nemo取込中さんの映画レビュー・感想・評価

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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.7

『今日はここまで』

始まりから奇想天外なストーリーに心を奪われて引き込まれてしまいました
日本でリメイクされたら変わっていく人物に誰がキャスティングされるんだろうか?と思いながらワクワクします
心の
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ラヴ・ハッピー(1949年製作の映画)

-

何でも入る不思議なコートだよ♪

初マルクス三兄弟さんだったので、途中まで浮浪者スタイルと正装スタイルの早着替えと間違えてました
サイレント風喜劇な作風と、とても特異な弾き方をするピアノやハープを使っ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

『いつまでだったっけ?
ちゃんと大事にしてたのって』

もう観られてる方も多く、色々感想も読ませていただいていたので賛否がありその理由もわかっています
特別な新海監督のファンではないながらここ最近の作
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ヴェルヴェット・アンダーグラウンド(2021年製作の映画)

3.7

And I guess that I just don't know♪

トッド・ヘインズ監督による、いかにもApple制作らしいお洒落映像コラージュと旧友たちの語りをバックに彼等の音楽を堪能させてい
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.3

『最悪の苦痛はあと1時間、あと10分、あと30秒で
そして今この瞬間に魂が肉体を離れ、人でなくなると知ること
この世の最悪は、それが避けがたいと知ることだ』

生まれた時から「死」は一歩一歩あなたに近
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あなた、そこにいてくれますか(2016年製作の映画)

3.4

『人生とは、眠れない時に
生まれるものなのです』

赤いキャンディ、青いキャンディ、知ってるかい♪
じゃなくて桑と花梨の黄色い錠剤でタイムトラベルなお話でした

『あんたには過去でも、僕には未来です
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.0

『世界は泥棒と芸術家のものだ』

巻き髪の小悪魔現る
実際の犯人カルロス・ロブレド・プッチにも似ていて魅力的な主人公さん
いたんですよ、内面の邪悪さをうまく隠しながら見た目と人当たりの良さで人にとり入
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ハウリング(1981年製作の映画)

3.8

『行きなされ、神の救済がありました』

ブクブクぶくぶく、お顔や胸が膨らむよ♪
こちらは誰も一緒に観に行ってくれなかったので一人で映画館に行きました、怖かったです
同時上映は「ニューヨーク1997」、
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狼男アメリカン(1981年製作の映画)

3.8

『僕が生きてたら言ったろう
でも、もう遅いよ、マヌケ』

伸びる伸びるよ手足がのび〜る♪
「ブルース・ブラザーズ」が大好きな同級生を誘って一緒に映画館に行って、ラブシーンに気まずくなりホラー耐性のない
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トスカーナ(2022年製作の映画)

3.1

『あなたは子供の頃、父親を失ったけど
彼女は数週間前に失った』

亡くなった父の足跡を追ってデンマークからイタリアに訪れた料理人
こういう立ち止まって人生振り返り系のドラマ作品好きなんですが、幼少期の
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ピアニスト(2001年製作の映画)

3.6

『手紙を読んで、あなた次第、道具もあるし、以上』

ママの過干渉、娘を滅ぼす
原作者の女性エルフリーデ・イェリネクさん自身が母からの要求過多の教育志向のせいで精神科医にかかっていたそうです

ピアノレ
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オーディナリー・ラブ ありふれた愛の物語(2019年製作の映画)

3.6

『彼はゲイには見えないな
そうね、でもあなたは優しく見えない』

少し脚色されたリーアム・ニーソン夫妻の闘病生活を見ているようでした

妻は、化学療法を止める決断をしたい末期がんのゲイ男性ピーターが話
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荒野の千鳥足(1971年製作の映画)

3.4

『放火、殺人、強姦、何も罪とは思わない
なのに酒を断るのは重罪なのか』

真夏のクリスマス・シーズンの呑んだくれ達

『ヤバに飲み水はない、さあ飲め』
ビール、酒、ビール、水はねぇんだよ、こんな町では
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デュラン・デュラン:ハリウッド・ハイ(2022年製作の映画)

4.1

『ロジャーは両手使い』

ニック・ローズになりたかった、、、

1982年、10代の頃この一年間にJapanの解散ラストライブとDuran Duranの初来日ライブを観たことがその後の私の人生を決めま
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人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.3

怒りのコントロールは大切

英国のドラマシリーズ「ブラック・ミラー」的な感じを予想していたら、森田芳光監督の映画シリーズ「バカヤロー!」に近い感じ?
アルゼンチン/スペイン映画ということでどの作品も予
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シェイクスピア・イン・トーキョー(2018年製作の映画)

-

『We are such stuff as dreams are made on, and our little life is rounded with a sleep.』
W. シェイクスピア
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テルマ(2017年製作の映画)

3.3

『神よ憐れみたまえ
私は心と行いで罪を犯し
欲望を求めました』

彼女の髪にそっと触れようとするテルマ
ベッドに残された彼女の髪の毛を愛おしむテルマ
暗闇の劇場で彼女に手を握られ緊張するテルマ
サスペ
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シャドー(1982年製作の映画)

3.5

『あなたさまの心臓 いただきます』
日本版予告より

Goblinの映画音楽が大好きで良く聴くのですが、その中でもキーボードのClaudio Simonettiさんが奏でる音は「ハロウィン」のJohn
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恋人たち(2015年製作の映画)

3.9

『昔友達だったこの人たちは
今も友達でしょうか!』

特報映像にあった言葉
『愛を見つけた者 愛を失う者 愛を亡くした者』
三人の物語

佇まいが好きな俳優、篠原篤さんの初主演作品
監督自ら評する当時
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グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.5

They didn’t stop me.

