルス。
久々のニューシネマ痺れた

うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.9

ただの良くできたラブストーリーだった
前田旺志郎くんはいつもいい仕事するよな

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.9

ずっと目指してたものが、ずっと憧れてた人が実はそうでも無いのかも?っていうこと、正直見下してたここって実はすごい大切だったんだな、ということ、これから沢山あるんだろうな

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.9

しごおわにクタクタで見るのがちょうど良かった
ティルダ・スウィントンのウイスキーシーンが最高

シックス・センス(1999年製作の映画)

3.9

ワイルドじゃないブルース・ウィリスってこんなに良いんだ❣️

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.9

3時間半を飽きさせないのさすがだ
リリー・グラッドストーンの圧倒的存在感
スコセッシプロデュースのクズディカプリオは最高だな

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