LilyKさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

説得(2022年製作の映画)

3.4

ジェーン・オースティン風の作品、だけれども、私の知っているPersuasionではなかったかな…。
数年おきにやってくるAustenの波。2020年前後、特にコロナ禍ではコスチュームプレイが復権し、E
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マーベル・ワンショット:エージェント・カーター(2013年製作の映画)

4.1

これぞ、エージェント・ペギー・カーター。Infinity Saga の彼女も素敵だけれどもどうにも「ヒロイン」というかヒーローのサイドキックからは抜け出しきれない印象があり、本作やエージェント・カータ>>続きを読む

シニアイヤー(2022年製作の映画)

4.1

待ってました、レベル・ウィルソン復活作品。そりゃあ突っ込みどころはたくさんあるけれど、それも全部引っくるめて楽しくて明るい気持ちになれる作品。
ギリギリ、ミレニアル世代の私からするとステファニーの部屋
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ファイブ・フィート・アパート(2019年製作の映画)

4.3

切なくも心に響く青春映画。ただ涙を誘う作品、という訳ではなくて、笑わせるところは笑わせて、勇気や希望を与えてくれるところは力強い。
心の距離は縮められても肉体的な距離を縮められない、そんな2人の微妙な
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.0

ゲームのキャラクターが想定外の挙動を見せる、という点では『シュガーラッシュ』に近いかなぁ、と思いつつもライアン・レイノルズらしいコメディセンスが炸裂の一作。何も構えずに、とりあえず見たらとりあえずずっ>>続きを読む

テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.5

もっと爆笑コメディというか、セルバンテスらしいカオスな作品を期待していたものの…少し、肩透かし感が…。思ったよりもグロテスクなシーンもあって、寝る前に見始めたことを少し後悔…。
本作はドンキホーテの映
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ブレス しあわせの呼吸(2017年製作の映画)

4.1

実話がベースの感動と驚きの作品。
ものすごい苦難のなか、多くの障害を乗り越えてあれだけの人生を生き抜く夫婦の様は本当に素敵だし、驚きでたくさん。周囲の人の支えがあったのは勿論だけれども、思い付きや小さ
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

想像以上に「ワンダ」フルな作品。ワンダファンとしてはスカーレットウィッチの活躍があれほどまでに描かれていたのはとても嬉しかったけれども…ストレンジ先生の存在感が…。そしてスカーレットウィッチの活躍ぶり>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.0

現代に蘇った、より「正しい」ウエストサイドストーリー。発音も肌の色も、これが本当のウエストサイドストーリーだったのだ、と感じ、スピルバーグ監督のこだわりに心から拍手を贈りたい。オリジナル版、舞台版、そ>>続きを読む

さらば!2020年(2020年製作の映画)

4.0

これでもか、というほどに詰め込まれた怒濤のブラックジョークの数々に、深夜にもかかわらず涙を流しながら笑ってしまった。
ある種くだらない内容なのに、キャスティングは無駄に豪華なのでビッグネームの確かな演
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ウィークエンド・アウェイ(2022年製作の映画)

3.5

ものすごい練られた作品というわけでも、先が全く見えない問いわけでもないのになんだかんだ目が離せず、最後までハラハラしながら一気に観られる作品。
怪しい人が次から次に出てきて、ビックリするぐらいに様々な
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スルー・マイ・ウィンドウ(2022年製作の映画)

3.7

スペイン発のWattpad系作品。EliteやKissing Booth、Afterなどが好きな人にははまるはず。
スペイン語の作品をこれまであまり見ていなかったものの、Netflixであらすじなどを
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ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト/ゴーストたちの恋愛指南!(2009年製作の映画)

4.0

ずっと観たかった王道ラブコメの一つ。やっと観られる手段を見つけられて、良かった。
王道というか、物語は非常に分かりやすい。けれども、主演がマシュー・マコノヒーとジェニファー・ガーナーという演技派だから
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ザ・バブル(2022年製作の映画)

3.0

いやあ、本当にくっだらない作品で、いっそ清々しい。コロナ禍だからこそ観ていて笑えるというか、バブル、というよりもロックダウン、自主隔離、ってやっぱり大変な人には大変なのよね。
キャスティングも割と好み
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名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

3.5

コナンくんがどこに向かっているのか、私はだんだん軌道が追えなくなってきたよ…。
赤井ファミリーが集結するというキャッチコピーだったのでかなり注目していた本作。しっかり予習も済ませて楽しみにしていたので
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恋のプラン(2018年製作の映画)

2.9

エリートにはまりすぎて、ついにスペイン語の映画を観るほどになりました。
ヒロインはかわいいし、初のメキシコ映画ということで物語にどう入っていけるかな、と不安な部分もあったものの、案外すんなり没入できた
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

物語の中と同様に作品自体の雲行きもあやしくなってきた印象…。ウィザーディングワールド作品にこの点数は付けたくなかったけれども…。
ハリポタ研究をしている者として勿論、劇場に公開当日鑑賞に行きましたが…
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おとぎ話を忘れたくて(2018年製作の映画)

4.2

アフリカ系の方々の文化について、また一つ大きな学びを得ることが出来た。
アフリカ系の人々を悩ませている髪の毛にまつわる問題は前から認識していて、前から本作が気になっていたものの今まで鑑賞できておらず。
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ジュディーを探して(2017年製作の映画)

