映画の音楽的構造、車のリアガラスや空と木々の映像の反芻、全体を通したテンポの変化とリズム感の心地良さ、観る快楽
後半はともかく、前半とエンドロールのタイミングは完璧
リアルな会話劇、どうしようもないモヤモヤや葛藤、無意識の傷付け合い、10代の全てがそこにあった
このレビューはネタバレを含みます
冒頭何分かでどういう展開で話が進んでいくかがわかってしまって、まさにその通りに進んでいったのでちょっと笑ってしまった
映像美と音楽は最高
あと、道枝くんの雑魚キャラ感が何か良かった
予想よりも良かった
前後編にする上で何処で区切るのか気になってたけど、なるほどそういう風にしたか…という感じ
その時にしか起こらないことに対して細やかなところまで思い出して「フフッ」となったり、感動したりイライラしたりできるのは、普段と同じこと、変わらないことを大切にしている証拠だ
ただのノスタルジー万歳映画だと思ってた
「Losing My Religion」と「Under Pressure」がハマりすぎている
ギター弾きたいな、いつかまたバンドやりたいなという感情が心の底からふつふつと湧いてくる、そうさせてくれる映画
少ない言葉から音楽が生まれていく
こんな風にものづくりができたら楽しいだろうな
レビューなんて書けない
書けるはずなんてない
ただ宮崎駿の新作を観れるという現実に感謝するだけだ
自分の視野がいかに一方向にしか向いていないのかを痛感させられる
「親って、気遣うじゃん?」って台詞がめちゃくちゃ良かった。坂元裕二の子供に対する解像度の高さよ…
原作(漫画)、実写映画、アニメ
全てにおいて成功したといえるのは「ピンポン」だけなのでは?
ペコとスマイルのトレーニングシーンで流れる「Strobolights」は至高。
アイキャンフライ!!!
最後のシーンに向けての丁寧な伏線の張り方が良い。
そして何より、出演する日本のトップレベルの俳優陣の中でも際立つ柄本明の凄みよ…
自分の人生に存在しないはずの青春を呼び覚ます映画
ノスタルジー万歳
p.s. サブカルチャーと中央線の相性の良さは異常だ…