全身麻酔であっという間に眠って覚醒後の見当識障害が起こりやすい私には恐ろしい看護師

冒頭のCPR中の長回しで、エディさんとジェシカさんの横顔が似ている気が
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

3.8

『稲は人の足音を聞いて育つ』

雪を踏みしめゆっくりと、自分の心と向き合いながら春の訪れを待ちます

おばあちゃんの作るつくしの佃煮が好きで、つくしのはかま取りは私の仕事でした
そんなおばあちゃんが縫
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

3.6

猫はカーテンの裏

耕す、収穫する、作る、食べる
生きていくための一番大切な暮らしの基本
坂道、畔道、自転車で走り抜ける夏と秋

長閑な田舎暮らしを遠目に楽しませていただくだけかと思いきや、橋本愛さん
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深紅の愛 DEEP CRIMSON(1996年製作の映画)

3.6

『君は僕の空気であり力であり全てだ』
『この肉は私の肉 私のもの私だけのもの』

己れの髪の薄さを恥じる男と身体の重さを恥じる女の出会い
「地獄愛」と同じモチーフの実在事件をアレンジした作品
こちらは
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地獄愛(2014年製作の映画)

3.4

『精霊たちよ降りて我を救いたまえ
我が欲望を現実のものに変えよ』

死体洗浄の仕事をしながら娘を育てるシングルマザー
「変態村」のローラン・リュカさん演じる近親相姦的過去を持つ詐欺師
このヒモ野郎が狂
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リトル・ガール(2020年製作の映画)

3.8

『こんな問題ロシアにはない』
上記の言葉を放ったバレエ教室の先生には驚きました

この作品を観ながら自分の幼少期はどうだったろう?と考えてみました
小学校に入る前にはそれなりに人との違いを感じつつも、
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七人樂隊(2021年製作の映画)

3.8

過去には戻れない「あの頃の香港」を懐かしみ愛しむかのような七重奏
時代の違う香港を切り取った七人の監督のオムニバスが互いに繋がるような素敵な作品でした

担当する年代をクジで選び、35mmフィルムを使
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

-

『これが僕らの道だ
長い道で 危険と恐怖に満ちている
でも最後に 自由が待っている』

政府に抗い
命を守り
仲間を失い
絆を結び
命を繋ぐ

アレッポ、アサド政権下
爆撃と死がすぐ近くにある毎日
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ネクロマンティック1[完全版](1987年製作の映画)

-

死体処理作業員と死姦趣味のマッチング
性的指向ではなく、性的嗜好が普通ではないと生きるのが難儀ですね
初めてビデオで観た時はウサギさんと目玉の印象が強かったのですが、再観賞だと主人公のラストで究極的欲
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.9

『不運な子たちよ出ておいで
街のあらゆる通りに
空いっぱいのお星さま お月さまを探してる』

序盤から弟くんの話し方と笑顔の愛おしさだけでこの後どんなストーリーだろうと★3以上は確定でした
エログロ監
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アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

4.3

『君が見える』
『あなたが見える』

この作品を観ると必ず遊園地ではしゃぐ子供のようになってしまいます
だから深い考察も感想も書けません
お約束やご都合主義やストーリーの違和感など全く関係なく、自分が
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『あれは一体何なんだ』
『幸せってやつさ』

先に観た方々のネタバレ禁止令を知り、予告もほぼ見ずに朝一で映画館に足を運んで来ました
賛否が出そうな作風とラストでしたが、この作品はとても好みでした
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ザナドゥ(1980年製作の映画)

3.8

歌と踊りと音楽の女神ミューズが住まう桃源郷

訃報を知ってからずっと観返したかった大好きなお伽話
10代の頃、映画館で観た初めてのミュージカル(同時上映は「ある日どこかで」)

この作品を観て夢中にな
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父の秘密(2012年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

Hola PUTA

妻を亡くしたばかりの父親と娘
親子の距離感がいまいちわからないまま淡々と話は進んでいきます
気がついた時にはもう全ての同級生を呪い殺したくなるような嫌悪感に支配されてしまいました
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

『私はトリニティー その手を離しなさい』

トリロジーを欠かさず映画館で観てきた私も今回はスルーして正解だったかも?

今作を未観賞のままPS5で体験した実写と見間違えるようなUnreal Engin
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スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

3.9

『君はただそこに腰を下ろし
ずっと全世界の重みに耐えている』

こちらも映画館に行けなくてAmazon primeの配信を待ち望んでいました
我が家では題材的に非常にセンシティブな内容なので独りでこっ
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オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主(2013年製作の映画)

3.4

You are destined to be together forever.

主人公アントン・イェルチンさんは若き頃のコリン・ファースさんを思い出させて、ヒーローには似つかわしくないナイーブさを
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