村田さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

村田

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ロバと王女(1970年製作の映画)

3.5

🎞ロバの皮を纏って隠棲する王女との結婚
👍絵本が飛び出たようなファンタジー空間

レインマン(1988年製作の映画)

3.5

🎞サヴァンの兄貴に入る遺産を回収したい
👍豪華俳優タッグの名演と安定のスキーム
👎旅中イベントの弾数や深度が物足りない

サイコ2(1983年製作の映画)

3.5

🎞社会復帰中の殺人鬼を守れるのは私だけ
👍斬新な切り口によって変奏されるサイコ

ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.5

🎞あの聖女が起こした奇跡とやらが怪しい
👍単なる知略下克上モノに収まらない展開
👎屋外パートのややキッチュな作りもの感

若者のすべて(1960年製作の映画)

4.5

🎞南部出身の一家が都会に出て起きた悲劇
👍ミラノの実景が見事に機能するエピック

イノセント(1975年製作の映画)

3.5

🎞自分は散々遊んどいて妻の不倫にキレる
👍貴族然とした絢爛豪華な衣装や室内装飾

アモーレ(1948年製作の映画)

3.5

🎞好きピと電話する女と孤独な家無し妊婦
👍信仰の寓意を際立てる荘厳な近世的景観

アモーレス・ペロス(1999年製作の映画)

4.0

🎞犬が仲立ち役となる惨めな愛の因果応報
👍血と暴力がアクセントとなる愛憎の群像
👎第一部をピークとする二部三部の失速感

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

3.5

🎞チンピラ四人組がラッキーで危機を回避
👍入り組んだ脚本を平易にするキャラ立ち

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.0

🎞殉死警官と爆弾魔の因縁に名探偵が介入
👍麻酔打たれすぎて耐性ついてんのオモロ

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.5

🎞ずっと近くにいた親友が遠くへと離れた
👍ガラス細工のように繊細で美しい主人公

ナイン・マンス(1976年製作の映画)

4.0

🎞自立した女性が許せないガキみたいな男
👍色んな意味で度肝を抜かれる出産シーン

呼吸 友情と破壊(2014年製作の映画)

4.0

🎞秘密に踏み込み過ぎて友情が憎悪へ反転
👍感情移入待ったなしのエグい精神的苦痛

マシニスト(2004年製作の映画)

3.0

🎞不眠症の機械工が勝手に追い詰められる
👍これ以上痩せたら死ぬほど壮絶な体作り
👎ピンからキリまで狂人の主観でしかない

冬の旅(1985年製作の映画)

4.0

🎞楽したいがための気侭な放浪生活の帰結
👍自己責任論の内面化を自覚させる辛辣さ

アメリカン・ストーリーズ/食事・家族・哲学(1988年製作の映画)

3.0

🎞NYのユダヤ系移民たちによる自分語り
👍重かったり重くなかったりする身の上話

一晩中(1982年製作の映画)

3.5

🎞眠れないカップルたちが夏の夜を過ごす
👍夜半の暗がりを彩る豊潤で美しいトーン

故郷の便り/家からの手紙(1977年製作の映画)

3.5

🎞NY来たけど全然帰れんでごめん母さん
👍大都会の寄る辺なさを抉る透徹した趣旨

東から(1993年製作の映画)

3.5

🎞旧共産主義国にて暮らす人々の日常風景
👍人の気配を遠目に感じる郊外特有の空気
👎またドリーかよとうんざりしなくもない

バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.0

🎞前科持ちに拉致られ妻のフリさせられた
👍対称性を重視する洒落きった構図センス
👎いくら何でもエンドカットが野暮すぎる

天使の影(1976年製作の映画)

3.5

🎞街娼がユダヤ人富豪から目をかけられた
👍デカダンな映像美とドレフュスの存在感
👎観念的かつ演劇的なセリフ運びと猫の死

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.5

🎞ロンドンパブで籠城しゾンビから逃れる
👍馬鹿馬鹿しく軽快なブリテン流コメディ

ビー・ジーズ 栄光の軌跡(2020年製作の映画)

3.0

🎞兄弟ボーカルグループが次々名曲を産む
👍聞き覚えがありすぎる多重ファルセット
👎生真面目で羅列的なドキュメントの構成