Krateさんの映画レビュー・感想・評価

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13日の金曜日・完結編(1984年製作の映画)

2.5

テンプレ化されたストーリーに目新しさはほぼ無いが、しいて言えば登場人物に多少個性がでたことくらいだろうか。ジェイソンが前作より身体が大きくなり見た目の迫力は増したが、殺し方はワンパターンなのでもっと工>>続きを読む

13日の金曜日PART3(1982年製作の映画)

2.5

伝説のホラーシリーズ3作目。我々が知るホッケーマスクのジェイソンが登場。このホッケーマスクを被ることになった経緯が単に偶然だったのは驚きだが、ジェイソンは随分気に入ったようだ。そのジェイソンは前作より>>続きを読む

13日の金曜日PART2(1981年製作の映画)

3.0

80年代最高のホラー映画シリーズ2作目。全体的なストーリーの薄さやチープさは気になるが、それでも観ている人間を驚かすタイミングのツボは押さえているので、トータルではそこそこ楽しめる。特に、無敵な存在と>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.5

タランティーノ監督の最高傑作と言っても過言ではない作品。監督の特徴でもある意味の無い無駄話はこの映画でも炸裂しているが、かなりテンポが良いので全く違和感なく映画に溶け込んでいる。どのシーンも最高だが、>>続きを読む

13日の金曜日(1980年製作の映画)

2.5

伝説の映画シリーズの1作目。ストーリーに深みが無いのは時代を考えたら仕方ないかもしれないが、当時としては斬新で頑張っている方ではなかろうか。欲を言えばもう少し殺戮シーンにバリエーションが欲しかった。コ>>続きを読む

トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.5

SF映画としては公開当時に超話題になった映画。たしかにCGの使いどころや火星の世界観は斬新で普通に面白い。シュワちゃんの軽い演技は好き嫌いがありそうだが、この映画では比較的マッチしていたんではなかろう>>続きを読む

ニンフォマニアック Vol.2 ディレクターズカット完全版(2013年製作の映画)

3.0

変態女の性遍歴を5時間近くも見せられる問題作の後編。何か大きな事件が起きるわけでもなく、ひたすら下ネタに振り切ったのはある意味清いと言うべききもしれない。正直な感想として何を言いたかったのか理解ができ>>続きを読む

ニンフォマニアック Vol.1 ディレクターズカット完全版(2013年製作の映画)

3.5

自称色情狂ジョーの半生を知識豊富な老人セリグマンが聞き手となり振り返る形で進行する過激な性描写爆発の作品のVol.1。テーマがテーマだけに万人受けする作品ではない。フォン・トリアー監督らしいエログロは>>続きを読む

食人族4Kリマスター無修正完全版(1980年製作の映画)

3.5

4K映像は美麗で古さを全く感じさせないクオリティ。映画タイトル通り、グロ耐性が無い人は鑑賞するのが厳しい内容。行方不明になった4人のフィルムを回収して真実を知る構成は単純に面白いしセンスを感じた。この>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.5

良い意味でティム・バートン監督らしくない作品。現実と親父の創作世界でのファンタジー感がバランスよくミックスされていて、非常に心地よい感覚になる。特に、スペクターの街の雰囲気が素晴らしくて気に入った。不>>続きを読む

アンチクライスト(2009年製作の映画)

3.0

観る人間を挑発するようなラース・フォン・トリアー監督らしい過激な暴力と性描写を映像表現として強烈に感じられる映画。全体的なストーリーはやや難解であり、西洋の宗教観も関係していて日本人で完全に理解できる>>続きを読む

グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

3.0

オリジナル版は未視聴だが、とにかく長いと感じた。リュック・ベッソン監督の作品とは思えないほどスローテンポな感じなので好き嫌いがハッキリしそう。ジャックの少年のような自由人っぷりが、良くも悪くも人のコミ>>続きを読む

フロム・ダスク・ティル・ドーン3(2000年製作の映画)

3.0

前作2では1との関連性も無く微妙な感じだったが、こちらの3は1にかなり寄せてきた感じで前作よりは楽しめた。西部劇風にしたのはお世辞にも良かったとは言えないが、それなりに雰囲気は出ていた。終盤のヴァンパ>>続きを読む

フロム・ダスク・ティル・ドーン2(1999年製作の映画)

2.0

名作フロム・ダスク・ティル・ドーンの名前を借りただけの続編。タイトル詐欺と言われても不思議ではないクオリティ。共通点は作中でゲッコー兄弟の名前が言及されることと、バーと前作のキャストが一部出ていること>>続きを読む

フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

4.0

自分が初めて観たタランティーノ系映画(役者を含めて)として長く記憶に残っている作品。TVから映画に軸足を移し始めたばかりのジョージ・クルーニーがとにかくカッコ良すぎる。前半の緊張感あるクライムサスペン>>続きを読む

ビートルジュース(1988年製作の映画)

2.0

独特なキャラなどティム・バートン監督の世界観に共感できる人なら刺さるかもしれない映画。良くも悪くも悪ノリしたような内容は、爆笑と言うより失笑するような感じ。個性のあるキャラの造形は素晴らしいのだが、そ>>続きを読む

ポルターガイスト(1982年製作の映画)

2.0

ホラー映画と言うよりも家族愛を中心としたファンタジー映画。いかにも製作のスピルバーグ監督が好きそうな安っぽい展開。脚本もスピルバーグ監督が書いているみたいだが、非常にテンポが悪くイライラしてしまった。>>続きを読む

バトルランナー(1987年製作の映画)

2.0

ディストピア映画として雰囲気は80年代に製作されたことを考慮すると頑張っている方ではなかろうか。ランニングマンのゲーム要素は設定だけは素晴らしいが中身はグチャグチャなので、その辺のルールと演出方法さえ>>続きを読む

