kayupanさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

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HANA-BI(1997年製作の映画)

5.0

1人の刑事が、担当事件で車椅子生活を余儀なくされた同僚と亡くした同僚へのショックと責任から退職し、認知症の妻と共に借金をしながら慎ましく暮らしている。ある日返済が追いつかなくなり、銀行強盗を計画する。>>続きを読む

女は女である(1961年製作の映画)

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ラブコメディ。初期のゴダールなのでまだ物語がある。急に音が止まったり、歌だけ伴奏が無かったりの違和感、原色の服や壁、光はゴダール節。

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

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女優を諦め、舗道で男を誘う売春婦として雇われた娼婦の話。登場人物の身体性とは対照的に、カメラに背を向けた会話のカット、裁かれるジャンヌの映画、ポーの小説、話すことについての哲学など"言葉"を重要視する>>続きを読む

軽蔑(1963年製作の映画)

4.0

フェルメールの真珠の耳飾りの少女をモチーフにしたような魅力的な女性と、商業的になりきれない脚本家を中心に描かれる。感情表現や音は抑えられ、とにかく綺麗な画で語られる。

男性・女性(1966年製作の映画)

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ベトナム戦争、アメリカ的資本主義を問う、モデルや広告に憧れて平準化される社会で自己を消費する。当時の社会の若者を反映して、問題を解決しないまま浮き彫りにする。女性はサルトルまでしか知らない、とのこと。

彼女について私が知っている二、三の事柄(1966年製作の映画)

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経済困難で売春を営む団地妻の話。生活感のある映像と同時多発的に、アメリカ資本主義やベトナム戦争、全体主義への批判、共産主義への期待や主体と世界の捉え方など、登場人物がドキュメンタリー風に内面を観客に語>>続きを読む

中国女(1967年製作の映画)

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フランスの学生共産主義運動を、中国の文化大革命に思想意義を求める話。戦争表現がミニチュアやおもちゃ、記事などであり、学生運動の稚拙な机上の空論としての性質を表現しているようにも見える。映画が物語描写ツ>>続きを読む