水の「静」と炎の「動」の演出がよかった
主人公の子役から脇役まで、キャスティングがぴったりだった。全然話の内容に関係ないが野呂佳代ママかわいい。ロケ地に湖畔の街を選んだのも最高。生活の光の真ん中にドス黒い穴がぽっかりと開いてるように見える夜>>続きを読む
消化不良なまま終わるが、これ以上説明が欲しい訳でもない。風変わりな映画を観たな〜。ジェフェリー、ワイシャツのボタンは一番上まで留めるタイプなのに、超控えめに左耳にピアス開けててちょっと色気を感じた。
原作読了。ドロレスかわいすぎてひっくり返る。ハンバートのそれとは異なる方向性の、クィルティの高火力なヤバさが原作以上に強調されてた。
終わり方切ない。雰囲気とか音楽がちょっとカウボーイビバップのそれに似てる。
長回しの撮影と不気味な生活音よかった。天井から落ちてくる黒い水がライターの火を消すシーンもよかった。間宮のレポートの字体、獄中手記とかで見るやつ。
マーロンブランドの格好をした三島由紀夫が、ジェームズディーンのモノマネをしていた。最後のエスカレーターのシーンだけ観れば十分。
眼差しの魅力に特化したロマンス映画。
好きだったところ。目線がアツアツなところ。同性愛が、生殖や家庭からの逃避先としての官能として描かれてたところ。吉行淳之介の『暗室』に登場するレズビアンに通じるもの>>続きを読む
情緒の理解に苦しんだ。
宮崎萬純と広田玲央名美しすぎる。下睫毛が濃くて目の黒が深い感じ、ほんとうに竹久夢二の絵から出てきたみたい。毬谷友子は夢二絵感なかったが、威勢がよいし当たり前のように美人で惚れた>>続きを読む
コウメ太夫がいても全く違和感のない、極彩色で塗りたくられたデタラメな世界観だいすき。「凄まじい女の情念」とそれに巻き込まれる男を描くストーリーもだいすき。逢瀬のシーンと劇場が崩れるシーンよかったなあ。>>続きを読む
骨への執着って、魔を感じる。このおどろおどろしい作風に合うロケ地は鎌倉以外に考えられない。極楽寺坂みどり。
このレビューはネタバレを含みます
臆病で自己陶酔しがちな繊細さんの狂気を演じるのうますぎ。ヤケクソのApartment for saleの歌とかもっと聞きたかったー。奈良がベルリンになり、布団叩きがアコーディオンになっただけの「騒音お>>続きを読む
自分の孤独や不幸を他人に投影するタイプのひとが多くて蕁麻疹でた。しかもそれと情欲とが混ざったものを、愛情と勘違いするのキツすぎる。展開も尻窄みだし、2度と観たくないな。。
正直、つまんない系の映画に括られるのだろうと思う。それでも退屈に感じないどころか、物語に没入できてしまうのは、造形美がピカイチなのと、それが狂気や妄想の類によるものであっても、自分を「別の人生に導く誰>>続きを読む
青い!淡い!中沢けいの『入江を越えて』のような青春物語に、クィアっぽい視点を足したかんじ。
カメラワークが退屈すぎて、さすがに長い。しかしまあ水場のシーンが多くて、登場人物まで陰湿なこの感じ、めっちゃ好みではある。不気味な第九が流れるシーンだけ、画も音楽も妙に鮮烈で怖い。
ドアーズのデタラメ恍惚ポエムほんとクセになる。めちゃくちゃ70年代をやっている。
このレビューはネタバレを含みます
ロバートデニーロ演じる、ズレた真っ直ぐさで突進していく主人公。そして彼を見つめる第三者のみなさん。彼らの眼差しがリアルで、こっちまでヒリヒリしちゃった。そこら辺を転がり回りながら色々やらかしてたけど、>>続きを読む
カプセル怪獣が、デビルマンにも鬼舞辻にもならなくてよかった。紙粘土製なのに、殺処分されるシーンは妙に生々しくて怖かった。
なんか色々描こうとしてたけど、キムセロンという素材でもう満足しちゃった。これがニンフェットというやつか。