3.0

キャストが悪いわけではないんだけれども…うーん…。
アメリカのテレビ番組に不可欠な存在である「拍手をする人」に着目した点は非常に興味深かった。が、邦題がやはり合っていない。主人公を紹介するわけでもなく
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ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

3.3

予想外に、Unreliable Narratorがテーマの作品だった。
ドラマティックで過酷な運命について描かれた作品だけれども、家族愛や人間関係について丁寧に描かれた作品を期待していたので、個人的に
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ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(2021年製作の映画)

4.3

うん、長い。暗いトーンのまま、途中、この映画は永遠と続くのでは無いかと感じるほどに長い。それこそがザック・スナイダー。これこそがジャスティス・リーグ。もともとは前後編の構想だったと言うから、この長さが>>続きを読む

トム・ジョーンズの華麗な冒険(1963年製作の映画)

4.6

この混沌こそまさにTom Jones、と思わせる一作。
あの電話帳サイズの小説をどうやって映画の尺内に収めたのか?とか、え、これがオスカーの作品賞を受賞しているの?とか、そのわりにこの映画を鑑賞する方
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恋するレシピ 〜理想のオトコの作り方〜(2006年製作の映画)

3.0

レコメンドに表示されたので鑑賞、したけれども想像した以上に面白くなかった…。ロマコメが上手な役者さんが揃っているのに、なぜ?が観ていて止まらなかった。正直、最後まで見切るのが少ししんどかった…。テーマ>>続きを読む

ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

4.8

「エモい」という言葉はまさにこの瞬間のためにある、と思うほどにエモーショナルになってしまう時間。
正直なところ、制作側からはあまり愛を感じない場面というか、リスペクトを欠いているように感じる部分もある
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セレステ∞ジェシー(2012年製作の映画)

4.0

切なくてほろ苦い、静かに進む「終わり」を描いたラブストーリー。
日本とアメリカは離婚や別離の考え方が少し違うので、そこに違和感を覚えている人も多いかも。性別によっても、年齢によっても見方が変わる作品だ
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マイ・ビッグ・ファット・ウェディング(2002年製作の映画)

4.2

ロマコメジャンルで検索するとよく出てくる作品の一つだけれども、実はそこまで期待していなかった…ものの、すごく良かった。
ギリシャ文化は馴染みのない部分もあるのと、ここまでアメリカとは違う文化だとは想像
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プリンセス・ブライド・ストーリー(1987年製作の映画)

3.2

うーん、ロマンス要素のあるファンタジックコメディ?ロマンスもファンタジーもコメディも大好きなはずなのに、なぜかはまらなかった。
人気のある作品で、レコメンドにもよく表示されるわりには視聴できる方法が限
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ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

3.9

とにかくオークワフィナがオークワフィナ。ムーラン以降二人目のアジア系ディズニープリンセス、というかヒロインの誕生に心が躍る。
アジアンテイストなロケーションや伝説、悲劇的なストーリーテリングの中にキュ
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EMMA エマ(2020年製作の映画)

4.3

何度読んでも、実写版をいくつ観ても、やっぱりエマって本当にウザいしムカつく。それがエマ。それが良い。アニャの演じるエマだとチャーミングになりすぎてしまうのでは、と少し心配していたけれども、ちゃんとウザ>>続きを読む

355(2022年製作の映画)

4.5

ずっと期待していた、女性スパイアクション。キャストが好みすぎるのとコンセプトもツボだったので、よっぽどのことがなければ低評価にはならない、ぐらいの期待感で鑑賞。とくに裏切られることもなく、大満足。
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トールガール 2(2022年製作の映画)

3.5

まさかの続編に驚きながらも、前作が面白かったので楽しみに視聴。続編はなくても良かったかなぁ、とは思うけれども、コンプレックスを乗り越えたヒロインが今度は自分の中の悪魔と闘い、強くなっていく様を見られる>>続きを読む

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

4.0

気軽に見られるど派手なアクション大作。折角のNetflix映画だが、大画面の映画館で観た方が迫力もあり、適していたのかなぁ・・・。ワンダーウーマンとグリーンランタン、ブラックアダムがそろい踏み、という>>続きを読む

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.1

トムホの言う通り、ベネディクト・カンバーバッチをちょっと嫌いになる作品。あのザ・英国人なカンバーバッチがアメリカのカウボーイ役なんて、と思っていたけれども、これはこれであり。アクセントや身のこなしなど>>続きを読む

パリピ的アフターライフの始め方(2021年製作の映画)

3.8

衝撃的な始まり、の割には案外ホロッとくるような物語、なのに最後の展開もなかなか衝撃。ありえない!と突っ込みたくなる部分も満載だけれども、家族や友人、そして命を大切にしようと思える一作。
日本人だからと
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ロイヤル・トリートメント(2022年製作の映画)

3.8

気軽に見られる王道ロマコメ。
オースティン&アリーの頃から応援しているローラ・マラノがお仕事系かつロイヤル系ロマコメのヒロインになったのはとても嬉しいけれども、時の流れも同時に感じた。相手役はアラジン
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愛しい人から最後の手紙(2021年製作の映画)

4.0

繊細な演技で実写化された、心動かされるロマンス作品。もともとキャストが私の好みな上にジョジョ・モイーズ原作の映画化ということでとても期待そして注目していた作品。物語の根幹であるロマンスは純愛でありつつ>>続きを読む