餃子さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ロボコップ(1987年製作の映画)

3.5

ヒーローSFだと思って観たらびっくりするやつ。You give us three minutes, and we give you the world! のキャッチコピーで始まるニュース番組。途中には>>続きを読む

エデンの東(1954年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

斜め撮りのシネマスコープや、画面の2/3を陰とかで隠して人物に焦点を当てる手法が好みだった。特に陰の使い方がすごい。アロンのケートとの対峙シーンにて、「母さん紹介するよ・・」と言って引き下がるキャルの>>続きを読む

MANRIKI(2019年製作の映画)

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ええ・・
夜道で「あ、暴威」からの脱輪シーンだけ、クスッとなった。車も群馬ナンバーだし。

グーニーズ(1985年製作の映画)

3.0

たのしい映画。ロバートダヴィ、一回見たら絶対に忘れない面(つら)をしている割にあまりプロフィールを知らないなと思って調べたら、誕生日が自分と同じだった。

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

4.5

終わりとして完璧すぎる。バチカンとオペラ座のシーンの、バッチバチに決め込んだショット最高。それにしても、マフィア映画の中でもいちばん苦い形で「因果応報」の理が披露されてるんじゃないかと思うくらい、最後>>続きを読む

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.6

シチリアから決死の覚悟でひとり渡米したヴィトーが一代を築いたあと、その跡取り息子が暴走(?)して孤独へ突き進んでいくまでを描いた章。キューバ革命を始めとする社会的な出来事がパート1と比べて多く盛り込ん>>続きを読む

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.5

伝統芸能マフィア映画
結婚式のパーティーの裏で行われる物騒な話し合い、洗礼式の裏で実行される粛清など、対比が効いていた

地下水道(1956年製作の映画)

3.9

初ポーランド映画。映画ポスターにもなっているシーンに込められた真意(=デイジーが鉄格子の隙間から見たもの)を後になって学び、「見せない」魅せ方もあることを知った。演出や展開において鬱映画だトラウマだ、>>続きを読む

キツネとウサギ(1973年製作の映画)

3.6

ナレーションあって助かった。家主を追い出して家を乗っ取ったり、家を取り返したり・・国土侵略がテーマの童話にしか見えないが、そうなのかな。うさぎがニンジン食べてる時の「もっきゅもっきゅ」してる口の動き等>>続きを読む

ケルジェネツの戦い(1971年製作の映画)

3.4

14〜16世紀のフレスコ画を動かしたアニメらしい。人物の絵が緻密に描かれているだけに、魂の入ってなさそうな動きをするのが目立っていて、不調和・不気味な感じに仕上がっていた。音楽もおどろおどろしい。

25日・最初の日(1968年製作の映画)

3.6

抽象的だけど、実際の映像を見せながら説明もしてくれてる。アートな歴史短編。コラージュ調の雑多な感じがよい。吉行淳之介の『原色の街』に出てくる、秘戯の姿態アートに似た雰囲気がある。

愛の亡霊(1978年製作の映画)

3.1

大島渚監督作品4本目。吉行和子目当てで観た。

地獄の黙示録(1979年製作の映画)

4.6

とりあえずオリジナル版から。この規模・粗さ・不条理さ・デタラメさ・狂騒、全部欲しかったやつだ。前半と後半でガラッと空気が変わる。それぞれ違った良さがあり2度おいしい。後半は前半に比べてスローだし、もう>>続きを読む

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.2

物騒で冷酷。虚勢の張り合いみたいな緊迫感のある会話最高。会話だけでなく人物の行動においてもやや長回しのカメラワークが多く、これがまた緊張感を煽る煽る。スカーフェイスの後にこれ観ると、やはりイッターリア>>続きを読む

イリュージョニスト(2010年製作の映画)

3.9

繊細なタッチの輪郭と、光の色が魅力のアニメーション。コミカルな芸風を仕事としているだけに、道化師と腹話術師のシーンには心を抉るものがあると感じた。少しずつ消えていく街の灯りと共に、物語も幕を閉じていく>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.7

ストーリーラインが一貫して粗くて最高!劇中はちょっとハラハラしたけど、最後に答え合わせのようなオチをしっかり見届けられてよかった。ミシェルファイファーの唇が好き!ドレスから覗く(というか丸見えな)鎖骨>>続きを読む

