餃子さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

怪物(2023年製作の映画)

3.5

主人公の子役から脇役まで、キャスティングがぴったりだった。全然話の内容に関係ないが野呂佳代ママかわいい。ロケ地に湖畔の街を選んだのも最高。生活の光の真ん中にドス黒い穴がぽっかりと開いてるように見える夜>>続きを読む

冷静と情熱のあいだ(2001年製作の映画)

3.0

原作読了済み。ケリーチャンとフィレンツェの街並みがきれい。

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.2

消化不良なまま終わるが、これ以上説明が欲しい訳でもない。風変わりな映画を観たな〜。ジェフェリー、ワイシャツのボタンは一番上まで留めるタイプなのに、超控えめに左耳にピアス開けててちょっと色気を感じた。

ロリータ(1962年製作の映画)

3.6

原作読了。ドロレスかわいすぎてひっくり返る。ハンバートのそれとは異なる方向性の、クィルティの高火力なヤバさが原作以上に強調されてた。

A2 完全版(2015年製作の映画)

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和気藹々とした群馬県藤岡市からの、怒号飛び交うヨコハマやばすぎる

ノロイ(2005年製作の映画)

3.3

ドキュメンタリー形式のホラー初めて観た。おもしろい。松本まりか可愛すぎ。

A KITE~INTERNATIONALバージョン~(2000年製作の映画)

3.4

終わり方切ない。雰囲気とか音楽がちょっとカウボーイビバップのそれに似てる。

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.2

長回しの撮影と不気味な生活音よかった。天井から落ちてくる黒い水がライターの火を消すシーンもよかった。間宮のレポートの字体、獄中手記とかで見るやつ。

からっ風野郎(1960年製作の映画)

3.0

マーロンブランドの格好をした三島由紀夫が、ジェームズディーンのモノマネをしていた。最後のエスカレーターのシーンだけ観れば十分。

キャロル(2015年製作の映画)

4.0

眼差しの魅力に特化したロマンス映画。
好きだったところ。目線がアツアツなところ。同性愛が、生殖や家庭からの逃避先としての官能として描かれてたところ。吉行淳之介の『暗室』に登場するレズビアンに通じるもの
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夢二(1991年製作の映画)

3.5

情緒の理解に苦しんだ。
宮崎萬純と広田玲央名美しすぎる。下睫毛が濃くて目の黒が深い感じ、ほんとうに竹久夢二の絵から出てきたみたい。毬谷友子は夢二絵感なかったが、威勢がよいし当たり前のように美人で惚れた
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陽炎座(1981年製作の映画)

4.5

コウメ太夫がいても全く違和感のない、極彩色で塗りたくられたデタラメな世界観だいすき。「凄まじい女の情念」とそれに巻き込まれる男を描くストーリーもだいすき。逢瀬のシーンと劇場が崩れるシーンよかったなあ。>>続きを読む

ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

3.6

骨への執着って、魔を感じる。このおどろおどろしい作風に合うロケ地は鎌倉以外に考えられない。極楽寺坂みどり。

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

臆病で自己陶酔しがちな繊細さんの狂気を演じるのうますぎ。ヤケクソのApartment for saleの歌とかもっと聞きたかったー。奈良がベルリンになり、布団叩きがアコーディオンになっただけの「騒音お>>続きを読む

リトル・チルドレン(2006年製作の映画)

3.4

自分の孤独や不幸を他人に投影するタイプのひとが多くて蕁麻疹でた。しかもそれと情欲とが混ざったものを、愛情と勘違いするのキツすぎる。展開も尻窄みだし、2度と観たくないな。。

去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

4.4

正直、つまんない系の映画に括られるのだろうと思う。それでも退屈に感じないどころか、物語に没入できてしまうのは、造形美がピカイチなのと、それが狂気や妄想の類によるものであっても、自分を「別の人生に導く誰>>続きを読む

水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

3.5

青い!淡い!中沢けいの『入江を越えて』のような青春物語に、クィアっぽい視点を足したかんじ。

ノスタルジア(1983年製作の映画)

3.7

カメラワークが退屈すぎて、さすがに長い。しかしまあ水場のシーンが多くて、登場人物まで陰湿なこの感じ、めっちゃ好みではある。不気味な第九が流れるシーンだけ、画も音楽も妙に鮮烈で怖い。

ドアーズ(1991年製作の映画)

3.3

ドアーズのデタラメ恍惚ポエムほんとクセになる。めちゃくちゃ70年代をやっている。

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ロバートデニーロ演じる、ズレた真っ直ぐさで突進していく主人公。そして彼を見つめる第三者のみなさん。彼らの眼差しがリアルで、こっちまでヒリヒリしちゃった。そこら辺を転がり回りながら色々やらかしてたけど、>>続きを読む

8日で死んだ怪獣の12日の物語(2020年製作の映画)

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カプセル怪獣が、デビルマンにも鬼舞辻にもならなくてよかった。紙粘土製なのに、殺処分されるシーンは妙に生々しくて怖かった。

私の少女(2014年製作の映画)

3.0

なんか色々描こうとしてたけど、キムセロンという素材でもう満足しちゃった。これがニンフェットというやつか。