宇多さんの映画レビュー・感想・評価

宇多

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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

2.3

好きな人はとことん好きなんだろうけどオチがほぼPERFECT BLUEなんだよね。

浮雲(1955年製作の映画)

4.8

ゆき子の発するセリフが全て身につまされるもんだから二度目が観られない

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.3

初期大島渚ファンからすれば金かかってる割に主題やら何やら訳の分からん話だなあ、と初めて観た時は思ったのだけど、2回目に観たときは意外とグッと来た。
贔屓目に見ても脚本が結構粗く、いわゆる雰囲気映画だと
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地獄門(1953年製作の映画)

1.4

流石の美麗な画面だけど話は一体これでいいのか、と何度観ても思う。京マチ子の魅力を引き出せてなさすぎ。

赫い髪の女(1979年製作の映画)

3.7

ロマンポルノを初めて観たけど予想以上にずっと性行為だった。この時代に生理休暇ってあったのか?それともジョーク?

「勃っとるチンポコに分別があるか!」という台詞がやけに心に残った

東京物語(1953年製作の映画)

3.5

長い上に身につまされる話なので避けていたけど再見。香川京子の顔の真ん丸さが純粋な若者って感じで印象的だった。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

物食べるシーンがどれもサイコー ピザ折り曲げて齧りたい
イタリア系移民に対する扱いを知らなかったので警察に「半分ni××erだな」と言われたシーンは驚いた

鶴は翔んでゆく/戦争と貞操(1957年製作の映画)

4.5

木下惠介『陸軍』のラストシーンのようなとんでもないカメラワークが何回も出てきてたまげた
最後ベロニカが周りの幸せそうな人たちに花を配るシーンが妙に自己犠牲的でやっぱり東側の作品だなあと思う

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

5.0

目黒シネマにて再鑑賞

今敏はこれがダントツ好き。というか日本のアニメ映画で一番好きかもしれない。
そもそもホラーとしての完成度が極めて高いし、なおかつ夢と現実の混濁した演出もキレッキレで、何回見ても
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千年女優(2001年製作の映画)

1.3

目黒シネマにて
今敏はパーフェクトブルーでガツンと衝撃を受けたんだけど、これは思ったより刺さらなかった。かつての日本映画を題材にしてるのに、悪い意味で演出のアニメ臭さが目立ってしまってるせいか、そこの
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炎上(1958年製作の映画)

2.3

あの三島のネチネチネットリ金閣寺が普通のサスペンス映画になっててある意味ではようやった感。ラスト変わってたのはかなり解せないけど。
炎上シーンの破滅的なモノクロ映像美、雷蔵と仲代の二大スターと大映常連
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無法松の一生(1958年製作の映画)

5.0

大傑作。後半ずっと泣きっぱなし。何度でも観たい。

喜劇 女は男のふるさとヨ(1971年製作の映画)

4.2

森繁がちゃんと助平親父で安心感すら覚える

『生きてるうちが花なのよ〜』や本作を観るとやっぱ千恵子より美津子派になっちゃうね
喜劇と銘打たれてるだけあって『生きてるうちが〜』ほどのヘビーさはない

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カルメン故郷に帰る(1951年製作の映画)

5.0

木下惠介お得意の上品なユーモアに溢れる一作。音楽の使い方も効いてる。
カルメンたちの無邪気な頑張りが最後まで空回りなのがちょっぴり悲しい

佐田啓二、笠智衆など男性陣もいいね

狂った果実(1956年製作の映画)

4.5

裕次郎滑舌悪すぎだろ!

裕次郎映画と見せかけて津川雅彦16歳の思春期の顔つきを存分に堪能できる一作
武満徹の音楽も良い

乳母車(1956年製作の映画)

1.3

全体的にテンポ悪い 俳優陣(特に好青年役の裕次郎)は中々よかった

赤線地帯(1956年製作の映画)

4.4

無念の早逝だっただろうが、本作は溝口の遺作として完璧な気がするね
全てが元サヤかあるいは破綻かと思いきや、一枚上手のあややだけは脱出して、代わりに無垢な九州娘が赤線へ
ラストシーンでしず子の妙に大きな
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祇園囃子(1953年製作の映画)

5.0

2回目
若尾のあややがキュートすぎるけど木暮三千代も本当に綺麗だな。客を前に帯を解くシーンの悲壮感ったらない。

溝口が人生通して執心した、「女性性を売って生きざるを得ない人たちが置かれている現実の徹
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洲崎パラダイス 赤信号(1956年製作の映画)

5.0

2回目

観るたびにウワァ…❗️となってしまう、身につまされる男女の愛憎劇の大傑作。
「白黒の邦画を観たい」という友人がいたら真っ先にこれを勧める、テンポもいいし画も綺麗だしとにかく80分飽きずに観ら
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喜劇 いじわる大障害(1971年製作の映画)

3.7

結構好きなんだけどどこ見ても酷評が多い。たしかに喜劇映画として上出来とは言い難いけども。

全体的に軽薄なノリと見せかけて、コンサル・ビジネス医者・ウーマンリブ商売・不動産業・投資家などなどあらゆる虚
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愛と希望の街(1959年製作の映画)

4.2

松竹は何を思ってこのタイトルで公開したのか謎すぎる。実際愛も希望もへったくれもないのが強烈な皮肉でむしろ面白い、敢えて狙ったのだろうか
大島渚の初期衝動を感じる作品。女の論理vs男の論理という構造があ
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血煙高田の馬場(1937年製作の映画)

5.0

最高の映画 剣戟シーンがいくらなんでもかっこよすぎる

究極の娯楽作品ってこんなに楽しいんだなと気付かされた
わっしょいわっしょい言いながら観たい

流れる(1956年製作の映画)

2.1

初・成瀬巳喜男
キャストが豪華すぎて開始早々涙出てきた、けど、結構ダルかったな…という印象。原作を読んでからまた観たいところ

それはそうと絹代っていつまでも可憐だな!

【好きな台詞メモ】
「会わな
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ろくでなし(1960年製作の映画)

4.0

いわゆる松竹ヌーヴェルヴァーグだと『青春残酷物語』も観たことあるけどこっちの方が好き。
男と女それぞれの感情の機微が繊細に描かれていて、下手なラブロマンスものよりドキドキしてしまった。その分ラストは劇
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