深夜アニメからきますたさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

深夜アニメからきますた

深夜アニメからきますた

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8 1/2(1963年製作の映画)

2.0

人物が横移動している時と、鉄骨の建物の照明は面白いと思った。
けどそれ以外は何も感じるものが無く、退屈で仕方なかった。
肥満おばさんのこれ見よがしさもつまらんなぁ。

ヒア アフター(2010年製作の映画)

3.0

顔面を半分ほど潰すほどの強い陰影の付け方や、兄弟のベッドを仰々しく俯瞰で撮ったショットが印象的だった。
室内を移動した時の画面の繋ぎ方といった何気ない部分にも趣きがあった。

けれども終盤以外は観てい
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L.A.スクワッド(2020年製作の映画)

2.5

ソフトフォーカスと上半身が中心という緩そうな撮影なのに、ギャングとドラッグ抗争という深刻な題材のせいか、緩慢なパターン撮影だと気づいたのは後半になってからだった。

中盤から出てきた敵ボス側近の豊満女
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アンナ・カレーニナ(2012年製作の映画)

2.5

収まりの悪い画面ばかりだなぁと思ったら、ド終盤になってようやくこの映画の画面比率が随分と横長なのに気づいた。
舞台演劇を模したシーンの時だけキマってるなと感じたのは、画面比率との相性だったのかな。

王将(1962年製作の映画)

2.0

木製の美術品がプラスチックのようにツルツルしていてどうもなぁ…。
あと、無風状態のシーンばかりだったせいなのか、空気がまるで存在しない世界に見えた。

シークレット・ザット・キル 殺人犯の魔の手(2020年製作の映画)

1.5

小物の美術が少ない背景と、ソフトフォーカスと切り返しを中心としたシンプルな画面構成がテレビドラマのようだった。
役者の顔かストーリーに楽しんでね、という作品なんだろうけど、ヒロインのゲジゲジ眉毛には終
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.0

冒頭で爺さんが坂道を散歩している画面でただならぬ物を感じた。
食卓と台所周りの背景美術に生々しさがあって良かったなと。
感傷的になりすぎる前にサッと次の展開に進んでいく温度管理もいいね。

映画を軽く
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Pearl パール(2022年製作の映画)

2.5

暴力シーンは足枷が一つずつ壊れていく感じがあって中盤まで面白かったんだけど、それ以降はネタが説明的すぎるし、顔芸がつまらなかった。

後半に一回だけあった長回しに呆れたので、この監督の作品はもう二度と
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プロミスト・ランド(2012年製作の映画)

4.0

ラストシーンのマット・デイモンが鼻を膨らませて異性の家へ上がり込んでいったのが、生真面目なサラリーマンが俗に落ちていく表現として面白かった。

夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.0

場所ごとに色や光が大きく異なり、その多様性から幅広い印象を受けました。
キャラクターが何を見つめているのかは理解できるけど、見つめている対象を完全に画面内に収めていない場面が多く、それが次のシーンへの
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サンドラの週末(2014年製作の映画)

3.5

役者全員の表情が複雑というか曖昧で、何かが起きそうな予感に溢れていた。
この映画の光源は、自然光のように見えたけど、それにしては見栄えがする光だったので、おそらく演出によるものなのだろう。
どのように
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

2.5

弁当屋の店員のおばさんの顔を中々映さなかったり、コインロッカーに金を入れる所はフレームから外していたりと、見せるもの見せない物の選別にこの作品の魅力の一端があったかなと。

あと、ジャンプカットを迷い
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泳ぐひと(1968年製作の映画)

2.0

主人公が変人→奇人→病人へと明らかになっていくギアチェンジが慎ましくて良いのと、新しいプールを泳ぎ切るとワープしたかのように見える塩梅も良かったし、全裸?夫婦も少し面白かった。

ただ、役者全員の顔に
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機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-(1998年製作の映画)

2.5

細部の線、例えば服のシワや影の塗りから活力を感じた。
特に宇宙視点の時のメカが力強い。
けど動画は塗りや線ほどの鮮烈さは感じれなかったし、視点変更が幾ら何でも激しすぎて時間処理というか展開の面白味がな
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サボタージュ(2014年製作の映画)

3.0

作業を簡略化して見せるためのジャンプカットは大抵つまらないものだと思うけど、この映画の場合は何故か悪い気がしなかった。

野菊の墓(1981年製作の映画)

3.0

松田聖子という映画にとっての異物を楽しめという作品なり商品性なんだろうけど、
役者や演技うんぬんより、草の緑や田園や勾配と家具などの方が見応えがあったかな。

後半の足を止めて泣き腫らす展開は退屈だっ
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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

2.0

終末世界を思わせるような太陽光でした。

この映画の光は現実とは遠くかけ離れていて、光から時間帯を感じ取ることができない作りになっているのかなと。
さらに、黒色は潰れすぎていて、最初は自分のモニターが
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天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