ネバーエンディング・ストーリー第2章(1990年製作の映画)

1.5

前作から監督もキャストもほぼ総入れ替えしているので、世界観が似ている別物の何かという感じ。前作の特徴でもあるメタ演出が今作ではいまいち機能していない。最初からバスティアンがあちらの世界に行ってしまった>>続きを読む

ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

4.0

ファンタジー映画の始祖と言っても過言ではない作品。80年代、90年代にはTVでも放送されまくっていたので、子供の頃の記憶として覚えている人は多いはず。今で言うメタ演出で現実と物語が交差する世界観は本当>>続きを読む

カタコンベ(2007年製作の映画)

2.0

パリの地下にあると言われる集団墓地カタコンベ、この設定を聞いただけでもゾクゾクしたが、中身はよくあるB級ホラーでガッカリさせられた。キャストだけ見れば、2000年代にプチブレイクした シャニン・ソサモ>>続きを読む

E.T.(1982年製作の映画)

2.0

スピルバーグ監督の出世作。この監督は見たことのない想像の世界を映像化する才能に関しては素晴らしいが面白さと比例しないのが残念ではある。世間的評価の高さが信じられないほど、個人的には全く刺さらなかった。>>続きを読む

ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

3.5

映画タイトルからしてカッコいい。連続殺人鬼カップルがメディアでヒーローになり犯罪を繰り返す問題作。タランティーノが脚本を書いているらしいが(監督とは意見の違いから喧嘩した)、たしかに「トゥルー・ロマン>>続きを読む

ドラえもん のび太の海底鬼岩城(1983年製作の映画)

3.0

お馴染みのメンバーで海底を冒険する映画4作目。バミューダトライアングル、アトランティスやムー、海賊船など子供心をくすぐりそうな展開は流石。冷戦を意識したであろう対立構造は興味深いが、子供向けにしてはテ>>続きを読む

200本のたばこ(1998年製作の映画)

3.5

1981年のNYの大晦日が舞台の作品。群像劇スタイルで若者の持て余したパワーをエネルギッシュに描いている。主要登場人物だけでもかなりの人数だが、キャラクターが個性的でストーリーのテンポが良いので観てい>>続きを読む

ブルー・リベンジ(2013年製作の映画)

4.0

映像美的な静寂と突然切り裂くような残虐描写の使い分けが素晴らしい映画。親の復讐を果たしたと思った後から続く復讐の連鎖による緊張感ある展開が痺れる。主人公のドワイトが全くといっていいほど無気力なのは、あ>>続きを読む

13ゴースト(2001年製作の映画)

2.0

ホラー映画としては時代を感じさせる安っぽい展開だが、それはそれで楽しめる。この映画の特筆すべき点はゴーストたちの極悪なビジュアルが個性あって素晴らしいこと。それに加えて弁護士の最後がインパクトがあり強>>続きを読む

ネイビーシールズ(2012年製作の映画)

1.5

典型的なアメリカのプロパカンダ映画。本物の特殊部隊を使っているのが売りみたいだが、特にらしさを感じる描写は無かったように感じる。キャラに個性が無いから隊員の区別が難しいし感情移入ができない。お決まりの>>続きを読む

メランコリア(2011年製作の映画)

3.0

鬱をテーマに地球の破滅を絡ませた展開は期待を持たせるが、終始退屈で映画としてのインパクトはかなり弱いと感じた。ジャスティンが姉夫婦の用意した豪華な披露宴で鬱病を発症して奇行を繰り返す前半と、人類の終わ>>続きを読む

マンダレイ(2005年製作の映画)

3.0

ドッグヴィルの続編にしてアメリカ三部作の2作目。前作と同じ世界観を引き継ぎ演劇風の線を引いただけの簡易的なセットなんだが、これが前作ほど効果的に機能していないし、全くストーリーと調和していない。テーマ>>続きを読む

ドッグヴィル(2003年製作の映画)

4.0

3時間近くある上映時間も長さを感じさせないくらい濃密な内容。白線だけの舞台に賛否両論あるかもしれないが、演出効果としては抜群で演技に集中できる意味でも素晴らしかった。ラース・フォン・トリアー監督は他の>>続きを読む

闇の子供たち(2008年製作の映画)

3.5

映画としての面白さは素晴らしいが、臓器売買と小児売春の描写については誇張し過ぎではなかろうか。タイに滞在経験がある自分としては、いくらマフィアと言えども子供を溺愛する国民性のタイ人が病気の子供をゴミ袋>>続きを読む

呪怨2(2003年製作の映画)

1.5

OV版を含めるとこのシリーズも4作目になるが、相変わらず演出がワンパターンなので流石に飽きた。お馴染みの時間軸をズラす手法も何か深い考察ができるわけでもなく、ただ単に短いエピソードを寄せ集めただけ。怖>>続きを読む

呪怨(2002年製作の映画)

3.0

ジャパニーズ・ホラーのジャンルでリングと双璧をなす映画。人によるかもしれないが全く怖くない。時間軸をバラバラにする手法はOVA版と比較すると効果的ではあったが、最終的に何か答えがある映画ではないので、>>続きを読む

リング0 バースデイ(2000年製作の映画)

2.0

貞子がいかにして誕生したかを描いているビギンズ的な作品だが、ハッキリ言って面白くない。とにかく貞子のイメージと仲間由紀恵のビジュアルが絶望的に合っていない。これは映画として致命的だと感じた。ストーリー>>続きを読む

リング2(1999年製作の映画)

2.0

名作リングの続編としての「らせん」が微妙だったからか、パラレルワールドでリング2を製作したのは理解できるが、これも違うんだよなという印象。超能力とか科学的な演出を前面に出したことによって、前作の不穏な>>続きを読む

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