たっきゅんさんの映画レビュー・感想・評価

たっきゅん

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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.2

謎の男。ちょっと笑える。硬い金属音のギター。素晴らしい色使いのカット。特に鏡から振り返るとことラストの夕焼け。未熟な男女の愛。等身大。虚無と後悔。決意の種明かし。それまでの展開も、それぞれの感情が沁み>>続きを読む

バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.0

ビリーの人間性の魅せ方がいい。BGMがとても効果的。多視点のカット。画面分割。引き込む仕掛け。会話は会話でしっかり見応えがある。かなり奇妙な物語。奇妙だけど、ギリギリあり得そうな気にさせてくるリアルさ>>続きを読む

アニー・ホール(1977年製作の映画)

4.3

刺さる。笑顔になる。苦しくてたまらない。テンポ、長回し、2分割、心の声、余韻。

レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.6

自伝的映画。狂ってる。愚かで醜く短絡的。でもこういう面って、全くないわけじゃない。反省しながら生きていくしかないからな。倒れない、沈まなければまたやれるわけよ。デニーロの役作り。見た目の変化だけでも見>>続きを読む

HANA-BI(1997年製作の映画)

4.5

対比の多用。緊張、団欒、示唆的な絵画の3つのカットを交互に。すべてのカットにまったく無駄がなく、たけしの意図が見える。文句なしの傑作。

セロ彈きのゴーシュ(1982年製作の映画)

3.4

ファンタジー。自信をなくしたセロ弾きのゴーシュ。動物たちとのセッションで返り咲く。

ガンジー(1982年製作の映画)

4.1

本当はもっともっと、途方もなく長く辛い時間があったんだろう。ガンジーという奇跡。

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.6

愛せるバカ。バカな英雄。どんなにバカでも不当な扱いは受けてはならない。ただ、リチャードジュエル自身が場合によっては権力が人権を制限してもよいと考えているところがミソ。これ冤罪だから許せないって短絡的に>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.1

ファンタジーな絵。映像の効果、おもろしろい。白夜。美しさが強調されるが、どうしても感情的に気持ち悪い。選ばれたものだけに得られる共感。本質的にまやかし。共感を強調して、村の排他性を描く欺瞞。映像も音楽>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.8

正直ちょっともったいない。柳楽優弥と原作がよすぎるからズルい感じある。明示的すぎるカットが多いから冷める。失礼だけど、劇団ひとりはこのくらいが限界なのかもしれない。まあ、柳楽優弥と原作とたけしの歌の力>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.1

アンビバレント。人間愛。革新的で回帰的。グレー。スーツなのに裸足。最高のライブ。

心と体と(2017年製作の映画)

3.5

新しい形の恋愛もの。久々に映画観たら、痛々しいのに弱いとこが強化されてた。成長の物語。応援できる。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.5

スラムダンクがとんでもない名作なので、そりゃ良い。実写に近い迫力と臨場感。風景がすごい。進化してまんなアニメ。

ランボー(1982年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ハチャメチャなゲリラ戦から、ラストは陳腐に終わらずに帰還兵のPTSDの問題。

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.5

登場人物をどれだけ知っているかという、教養が必要な作品。

音楽(2019年製作の映画)

3.8

初期衝動。奇妙なおもしろさと共に、なんだかアツいものがジワジワこみあげてくる。表現や音楽の衝動を、うまく抽出した作品。ほとんどの人はバンドなんて組まないし、ほとんどの人が自分の作品をこの世に残さない。>>続きを読む

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