じらふさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ミスター・ノーバディーの派手な復讐劇とは違い、本来の暗殺者らしい静かな、淡々とした復讐劇。
ただ、その割にみんな片付けてまた優雅な日常に戻りました、ってオチがあんまり好みではなかった。

ミックスド・バイ・エリー 俺たちの音楽帝国(2023年製作の映画)

3.7

海賊版っていう言葉、エンリケから来ているのかな?
アメリカを舞台としたものでこういう映画はよく見ていたように思うけど、イタリアでこういうのは初めて見た気がする。

DJという仕事がなんであるのか?創作
>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.8

内容自体は新しいとは感じなかったけど、Wフラッシュの演出がイケイケだった。

ビート -心を解き放て-(2019年製作の映画)

3.2

音楽はめっちゃ良い!
ただ話がふわっとしてるんだよな。克服できたきっかけもあんまりピンと来なかったし。作曲中の脳内イメージの表現、後半にも欲しかったな。

バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

3.7

好み分かれそうだけど、クソめんどくさい奴らがややこしいことしてるなって、CIAトップの立場で俯瞰して見れれば面白いと思う。そういう「めんどくせえやつ!」っていうのがすごく伝わってきて良かったです。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.4

世界観が斬新で面白かったんだけど、壮大な世界観の割にストーリーが淡白に感じてしまった。自分が親の立場じゃないからかもしれないけど、もっと各々の次元の主人公にも感情移入できたら良かったな。


むしろ家
>>続きを読む

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

4.4

カメラとビジュはめちゃめちゃカッコ良いんだよな。でもキャラはみんなポンコツで、笑いもめちゃくちゃシュールで、そのギャップがとても好きでした。

長くない映画なので、暇な日に定期的に見返しそうです。

怪物(2023年製作の映画)

5.0

一番最初はちょっとしたズレだったのかもしれないけど、何人ものズレが大きくなって子供にのしかかってくる。誰が間違ってるなんて話ではなく、とても複雑だということ。それがとても伝わってくる映画でした。

>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.6

ストーリーを楽しんだって言うより、アステロイドシティを楽しんで見てました。

表と裏舞台行き来することの意味とかあんまし分かんなかったけど、またみたいな

その日、カレーライスができるまで(2021年製作の映画)

3.3

少しでも勇気を出した人間が不幸になるストーリーなんていらないよな

来年の部屋にはラジカセを必ず置こう

ボーイズ’ン・ザ・フッド(1991年製作の映画)

4.5

黒人街で起きている理不尽と悲惨な現実が描かれた作品。

白人はほとんど出てはこないけど、その街に閉じ込められて黒人同士で潰しあう箱に閉じ込められているよう。

最後のダウボーイの世界に届かない声が印象
>>続きを読む

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.9

あんまりディテクティブ系の話は見ないんだけど、結構クライム要素も強くて楽しめた。やっぱりロバート・デニーロは最高。

カットの間が気になったけど、全体的にかっこいい要素強めで好きでした。

ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.8

青春感強かったぶん亡霊っていうのがああいう形で回収されたのがショックでしたが、好きです。

バスティンが自分の正確に似ていてキュッとなる、、





あとあれ完全に進撃の巨人でしたよね?アルミンって
>>続きを読む

滝を見にいく(2014年製作の映画)

3.4

設定はだいたい少年少女の成長物語で使われそうだけど、おばちゃんが同じようなことたしかに起こりそうだな。内容はすごいシュールになるけど。

ただのおばちゃんだけど、ただのおばちゃんって見てるだけで面白い
>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.7

個人的にはタクシードライバーよりこっちの方が好みだな。
「視聴率至上主義が生んだ」とか書いてあったけど、普通に鼻からサイコで飲み込みが早かった。あと、一線を超えない感じがより不気味さと不条理を感じさせ
>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

設定自体に珍しさはないんだけど、セリフが少ない、映像が綺麗、ゆったりとした空気感、それが合わさって切なさが染み込んでくる。

フアンが死んだのも、レゲエぶちのめしたのも淡々と進んでいったな。

最後海
>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.4

あんまりミステリー映画を見てこなかったけど、こういう2転3転するのはすごい面白いな。時間軸の変化多かったけど気にならなかった。

にしても邦題の「囚われたベストセラー」ってとこが結果が分かるにつれ沁み
>>続きを読む

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.8

ワンカットの味がいいな。あとカットの間が独特。
現実の時間が流れているのを感じながら見れる映画というか、見ていて消費している時間が心地よかった。

エンディングがとてもいい。

スノーデン(2016年製作の映画)

