JDベンさんの映画レビュー・感想・評価

JDベン

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はりぼて(2020年製作の映画)

4.0

あまりにも酷すぎて笑ってしまった。
特に市長は発言が意味不明すぎて、逆に感心しちゃう。
間をおいてまた登場すると久しぶり〜、なんてキャラクター性すら帯びてきた。

日々のニュースを観てても感じるけど、
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正義の行方(2024年製作の映画)

-

凄まじかった。
様々な視点からの証言を経る事で自分の中の
もしかしたら、もしかしたら、が鳴り止まなかった。それは今も燻ってる。

茫然と彼等の言動を見つめている内に、もし自分がいずれかの当事者であった
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

5.0

こんな映画に出会えた事が本当に嬉しい。
しんどくなった時、またテルマとルイーズに会いに行きたい。

悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

4.5

やられた、やられまくった。
大衆とは何か、この映画を観ると分かるような気がする。
其処ここに、俺がいた。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画を見終わった時の率直な感情は不快、いや困惑だった。

エマストーン演じるベラの言動に登場人物同様、私は揺さぶられまくっていた。
嘘みたいな子供の無邪気さ、愛くるしさを湛えた幼少期。
正直に言う
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.5

作り込まれた美しさと、同時にフィジカルの喜びが共存している。
クールでパンキッシュかつアーティスティック。

最高だ、最高だよ。
現実に押しつぶされそうになったら、またここで踊ろうじゃない。
道理なん
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ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

-

話は正直、理解出来なかったが、緊迫した映像美に時々、訪れる間の抜けたようなシーンが、何だかとても好きだった。(突然のクラウチングスタートとか、偽善者って言われて仕返し?に、何故か尻を叩くシーンとか、あ>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.5

殺されるかと思った、いや既に殺されていた。
死に体のまま、スクリーンを観続けた、その顔は笑いながら。
私はイーニド、レベッカでありシーモアである。
そしてその誰でもない、アンビバレンス、うるせえな。
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アル中女の肖像(1979年製作の映画)

4.5

街を歩き、酒を喰らうように飲む彼女。
ありとあらゆるもの—それは観客も含まれるだろう—に中指を立てながら。

この映画では、何かが(特にガラス)割れたり、散らばる音が象徴的で、それは全てを吐き捨てるよ
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パトリシア・ハイスミスに恋して(2022年製作の映画)

3.5

パトリシアハイスミス。
とても良い名前だと思う。
本のタイトルも惹かれるものばかりだ。
本屋に行くとつい、彼女の名前を探してしまう。

でも、彼女の事、彼女自身の作品の事、まだ何も知らない。
何故、そ
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タブロイド紙が映したドリアン・グレイ(1984年製作の映画)

3.8

たまに訳のわからないものを観てみたい、知らない世界に飛んでみたい、そんな欲情とも言える疼きを感じる日がある。

ただ世界に翻弄されて、最後にあっかんべーされた気分。
終盤、ドリアンが会議場?に向かうシ
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.7

10代、大学生の頃に観ていたら何かしらの影響は受けていただろうな、と思う。
まあ、表面だけの猿真似だろうけど。
とは言え、それは今でもそんなに変わらない。

ライ麦畑のホールデンや、この映画のアリーの
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.8

小気味よいテンポと、緊張感高めるカメラワークの妙。
フロリダ、ニューヨークあたりは特にドキドキしながら観てた。

また、主人公の意外と間の抜けた(だと感じた)キャラクターも癖になる。
如何にも凄腕であ
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SAYONARA AMERICA(2021年製作の映画)

3.6

この映画を観た後、heavenly musicやvu ja de等のブギウギのカバー達を聴くと、
ニューヨークやラスベガスのあの光景が不思議とありありと浮かべる事ができる。

日本人のやるアメリカのポ
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NO SMOKING(2019年製作の映画)

4.0

細野さんの音楽を聴いていると楽しくなったり、ドキドキしたり、ほっこりしたり何だか優しい気持ちになれる。

その気持ちの源泉を再確認すると共に、この浮浪の音楽家、細野晴臣に身を委ねながら漂いたい、夢見心
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くるりのえいが(2023年製作の映画)

3.7

郷愁やノスタルジーを味わうような湿っぽさではなく、変化に貪欲なくるりの現在を描いた同窓会の様な映画。

あの頃の味の再現(の様な)でもあり、最新でもある芳醇なサウンドたち。
そんな音楽達が生まれる経過
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.0

感傷的じゃなく、カラッと楽しい。
悲哀も喜びもストーリーに紛れ、カラフルな賑わいに溶ける。
祭りの後の日常に、昨夜の欠片。
手にしたものを携え、また。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

シン仮面ライダー観た後と同じ様な感触。
今後、自分の中で明確になっていくのかなぁ。

描いているテーマ自体はシンプルな気がする。
好きなシーンは結構あった。

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