LilyKさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

幸せのポートレート(2005年製作の映画)

3.5

クリスマスのファミリー群像コメディ。ロマコメが得意な俳優陣が多数出演しているため期待していたものの、残念ながら勿体無いな、という印象。
群像劇ながらも一応ヒロインなはずのサラ・ジェシカ・パーカーのキャ
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ロザライン(2022年製作の映画)

4.0

あの『ロミオとジュリエット』の冒頭でロミオが恋していたロザラインを主人公にした物語。
ロザラインのことはずっと気になっていたので、どのような形でも彼女を主人公にした作品が作られたのはとても嬉しい。
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カルマと言わないで!(2022年製作の映画)

2.8

妹の影に隠れてしまい、まるでカルマのように不幸に見舞われ続ける姉のお話、だと思うのだけれども、まったくそうは思えない少し不思議なお話。
確かに幼少期の思い込みというか、その人にとっては呪いのようにつき
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All Too Well: The Short Film(原題)(2021年製作の映画)

4.7

テイラー・スウィフトの紡ぐ世界がついに彼女自身の手によって短編映画として描かれる。ファンも、ファンでない人も至福のひとときを過ごせるはず。
テイラーの楽曲のすごいところは誰もが共感できる場面や感情を丁
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2つの人生が教えてくれること(2022年製作の映画)

4.2

あの時、もしも妊娠していたら、していなかったらの2つのストーリーを交互に描くというなかなかに斬新な構成でとても興味深かった。
どちらがどちらのストーリーか、最初は場面転換に追い付けなくなるかと思ったけ
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.2

パラサイトのポン・ジュノ監督とソン・ガンホ氏の共演作。設定は非常に興味深かったけれども、私向きではなかった…。
しばしば称賛される両氏のタッグ作に興味があったので、おなじみのキャストが多くドラマ化もさ
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ビフォア・アイ・フォール(2017年製作の映画)

3.8

ヒロインがゆっくりと、自分の死んだ日を何度もリープする物語。
リープものではよくあることだけれども、小さなきっかけ、ほんの些細なことや決断で人生は変わるということを実感する。
何度も自分の死を繰り返す
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モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

4.0

若い女の子達が差別に立ち向かう青春物語。
この映画で思い出したのはナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンの2人がいかにして異性からの視線に対処したかのエピソード。褒めているようでも、それが侮辱
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サブリナ(1995年製作の映画)

3.8

オードリー・ヘップバーンの名作『麗しのサブリナ』のリメイク版。昔に鑑賞済みだったにも関わらず忘れていたので再鑑賞。
分かりやすいシンデレラ・ストーリーではあるものの、時代なりにヒロインであるサブリナの
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.0

ずっと観たかったミュージカル作品を配信で。本当は劇場で観たかったのだけれども、映画館でじっと黙って見られる自信がなく…(笑)。
ラテン系のとてもノリが良いミュージカル作品。ハミルトンの原型というか、非
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出会いと別れと、その間のすべて(2022年製作の映画)

3.3

分かれることを前提とした交際、という今まであるような無いような設定の青春もの。
同じ結末を迎えたとしても、もう少し途中の展開を変えられなかったかなぁ、と思ってしまった。素直になれない恋愛、がひとつのテ
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マーベル・ワンショット:アイテム47(2012年製作の映画)

3.6

些細なように見えて、このプロットがもっと大がかりになってMCUヴィラン誕生のきっかけとして採用されていたりするのだから、侮れない。ワンショットは本当に全て優秀作です。

マーベル・ワンショット:ハンマー墜落現場へ向かう途中での出来事(2011年製作の映画)

4.3

エージェント・オブ・シールド好きにとっては我らがコールソンの大活躍作品。これがドラマのきっかけになった部分も大きいわけで、こういう細かい小ネタで力を発揮できるクリエイターを本当に大切にして欲しい。

マーベル・ワンショット:相談役(2011年製作の映画)

3.8

エージェント・オブ・シールド好きにはたまらない、コールソンとシットウェルの物語。このワンショットシリーズ、本当に優秀なのになぜか扱いが地味…。

マーベル・ワンショット:王は俺だ(2014年製作の映画)

3.8

アイアンマン3とシャンチーを繋ぐ物語。これを観ないとシャンチーにうまく繋がらないと思えるほど大事な作品だと思うけれども、製作は少し昔で、この頃からちゃんとシャンチーの構想はあったんだろうなと思うとさす>>続きを読む

マーベル・ワンショット:”チーム・ソー”のその後(2018年製作の映画)

3.8

ソーは登場しませんが、私の中では大人気のソー短編シリーズ第3段。気の毒なはずなのに気の毒に思えないのはなぜだろう…。

マーベル・ワンショット:帰ってきた”チーム・ソー”(2017年製作の映画)

4.0

相変わらずのソーの短編シリーズ第2段。本当に、ソーってこれぐらいがちょうど良いのではないかと思う、程よさ。

マーベル・ワンショット:”チーム・ソー”結成(2016年製作の映画)

4.2

マイティ・ソーの良いノリの部分だけを切り出した短編シリーズ一作目。おそらくシリーズ化するつもりはなかったのだろうけれども、好きです。ソーはこれぐらいの感じが良いと個人的には。

恋人はゴースト(2005年製作の映画)