5.0

ストーリーも映像表現も音楽もすごく良かった。
会議室で巨大スクリーンでビデオ会議するとことか特に好きだったな。

ハクソー・リッジでも思ったけど、貫かれた正義が通らないなら私たちは何を信じて生きていけ
>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.7

色々高校生の頃を思い出した。
誰も自主練付き合ってくれなくて、一人でサーブ打ちまくってたソフテニ時代。あれは結局、周りからの見た目を気にしてやってたのか、純にテニスが好きでやってたのか。今となっては思
>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

4.7

今年就活が終わって落ち着いたタイミングで初視聴。「すごく話題になった映画だったのに、なんで見てなかったんだろう」なんて思っていたが正解だった。就活直後に見ると刺さり方がすごい。抉られるようだった。>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.2

最初のモデルカップルがどんだけ関わってくるんだって思ってたけど、中盤から良い味出してきて良かった。

共産主義を罵りながら、資本主義の成功者たちがクソに塗れてパニックになっていくケイオス、音楽もロック
>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.4

元々あんまり見にいく気はなかったけど、話題になっていたので鑑賞。
入りで「ああ、このテンションでいくのか」と引かれた。全体的にはブラックに近いジョークが多くて、子供のためのバービーではなかったな。
>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.1

ギミキックが凝っててオシャレ。
エンディングも言葉にならない独特のものでカッコ良かった。

エドワード・ノートンがすごく好きになった。

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.1

男が寝る前に軽く映画みたいなと思った時にピッタリランキング1位。

男2人で、思うことはありつつも黙ってる時間が長いのがすごく分かるし、ただ黙っていても同じ時間を過ごすことで語っている感じがすごくリア
>>続きを読む

キネマの神様(2021年製作の映画)

3.5

ゴウさんほどでは無いけど、自分にとっても映画は特別だ

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.4

地球の生物である以上生殖は当たり前だと思っていたけど、それをメタ認知されているのがなんか面白かった。

アニメこそ抽象的で自由な場であると思うが、それをとても感じさせられた気がする。最後これが今の私た
>>続きを読む

蜩ノ記(2013年製作の映画)

3.5

死への恐怖の本質は、先が見えないことにあるのか、それともこれまで作ってきた自らの史への後悔にあるのか。

明日死ねる自分で今在ることが、大義に踏み込む力になるのでしょうか。

羅生門(1950年製作の映画)

3.6

よく「目がすごい」とか「眼力」っていうワードが使われるけど、この映画でわかった気がする。

話だけを聞くと、自分だったら恐ろしいとまでは思わないんだろうけど、人の業の深さを立てて語られる演技の凄さに引
>>続きを読む

ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

3.9

悟飯の魔貫光殺砲激アツ。

悟空やベジータにも見てもらいたかったな。

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.8

アニメ映画のストーリーが本編に繋がる系ってなんやかんや薄いの多いなって印象だったけど、これは満足。乙骨の強キャラ感後半すごかったです。

ずっと呪術廻戦止めてたから読み返そ

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.5

The 日本のSFアニメって感じ。アメリカだったらアニメでもっと善悪はっきり分かれるんだろうけど、そうはならない社会背景と人間関係が日本アニメっぽい。

ビジュもかっこいいし、はっきりしてて妙に頭に残
>>続きを読む

フィリップ、きみを愛してる!(2009年製作の映画)

3.4

ジム・キャリーがこの役をするの絶妙だったな。やってること行きすぎてて引くけど、すごいポップに仕上がってた。ゲイ系の映画って良くも悪くも完全ラブロマンスより、コメディ強めに仕上がってるもの多い気がする。>>続きを読む

世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ(2018年製作の映画)

3.5

「命を愛するための投資」
分かっているし、そんな人間になりたいと思いつつも、まだ私にはきない。それは強い自己愛からであり、与えられるものがないからでもある。資本主義の世界で与えられる者になるためにはや
>>続きを読む