2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

3.0

マリーヌヴァクト美しいー。それだけ。痩せ型で神経質な美人、不感症、倒錯した精神分析医、双子との恋愛、みたいな「記号」で話を進めている感じがあり、登場人物に対する深みもテーマにおける一貫性も今の自分には>>続きを読む

思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.8

マーニーの無邪気だけど色気もある感じ良かったな〜。超常現象系ホラーのように見えたけど、杏奈の心のうちの変化を描く成長物語で安心した。

キャプテンEO(1986年製作の映画)

3.9

マイケル一味を乗せた宇宙船が墜落した王国?、全体的に邪悪でインダストリアルなデザインが良かったなー。特に最高指導者の女の人むっちゃかっこいい、最後浄化されるけど。今思えば、DEAD ENDのGHOST>>続きを読む

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.5

脚色のはげしい荘厳なフェティッシュ映画。でも溥儀の孤独と煌びやかでむなしい紫禁城の描写は割とリアルなのでは。映像美と印象的な音楽を満喫できる映画なのは間違いない。

欲望という名の電車(1951年製作の映画)

3.6

『カッコーの巣の上で』を観て、ロボトミーで思い出した。高校の課題で読んで映画も観た。今観ると、ブランシェは映画や小説に出てくる典型的な"哀しき狂女"のステレオタイプじゃん、と思う。

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

すべての展開において不毛。この映画が名作とされるのは、感動的でもなんでもなくて、どデカい皮肉だからなのか?”They didn’t kill him, they ‘worked on’ him.”

家族ゲーム(1983年製作の映画)

3.6

脚本の感じが今でいう宮藤官九郎っぽい?ジメッとした家庭を、テンポよくユーモラスに描くのは当時としては斬新だったのかもなー。俳優の面子は昭和なんだけれど、バイブスが既に平成のそれ、な変な映画。ラストシー>>続きを読む

Endless Waltz エンドレス・ワルツ(1995年製作の映画)

3.9

生きても生きてもワルツ、死んでも死んでもワルツ。ただ、劇中でワルツは一度も流れない。町田康の痛々しくて頭でっかちな若者感堪んね〜。この映画もそうだし、中村真一郎の『天使の生活』っぽい窮屈な愛の巣の話も>>続きを読む

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

4.0

デタラメで豪華で厳かな映画
突飛な展開と徹底的に作り込まれた人工的な画がおもしろくて、2時間半ずっと目かっぴらいて集中した
トンチンカンなことを言い合いながら誰かとこの映画を観たい

MOON CHILD(2003年製作の映画)

3.0

台湾に行く理由がまた一つできた!小室哲哉マンションを見に行くついでにロケ地の公園とか行きたい!内容わからんが吸血鬼hyde良いね!

月曜日のユカ(1964年製作の映画)

3.7

現代でも余裕で通用する、加賀まりこの美しさとユカちゃんのなんとも言えない"純"故の痛々しさ・・

雨月物語(1953年製作の映画)

3.8

魔なるもの・怪なるもの好きにはたまらないであろう、京マチ子の空気感がすごい。若狭と宮木を通して、怪奇現象というよりは、女性の執着心とやさしさとが混ざった何か強い力を見せられた気がした。

蕾の眺め(1986年製作の映画)

3.3

ディズニーランドで始まりディズニーランドで終わる稀有なロマンポルノ。花を挿すところで「圭子の夢は夜ひらく」を流すのは結構攻めてるなと感じた。

狂った一頁(1926年製作の映画)

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本当に理解できなかった。
追記: 川端康成はやっぱり伊藤初代にふられたのがあれだったんかね。

愛の流刑地(2007年製作の映画)

3.5

「天まで舞い上がった女はもはや地上には降りられません」、「選ばれた殺人者」とか台詞がどれもつよい。痴情のもつれ系殺人というジャンルがあるとするならば、『愛のコリーダ』の逆といった感じで、成程、こういう>>続きを読む

ショーガール(1995年製作の映画)

4.5

お下劣で最高なロックミュージカル。鬼気迫るパフォーマンスに息を呑む。特典映像のインタビューまで素晴らしかった。

ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

善も悪も、善/悪と思ったら実は悪/善、という二項対立も存在しない、リアルを見た。ただそこに"仕事"上の"決まり"が存在して、善し悪しも道徳も正しさも、何も考えずに済むように出来ている。"仕事"のそとで>>続きを読む