3.8

ハンナ・モンタナでも言及された王道ロマコメな一作。
幽体離脱というゴーストファンタジーな一面がありつつ、ヒロインの研修医としての描写はわりと丁寧だし、細かいところまできちんとしていたりするのに、犯罪じ
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透明な私の青春ダイアリー(2021年製作の映画)

3.5

ブラジルのカミングエイジ青春作品。
ヒロインのテテのキュートさに終始癒された一時間半。
文化の違いや翻訳の関係で少し分からない部分や唐突に感じる部分もあったけれども、全体的にはちょっと驚きの展開も捻
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13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ(2004年製作の映画)

4.0

王道ロマコメの有名作なのに未見だった一作。以後のさまざまなポップカルチャーでオマージュされているけれども、アリアナ・グランデのミュージック・ビデオが記憶に新しい人も多いのでは。
13歳の頃に魅力的だと
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アフター -壊れる絆-(2020年製作の映画)

3.4

アフターの続編。ロマンス小説の2作目にありがちな「主人公カップル成立後にヒロインに新たなロマンスな予感が」に少し捻りを加えた、のかな…?
相変わらずの物語より画、な調子を維持しつつ、ご都合主義的要素も
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アフター(2019年製作の映画)

3.5

ワンダイレクションのハリー・スタイルズとのロマンスの妄想小説を原作としたネット小説の映像化作品。
様々な都合でハリーがハーディンへと変わったわけだけれども、やはりところどころにハリー・スタイルズのパブ
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愛は、365の日々で(2020年製作の映画)

3.1

物語ではなく画で魅せるタイプのスティーミーロマンス。世界的に話題だったので鑑賞してみたものの、私にはあまり合わなかったかなぁ…。最近、英語圏のFanfictionや投稿系の小説でマフィアもののロマンス>>続きを読む

ハッピー・アニバーサリー(2018年製作の映画)

3.4

絶妙にこじんまりとしていて、絶妙に起伏があって、絶妙に感情的で絶妙にリアル。
アニバーサリーという節目を舞台にしやがらも、あくまでも日常を切り取ったような物語は本当に絶妙で、人生とはこのような出来事の
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パープル・ハート(2022年製作の映画)

4.2

ロマンスドラマに一番大切な主人公カップルのケミストリーをまさに詰め込んだような一作。とにかく、画が、素晴らしい。ソフィアとニコラスの化学反応は本人たちが自覚しているだけあって、この作品を何倍も魅力的に>>続きを読む

サイレント・ナイト(2021年製作の映画)

3.7

試写会ありがとうございました。
「クリスマスといえばゴーストストーリー」の英国の伝統に一捻りを加えた一作で、多くの社会問題について考えさせられる要素が含まれており、長くはない時間に様々なテーマが詰め込
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グレイマン(2022年製作の映画)

3.7

画面の派手さは際立っていたものの、ウィンターソルジャーなど過去作に引っ張られてしまった感が否めない一作。それとも、これがルッソ兄弟の手法?
製作発表時、Netflix史上最高額の予算が投じられると報じ
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ベスト・フレンズ・ウェディング(1997年製作の映画)

3.8

ヒロインがここまで悪役になれるロマコメ、少し珍しいのでは?王道パターンだと、キムにすごく問題があったり、マイケルがもっと悪いやつだったりもするけれど、ヒロインを悪くすることで、ある種の悪役を作らない作>>続きを読む

忘れられない愛の歌(2021年製作の映画)

3.8

自分を見つめ直して、大切にしたくなる一作。
最近、第四の壁を突破してくる系の作品、多いなぁと思いながらも、自分自身と向き合う、という物語にはピッタリな手法なのかもしれないとま思うこの頃。もう少しタイト
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名前も知らない君へ(2021年製作の映画)

3.5

現代版書簡体風を持ち込んだ、王道の青春物語。
正体のわからない相手に文章で自分の気持ちを伝える、というトロープは昔からあるけれども、大好物です。最近は、手紙が減った分、テキストメッセージでネット上の誰
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アリ・ウォンの人妻って大変!(2018年製作の映画)

4.3

パワー全開のアリ・ウォン節フルスロットル。この人のパワフルさは本当にすごい。
またも妊娠中のアリだけれども、前回はなかった子育てネタという新たな武器を手に入れて、前回よりもパワーアップ。本当に、笑いま
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アリ・ウォンのオメデタ人生?!(2016年製作の映画)

4.1

下品でくだらない話をしているはずなのに、なぜだか不快にならずに笑えてしまうのは、やはり彼女の才能だろうか。
アジア系の女性でスタンドアップコメディアンという括りだとトップの位置にいるのでは、と思われる
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いつだって友達止まり(2021年製作の映画)

3.4

フランス発の高嶺の花的なロマコメ。
いつだって気のある相手とは友達で終わってしまう、と悩んでいるけれども、むしろそんなに友達としてでもこんなに大切にされて良い関係を築けるのはすごいと思う。そこからも、
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INTERCEPTOR/インターセプター(2022年製作の映画)

3.5

とにかく主人公のコリンズ大尉が強くてカッコいい。
エルサ・パタキーは素敵だな、と、ずっと思っていたのになかなか作品を見る機会はなく…。ようやく本作でじっくりと堪能できました。とにかく強かった。
物語と
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.8

脚本も勿論、良かったけれども、作品賞でももっと評価されて欲しかった!
スリリングで毒々しい要素がありつつ、キュートでビビッド、画面の隅々までこだわり抜かれた画にピッタリの音楽。脚本意外にも素晴らしい点
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