1.5

1stショットの感想がそのままこの作品の感想となるとは…。仰々しい画面なだけで退屈な作品でした。

小便色が目立つ時間が長くて辛かった。
役者とカメラの距離やアングルのバリエーションが狭いってのも辛い
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サウスポー(2015年製作の映画)

3.5

上半身が主に映っていたけど、それにもかかわらず、似たような画面が続いているなぁ、という感覚には不思議となりませんでした。
この作品はヒューマンドラマなのに、主人公に対して同情を引き立てる見せ方ではなく
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

3.5

退廃した石造りの建物、謎めいた洞窟、地面から湧き上がる蒸気、光の反射、不自然な水。
これらが組み合って生み出されていた色彩は、異彩に富んでいて、その鮮烈さは未だ埃を被らず輝いて見えた。
しかしそれらの
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ガールズ&パンツァー 最終章 第3話(2021年製作の映画)

1.5

ガルパンってこんなんだっけ?
総集編を通り越して、切り抜き集かのような間は良い物だと思えないし、弾を何に向けて撃ったのか、どこから来た弾なのかも分からなかったし、どういう狙いでどこへ移動しているのかも
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フューリー(2014年製作の映画)

3.5

背景が良かった。
戦車内に密集した物とか動く人が多かったけど、見やすい背景になっていた。
ショッキングな出来事や物が現れても感傷的になって停滞せず、次へ次へと進んでいく流れも良いなと感じました。

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TAKESHIS’(2005年製作の映画)

2.0

役者の動作がつまらなかったし、人を瞬殺したいという監督のリアル願望臭いシーンが鼻についた。

怪物はささやく(2016年製作の映画)

1.5

CGだらけなので少年の顔ばかりしか撮れなかったという事なのか?
背景が黒で潰されていたり、ソフトフォーカスで撮られていたりのパターンが多いし、色がありふれたデジタル色でつまらない。
木の怪物も凄く退屈
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あなた、その川を渡らないで(2014年製作の映画)

2.5

1stショットを見た時、一体何が映っているのかすぐには把握できなかったけど、物珍しさと強さは感じる事ができた。
映画というより、大体がTV番組のドキュメンタリー的な画面だけど、85分間のうち、15回く
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街のあかり(2006年製作の映画)

4.5

とてもシンプルな画面なのに、何かそこいらのとは次元が違う映画だな感じた。
どういう仕組みなんだ?
レベルが高い画面を並べ立てたというだけの単純な事なのだろうか?

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.5

型にハメ込んだ動画というか、人間キャラの動きをデフォルメしない事を目標としているのだろうか。
手描きのアニメであっても、CGっぽく見えることが多くあった。色彩設定も伴って、それらのせいで作品自体が堅苦
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

4.0

動く人、オブジェクト、模様、それらが可能な限り少なくなる事を目標に作られたのだろうか。
あと起承転結が早くてあっさりしてる。誰かが泣き出したと思ったら、次の画面ではもう関係の無い物が映っている。

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彼岸花(1958年製作の映画)

4.0

お父さんが出席してくれる事を長女に伝えようとし、居間から二階の部屋へと移動する画面の一連が強烈だった。

誘拐の掟(2014年製作の映画)

2.5

低予算の邦画でよく見られる白飛び光線が2つ目のシーンで軽食店の窓の外から入ってきていて、安いモノ見せられてるなぁ…と一瞬思ったけど、意外な工夫があって少し驚いた。白飛び光線がそのままの強さで人物に当た>>続きを読む

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

4.0

おもしれー!というよりは、散歩シーンの画面に圧倒されて頭を垂れる思いで観ていました。
元兵士との会話シーンはフレーミングが特に面白かったのですが、それ以外の会話シーンは長回しが重くてツラさを感じました
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座頭市(2003年製作の映画)

3.5

浅野忠信の左右非対称の眼が怪しさと鋭さを兼ね備えていて、常に事件を予感させてくれた。
キメと能書きが短い反面、劇中芸?が多かったけど、芸の方ももっと短くした方が良かったんじゃないかな。
ケツ出して槍持
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エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)

3.0

正気かどうかの怪しさを出すためのモンタージュや時間処理は、序盤の方が匙加減が良かったなぁ。
中盤からは一夜が長くなってキーカラーの狭苦しさを感じた。
ヒロインの役者と、バックライトによって光った髪の毛
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ヴァンパイア/最期の聖戦(1998年製作の映画)

4.0

ラスボスが爆発し、体のパーツが吹き飛ぶ様を見て、プレステのバイオハザード1に登場するタイラントを思い出しました。

劇場版 Free!-the Final Stroke- 後編(2022年製作の映画)

1.5

キャラ線の力強さが見もの。
けどキャラとカメラの距離のパターンが少なくて、画面の変化に乏しい。
2,3分も観ればもう似たようなものと台詞しか出てこない感じ。

静止画として見るぶんには悪くはないと思う
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.5

ニコラス・ケイジという役者をいかに撮るかというテーマの作品なんだろうけど、それだけが魅力の作品に留まらず、意識朦朧としたシーンや青白い背景色もまた印象的で、多いはずの場面転換がごく自然だなと感じられた>>続きを読む