シマッタさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

シマッタ

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遭難者(2009年製作の映画)

3.8

あまりにも不器用だけれど、シルヴァンなりの優しさがそこにはあったのだ。

灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)

3.8

抵抗3部作。全て観ました。

個人的には本作が1番好き。
ショットやカメラアングルもバチバチに決まっている。(やや「どうだ!カッコいいだろう!」感は否めない気もするが笑)

ラストのマチェクの悶絶して
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

4.0

ミツコのように底抜けに明るく、芯がある女の子に惹かれるのだ。どこかセンシティブな雰囲気がまた素敵だ。

本作は登場人物一人一人がキャラ立ちしており、皆愛せる。

相変わらず音楽や音も良い。

地下水道(1956年製作の映画)

3.4

うーむ。
前半は楽器弾いたり、いちゃついたり。
後半の緊迫感からは想像できない。
モノクロで地下という特殊な環境のため時間軸も分かりづらい。が、悪臭やガス、酸欠による苦しみが伝わってくる。

レプリカズ(2018年製作の映画)

3.3

全体的にあっさり感は否めないが、相変わらずのキアヌ様の安定ぶり。

オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

4.0

「歳とりたくねー。。」とボヤいていたら紹介してもらった作品。

まずオープニングとエンディングに痺れた。かっこいい。

年齢にとらわれず、年齢を言い訳にせず、やりたい事はやっていこうと。

年相応の振
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トリュフォーの思春期(1976年製作の映画)

4.0

最高かよ。

終盤の先生の言葉全てに同意する。

自分自身、大人になって生きることが楽になったと実感している。

「大人になるって悪くないぞ」とあの頃の自分に教えてあげたい。

すべてが変わった日(2020年製作の映画)

3.5

もう怒りと胸糞悪さしかない。

子どもをなんだと思ってるんだ。
男をなんだと思ってるんだ。
どいつもこいつも。

「権利や責任を主張する人ほど、自分の都合の良いように履き違えていたり、勘違いしてるもん
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.6

1作目を随分前に観て、中々面白かったので鑑賞。 スパイダーマンにしてもアイアンマンにしてもこの作品にしても、現実にありそう?+自分なんだけど、自分じゃなくなるみたいのが好き。というか羨ましい。変身願望>>続きを読む

兵隊やくざ(1965年製作の映画)

3.8

勝新太郎、恥ずかしながら初見。
良い顔だなー。目に力がある。
楽しんでいるなーと。
つかホントにコミカルで上手。
もっとこの人を見てみたい。

淡路恵子はドラクエ好き位しか知らなかったけど、決して美人
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デッドマン(1995年製作の映画)

3.8

まずニール・ヤングのギターサウンドが最高に良い。程よく歪み、よく枯れている。この音無くしてこの作品は成り立たない。
モノクロームの階調も素敵で絵が綺麗。ジョニー・デップの瞳の輝き、美しさよ。。

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.3

なんだこれは。最高かよ。
色彩、音楽、構図、ニヤニヤしながら観た。
予期せず今の季節に観るにはピッタリじゃないかという感じだった。
また見返すと思う。

俺も逃げ出したい。

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

4.0

別のこと考えたり、ボーっとしながら観た。そんなわけであんまり内容が頭に入ってないのだけれど、不思議とジム・ジャームッシュの中では一番好きかも。

モラトリアムな時間はもう過ぎ去ってしまったけれど、この
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X エックス(2022年製作の映画)

3.5

B級映画感満載の予告であったがさすがA24。

30過ぎたのに頭の中は中学から変わってなくてピンク色で、このまま歳とっていくことに恐怖を感じていたのだけど、潔く諦めて受け入れることとする。

歳とって
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.5

走る!走る!とにかく、走る!

クーパー・ホフマンは見た目走れなさそうなのに瞬足かよ笑!!

音楽と相まって疾走感があり、気持ち良かった。

初々しい主演2人を大御所が支えており、ショーン・ペンなんか
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たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

3.8

「バスのシーンがすごい」と聞いてから観たのだが超カッコ良かった。あのシーンだけでご飯食べれる。

悪魔のせいにしたいことだからけなので、「たぶん悪魔が」で一年色々と押し通そうと思う。

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.0

やはり子ども映画が好きだ!

