でぃーらさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

でぃーら

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ビジョン(2015年製作の映画)

4.1

盛り上げ方が超気持ち良い。
文句なしの一本。
長さも全然感じない。

倒叙ミステリーとして見るなら、アリバイ崩しのハウダニットが主軸。
中盤の大ネタばらしから、ラストオチでの伏線回収まで、全部気持ち
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.1

脚本がめちゃくちゃ綺麗。
特にインタビューを3日に分けたのが巧すぎる。
展開を作る上で、とても効いている。

「どんでん返しで騙されたい」をモチベーションに見るのは、ちょっと勿体ないかも。
ストーリ
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怪物(2023年製作の映画)

3.6

面白かった。
クオリティ高かった。
けれど、変なモヤモヤも相当残り、結構好きじゃないかも…な作品。

母視点・先生視点の第一、二部と第三部で主題が異なる。
第一、二部は周囲の人間の中に存在する恐ろし
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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

お手本のようなどんでん返し。
時間軸の行き来や一対一の頭脳戦など、好きな要素が満載で、めちゃくちゃ面白かった。

強いて言うなら、なぜかスッキリ感は薄味…。

息子を殺された夫婦。
夫は不気味な存
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

前作同様、物語は全て同一画面上で展開。
ある意味まるっと全編長回し。
展開の必然性とか粗とかを吟味する暇を与えず、毎秒毎秒新しい情報が流れ込んでくる。
一瞬も気を抜けず、最後まで前のめりで齧りつける映
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特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

2.9

バディもののサスペンス。
時間軸を行き来する構成にわくわく。キャラクターも魅力的。
コーヒーのくだり好き。

ミステリーとして観てしまうと、一本調子。次の展開のための展開。必然性のない手口。細部も甘
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ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

2.9

時代・舞台設定が大好きだったので、それ以外の前情報なしで鑑賞。

結果、「あ、ロミジュリ的な恋愛映画なのね…」となり肌に合わず撃沈。鑑賞後に調べたらロミジュリ撮ってる監督で符号。

完全な偏見です
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

個人的にほとんど開拓していないジャンルの映画。多方面で絶賛されていたので、つられて鑑賞。

面白かった。ただ勉強不足のため、深いも浅いもよくわからず、普通に面白かった程度の感想…。

電気屋のアイ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

0-0の壮絶な投手戦が、振り逃げサヨナラで決着したような読後感。

映画の後味が60度くらい変わるラストシーンに、良い意味で困惑。捉え方も難しい。
A.どんな環境でも音楽と向き合い続ける強さ、希望
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ボーン・コレクター(1999年製作の映画)

3.1

原作はミステリーらしいけれど(未読)、本作は雰囲気サスペンス。
適度に手掛かりが提示されるでもなく、フーダニットもホワイダニットも鑑賞者に余地を与えず、流れで何となく明かされていく。

事件発生と現場
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.4

原作はSUPREMEまで既読。
轟音上映の最前列鑑賞。

ラストのライブシーンが神。音楽も作画も最高。
そこを如何に見せるかに注力しており、原作既読・未読に関わらず最高潮のテンションで楽しめる構成。
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ジェイン・ジェイコブズ ニューヨーク都市計画革命(2016年製作の映画)

3.6

『アメリカ大都市の死と生』既読の上で鑑賞。
爆破の記録映画が気持ち良かった。

そして光ありき(1989年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

マッドマックス怒りのデスロードの母乳システムと同じやり口。
理解の範疇を越えた世界観を、当たり前顔で、圧倒的な解像度で押し付けられると、困惑混じりに受け入れざるを得ない。

それが記録映画のようなテイ
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.6

本格ミステリーを期待して観てしまい、見方を間違えた感が強い…。バディもののサスペンスとして観るべき映画だったかもしれません。

殺害方法の件も、事件現場の件も、少女の行方も「要素として入ってる」だけで
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フロッグ(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

2回出てくる同じシーン。
1回目の「お父さん、後ろ!」が、後半は見方が180度変わるのには痺れた。
見せ方が巧すぎる。

ただ、
・なぜキャンピングカーに入る?案の定…
・誘拐犯を特定できたなら、なぜ
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

サイコパス味のある無双系主人公。
この手の映画は、主人公への感情移入が難しいことが多く、結果、戦闘シーンの見方がわからなくなってしまうんですが…

本作はジュヤンに感情移入させる脚本が巧すぎました。
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ターミネーター(1984年製作の映画)

4.2

世界観もストーリー展開も最高。言わずもがなの名作。

ゾンビ映画のフォーマットにSFロボット物の設定を入れ込んだとも見れる。何度も起き上がり執拗に追いかけてくる殺人マシンは、もはやホラーの域。

修理
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.1

心に傷を負った女性が、都市の喧騒から離れた環境で新しい自分に生まれ変わる物語。

綺麗な映像が、余計に不気味さを引き立たせる。どんな思考をしてたら、こんな映画撮ろうと思うんだろうか…怪作。

ミスト(2007年製作の映画)

4.0

賛否あるけれど、私は肯定派。
あの状況での、ご都合主義でないリアルな結末。後味最悪すぎて暫く何もする気が起きない、最高のラストシーン。

違うラストだったら、ただのB級映画で終わっていたと思う。

シャイニング(1980年製作の映画)

3.2

時代の違いでしょうか、ホラーとしてはとても微妙でした。全編通して漂うB級感。

特にオチとなる朝のカット。当時はこれが王道?あえてのユーモラスな演出?知識不足の私からすると、今の時代に観るには厳しいと
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.3

韓国警察がクソすぎて、そのイライラしか感じない。展開も意味のないものが多く、サスペンスとしては微妙。

…と、途中まで思っててすみませんでした。最後まで観ての感想は「骨太サスペンス」。終盤一気に面白く
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激突!(1971年製作の映画)

2.8

巨匠の処女作であること、70年代公開であることは理解しつつも…
現在の尺度でフラットに比較してしまうと、個人的には微妙でした。

序盤は引き込まれましたが、中盤以降は「引っ張るなぁ」という感じ。設定は
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.2

原作は、私にとって人生No.1漫画。

でもTVアニメ版は、入り込めなかった。
漫画を読んだときに脳内で描かれる、試合のスピード感とのズレが好きじゃなかった。

特に喋りながらのドリブルシーン。
どれ
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.6

とりあえず行城さん最高。
王子監督も最高。
その他の登場人物も全員魅力的。

劇中アニメのクオリティがとても高いのも良かった。だからこ覇権争いにリアリティがあり、入り込めたのだと思う。

受け手にとっ
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.3

エモ・ジュブナイル映画。
子供と同じ目線でいられる大人って良いなと思う。