酸素さんの映画レビュー・感想・評価

酸素

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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.9

この映画を論理づけようとするなんてナンセンスだと思うのです。

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

5.0

始まりから終わりとその先までずっとノンストップの全力疾走。
喜劇悲劇コメディミュージカル戦争ロマンスファミリーアクションと、とにかく全ての要素でぎっしり満たされたシーンの展開に、ユーゴスラビアという、
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

1.4

色々書こうと思ったが結局『コメディ映画なのに、ネタが全部滑ってるとしか思えなかった。』という感想のみでこの映画のレビューはもういいかもしれない。

ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

2.8

アリアスターの映画って、彼が映画好きなのは分かるんだけども、浅いそれっぽい映画だなぁと思う。

数に溺れて(1988年製作の映画)

4.1

ポップで、皮肉で、童心で、狂気の作品。

子供心が全体に漂うようなコミカルでノリの良いテンポを感じるが、男と女の『所詮はこんなもの』といったリアルな骨組みが、より各シーンの悲惨さをシニカルに描く、残酷
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ZOO(1985年製作の映画)

4.1

開始早々から映像のかっこよさと切れ味で圧倒するにもほどがある。

こんなラストはピーターグリーナウェイは本当に意地悪な人だと思った。

英国式庭園殺人事件(1982年製作の映画)

4.2

皮肉風刺大好きマンなので、タイトル通りイギリスらしいこの作品はドストライクでした😆

パンフレット内の監督の言葉では、「白い服に身を包む貴族のなかで、ネヴィルは黒。貴族達が黒に身を包むと彼は白を着てい
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ペトラ・フォン・カントの苦い涙(1972年製作の映画)

5.0

マリアブラウンの結婚に引き続き、ファスベンダー作品の鑑賞。

部屋の中のみでしか映像は展開しないのに、うっとりとした、舐め回すようなカメラワークが演出する空気感に終始官能させられて、さすがはこの監督だ
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マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

5.0

これが1978年の映画だなんて信じられない!
ファスベンダーの思想は世界には早すぎたのではないだろうか。

オープニングのパンチに見事に慄いてしまった。言葉もない。素晴らしい。

ラストのサッカー中継
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

1.3

白黒からカラーになった意味が本当に無い。
ヌードシーンなんて「ただ身体張りました。」としか思えないし、ベラが生前の夫についていく思想の意味も理解できない。
全体通して今っぽいことやってみたかった浅はか
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

5.0

ウェスアンダーソン映画に『オシャレ映画』などという軽率で浅はかな称号をつけたのは一体誰なんだ!
つい気を抜いて軽い気持ちで観てしまったので、こんなに感動させられてしまった!


作中にある言葉を拝借し
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

4.7

今までのノエのやってきた挑発的な表現が、全てこの作品に昇華されている。

オープニングの美しさがあまりにも切ない、完全不可抗力の絶望を際立たせていると思える。
画面分割が始まるところは胸がつまる思いだ
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

5.0

“愛を探す” “女性性を受け入れる”

この映画は常にこの2つのテーマなのではないかと思う。

主人公アレクシアは男も女も愛さない、冷酷に人を殺せる。だからこそ金属で出来上がった車と性交渉でオーガズ
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