自分で未来を掴み取ろうとするが転げていく。判ってくれない大人と、判ろうとしない大人に囲まれて。

やはりどんな子どもにも大人のバックアップは必要である。本人の頑張りや運、
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.2

エスター・バリントがジェニファー・ローレンスにそっくり。

沈黙の「間」が心地よい作品であった。

映画だけじゃなく、何事も「間」が大事だと最近思う。

デリカテッセン(1991年製作の映画)

3.7

ずーーーっと観たかったので鑑賞できて良かった。

世界観や登場人物がいろんな意味で可愛く、観ていて飽きなかった。

リズムが良く、コミカルであった。

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.9

タクシー運転手と乗客の出会い。
偶然の出会いからうまれるちょっとした物語。
ショートフィルムを観る感覚で数日かけて観た。フランス編が好き。

愛の嵐(1973年製作の映画)

3.6

当人にしか分からない愛の形だ。
在り来りなものよりも、ずっと主体的で本能的である。
シャーロット・ランプリングの演じ分け(過去と現在)には驚いた。美しい。

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.5

この人たちホントに逃げる気あんのかなって位のんびりした脱獄劇であった。
逃げ出すことが目的であって、その後のことまで考えてなかったんだな。きっと。
何かに追われてても、別に慌てることないかと思ったり。
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三月のライオン(1992年製作の映画)

3.5

光と影のコントラストが随所に美しかった。照らしたり、隠したり。綺麗であった。アイスが持ってるクーラーボックスから出る冷気の湯気が浦島太郎の玉手箱のようだと思った。
そうか。欲しがるだけではもらえないの
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ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

4.0

「やれやれ」(村上春樹風に)って言いたくなる感じの雰囲気が良い。

クローズ・アップ(1990年製作の映画)

4.5

ドキュメンタリーと当事者達が演じるノンフィクションとか行ったり来たりする不思議な作品であった。

「自分自身として」生きれるはずの実生活で他人を演じる。
「演じる」はずの映画(とはいえ裁判なのだが。。
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.3

セス・ローゲンは『50/50』ですごく好きになった。本作も良かった。シャーリーズ・セロンは役の振り幅が広いなーと思った。

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.7

よく父が「静かで目立たない奴ほど気をつけろ」と言っていたのを思い出した。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

何となくで見始めたのだけどなかなか面白かった。「自分のため」とか「家族のため」とかはありがちだけど、そうじゃないのもまた良かった。

復讐バイオレンス系かと思ってたがそうではなかった。

はなればなれに(1964年製作の映画)

4.2

いやーたまらん。
もう全てが洒落ている。
物語を追うことは途中からどうでもよくなった。そんなことはどうでもいいのだ。この作品は。

女1人男2人の構図は深夜のファーストフード店でよく遭遇する気がする。
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まごころ(1939年製作の映画)

4.2

サスペンスか?とドギマギしながら観た。富子と信子くらいの年齢の女の子たちのセンシティブな空気感が実生活では苦手なのがドギマギした要因だと思う。

しかしまぁ富子と信子には終始ドギマギしながらも胸熱で背
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.2

ホアキン・フェニックスの「ヒッヒッヒッククッ」という笑い方が好きだ。

愛しているからこそ、大切に思うからこそ、求めてしまうし、求められてしまう。家族って難しいと強く思う。

自分の気持ちや考えを伝え
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ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画(2013年製作の映画)

3.2

正義と悪の判断や境目は難しく曖昧だ。
立場が変われば正義と悪は逆転する。

一般的には悪とされる事でも、当の本人は正義だと思っていることって多いよなと思う。
自分なりの正義で行動した結果、悪となるのは
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.6

ゾンビ映画が苦手である。
アダム・ドライバーもちょっと苦手。(ファンの方ごめんなさい)
苦手を克服する為にジム・ジャームッシュの力を借りようと鑑賞。

結果、克服は出来なかった。 

ゾンビがWi-F
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.8

ショートカット×ボーダーT女子最強説ってのが自分の中であるのだけど、ジーン・セバーグがボーダーT姿でフレームインした瞬間マジで「えー。。」って声出た。天使かよ。好きなタイプ聞かれたらこれからジーン・セ>>続きを読む

ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

4.0

ここ10年位、「あれ。自分ってどんなだったっけ?」と思うことが増えている。年々増えている。言葉にできない感情がグルグルと鑑賞後に巡り、レビュー書くのが難しい。

理由や目的が分からない中、様々な人物を
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