米粉さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

米粉

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レオン 完全版(1994年製作の映画)

5.0

レオンの無骨さとマチルダのハツラツとした姿のコントラストが美しい。
序盤の、映画「雨に唄えば」をニコニコしながら観ているレオンが可愛すぎる。マチルダの可愛さと美しさが混じったあの表情には見た瞬間に惹き
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.1

かれこれ3日かけて再視聴。2回目だけど私の小さなおつむではあまり理解できなかった。多分あと20回くらい観たらようやく理解できるんだと思う。この映画を観たというステータスがあれば映画好きとしてイキること>>続きを読む

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.5

恥ずかしいくらいのコンプレックスを抱えながら過ごしていた学生時代の私は、「どうせみんなはキラキラ眩しい学生生活を送ってるに決まっている。それに比べて私は…」と周りのクラスメイトを見ては僻んでいた。でも>>続きを読む

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

5.0

強くてかっこいい女性が主人公の作品は総じて好きだけれど、ワンダーウーマンは美しい上に人間性までもが人類最強なので、私にとっては完全に崇拝の対象です。
本当の強さっていうのは、富や名声ではなく、目の前の
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.2

“現実の自分”を保って生きるって、相当のエネルギーを要するよね。理想を追い求めてやっとたどり着いても、「あれ??なんか思ってたんと違うぞ????」って気づいた途端に(あぁ、やっぱり前の方が良かったな…>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

4.3

強い女が男をボッコボコにする映画大好物
シオニスが手榴弾で内臓ブチブチに爆発するところは巻き戻して2回も見ちゃった
クインちゃん本当に可愛いし、最後のタコス女子会が微笑ましくて、最初から最後まで全部好
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アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)

2.9

低気圧で憂鬱な気分を恐怖で上書きしようと思い、ほぼ脳死状態でTSUTAYAに行き真っ先に手に取った。恐怖のあまり、さっきまでのモヤモヤがどうでも良くなった。ありがとうアナベル。おかげで夜中のトイレが怖>>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.8

⚪「金や何かと引替えに魂を売った」
物質主義の私たち現代人はみんなゾンビってことです。あ、でも日本は火葬だからゾンビではなくて髑髏か(骸骨の場合はどこを殺れば死ぬんだろう)。

⚪そっか、今のゾンビは
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シャイニング(1980年製作の映画)

2.3

腐るほど言及され尽くしてる考察かもしれないが、この作品のが奇妙なのは、ホテルの内装がシンメトリーだからなのではないかと感じた。有名な話だけれど、人間の顔は左右非対称の造形になっていて、これを左右全く同>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

2.5

⚫鑑賞中の頭ん中
序盤…「え?妹ちゃんなんで死んだ?」
中盤…「え?パパさんも死んだ???」
終盤…「え?ママさんどしたん???」

⚫初見の感想
→怖がるポイントよくわからなくてモヤモヤが尋常じゃな
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.5

視覚的なホラー要素はかなり少なめだったけれど、心の内から恐怖や不安を掻き立てる内容だった。
小さなコミュニティの「家族」と生活を共にし、その家族との「共感」を通じて、自己と他者の境界線がじわじわと希薄
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生理ちゃん(2019年製作の映画)

3.2

原作から来たけれど、こういう風に大人に対しても「生理」のことをやんわりと伝えないといけないレベルなんだな…と思った。

先進国(おもにOECD加盟国)では、小学校低学年から性教育が学校現場で導入されて
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.7

疑問に思った点と、それについてぐちゃぐちゃ考えたこと(多分既出多め)。


●モロの住処が大きな岩でできている点
→人間が神様(犬神)のために作った?

●エボシ御前、モロが互いを名指しで呼ぶ点
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ヤン・シュワンクマイエル短篇集(1965年製作の映画)

4.1

こんなに不味そうな食事シーンを観たのは初めて。でもコマ撮りのクオリティが物凄く高いから見入ってしまう。うまく説明できないけれど、自分の奥底にある好奇心?のような何かがくすぐられてクセになる。アブナイお>>続きを読む

ファンタスティック・フォー(2015年製作の映画)

1.9

幼い頃に観ていたアニメ版の「宇宙忍者ゴームズ」が割と好きだったので観てみたけれど、単なる思い出補正だったのか、原作のアニメとは別物なのか、あまりピンと来るシーンが無くて終始「ふーん…」って感じで終わっ>>続きを読む

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.5

この作品は堤中納言物語の「虫愛づる姫君」がモデルになっているだけあって、女性が自分の意志を貫いて生きることの難しさと、その姿の美しさを物語っている。

まず「虫愛づる姫君」について説明したい。虫愛づる
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ファンタジア(1940年製作の映画)

4.5

こんなこと言ったら「やっぱりこいつ、ひねくれ者だな」と後ろ指を指されるかもしれないけれど、ディズニー作品の中で一番好き。私が幼い頃に初めてクラシック音楽と出会った作品でもある。
人間の記憶は五感と結び
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コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

3.5

1.作品全体について
ストップモーションだって言われないとCGアニメにしか見えないくらい動きが滑らか。例えば、巻舌とかthの発音の時に舌がちゃんとその形になっていて、子供向けの作品なのに細部まで演出が
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アメリ(2001年製作の映画)

4.2

何度観ても世界観のオシャレさと可愛さに胸が高鳴る。
人にはめちゃくちゃお節介で自分のことをいつも後回しにしちゃうアメリの世渡り下手なところ、痛いほどわかる…。 周りの人間が喜んだり笑ったりするよう小細
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メガ・シャークVSグレート・タイタン(2015年製作の映画)

2.0

この、なんと言うか、「とりあえずでっかいサメ出しときゃいいんじゃね?」精神がとても潔い。どんな話し合いが行われて採用されたんだろう。この作品の企画会議に居合わせたかった…。

最初から最後までこれっぽ
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.5

この作品を見ると、新卒で知らない地に移り、慣れない仕事に毎日泣きそうになっていた頃を思い出す。1年目が辛いのは人間も魔女も一緒なのか…。

最初の方のキキがほうきで飛ぶシーン、自分の感情をコントロール
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Coo 遠い海から来たクー(1993年製作の映画)

3.8

幼い頃VHSで何度も観ていたのを思い出し再び鑑賞。フィジー島が舞台となっており、ターコイズブルーの美しい海と真っ白な砂浜のコントラストに目を奪われる。プレシオサウルスのクーもまた艶やかなマリンブルーの>>続きを読む

マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

3.5

衣装、インテリア、お菓子、建物の内装全てが可愛くて憧れてしまう。
世界史の授業や「ベルサイユのばら」で学んだ重苦しいフランス革命とは違い、ラストまでずっとワイワイ楽しくしてる雰囲気だったので見やすかっ
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