どいたまさんの映画レビュー・感想・評価

どいたま

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Saltburn(2023年製作の映画)

4.5

"スクールカースト底辺の冴えない地味メンが超大富豪イケメンに恋する話"だと思ってました、あのシーンまでは…

『プロミシング・ヤング・ウーマン』といい、本当に予想を裏切る作品を撮りますね。エメラルド・
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

スピルバーグが自らの人生をエンタメに昇華した渾身の随筆映画!

ものすごいものを観せて頂きました。
映画と共に生きる若者の端くれとして、大変ありがたく学びの多い"おじいちゃんの昔話"を"楽しく""観せ
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

私のドストライクジャンル、『倦怠期夫婦・カップルモノ』の中でも屈指の一作!
このジャンルの中での好き度はNo.1!

大学時代に『ブルーバレンタイン』を観て「こんなに愛し合っていても夫婦って壊れていく
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

・どういう形でかはまだ定まらないけれど間違いなく歴史に残るであろうこの作品を公開初日に観たという記録

・過去の宮崎駿作品の名シーンをモンタージュしたみたいな良さがあった。走馬灯って表現はしっくりくる
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.7

スペイン発のシチュエーションスリラーという位置付けの本作。

閉じられた空間、限られた食料で生き残らなければならない地獄を体験させられました。最初は平和的に解決していこうとするも、弱肉強食の世界に否応
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

5.0

とにかく、観て良かったです。
今観てよかった。

ここ数ヶ月求めていた、"我が身を振り返る映画"に出会えました。

ありがとう。

震える舌(1980年製作の映画)

3.8

Jホラーが観たくなる時期なので、何か観たことがない良作はないかとググってみたら、いくつかのレビューサイトでお勧めされていた本作に行き当たりました。
なるほど確かにこれは怖かったです。

怖いといっても
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.9

Jホラー観たい欲が高まっていた中、知人が本作のレビューをfilmarksに投稿していたのをきっかけに、鑑賞してみました。

前評判をあまり聞いておらず、それほど期待をしていなかったのですが、思いの外引
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

4.0

サスペンス映画を主に手がけるスペインのオリオル・パウロ監督作品。

ミステリー小説家の七尾与史氏がyoutubeにて『ミステリー映画の傑作』と紹介していたので、鑑賞してみました。

ミステリーに詳しい
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夜と霧(1955年製作の映画)

3.8

ナチスによるホロコーストの惨事を生々しい映像フィルムで振り返る、ドキュメンタリー作品です。第二次世界大戦の終戦から約10年後の1955年にフランスで製作された作品です。
まだまだホロコーストを扱う作品
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天気の子(2019年製作の映画)

4.0

『君の名は。』について、私はこう思っています。
「主人公もヒロインもその他みんなも幸せになるオチなんて、新海誠らしくない!」

もちろん、『君の名は。』は新海誠作品の中で最も完成度の高い作品だと思って
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.0

オープニングの「Thank you, Stan」にも象徴されるように、エンドゲーム公開前の物語的区切りとしても、マーベル作品群の区切りとしても大きな記念碑的一作であることは間違いないでしょう。

<エ
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

『ロブスター』『聖なる鹿殺し』と、話題を呼ぶ作品を高ペースで制作しているギリシャ人監督・ヨルゴス・ランティモスの最新作です。

アカデミー賞9部門ノミネート・主演女優賞受賞、ゴールデングローブ賞主演女
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

幸福な気持ちでエンドロールを迎えられる良い映画でした。

ファースト・マン(2018年製作の映画)

4.0

『ララランド』に続く、チャゼル×ゴズリングの第2作目。
人類で初めての月に足を踏み入れた男、ニール・アームストロングの伝記映画です。

「宇宙飛行士がいかに死と隣り合わせの人生を歩んでいるか」を、身を
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コードギアス 復活のルルーシュ(2019年製作の映画)

4.4

今年に入ってから、
仕事が忙しいやら家族事で忙しいやら≪ドラクエビルダーズ2≫が面白すぎるやら色々あって(9割方最後の理由)、なかなか映画館に足を運べない日々が続いていました。

そんな2月上旬、同居
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.5

120/100点

2018年は昨年12月公開の『バーフバリ』に始まり、インド映画の素晴らしさに気付かされた年でした。『バーフバリ』を皮切りに『マダムインニューヨーク』や『ダンガル』など、劇場や自宅を
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.3

90/100点


「これまでに公開された映画の中で最も怖い」とまで言われる程、とにかく怖いと評判だった本作。その噂は本当でした。

ただ、本作の「怖さ」は、予告篇で事前に予測していたものとは異なるも
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

80/100点


<全編がPC画面上で展開される>という実験的な手法で話題の本作。
新たな映画ジャンルが生まれた瞬間を目にしたことを確信しました。

本作を語る上で外せないのは、その手法でしょう。<
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斬、(2018年製作の映画)

4.3

95/100点


塚本晋也監督、池松壮亮さんによる舞台挨拶付きの回で鑑賞しました。
監督曰く、「池松壮亮さんありきで脚本を書き進めていった」との事ですが、キャスティングありきとは思えないほど広い射程
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.4

98/100点


『イット・フォローズ』のデヴィッド・ロバート・ミッチェル最新作ということで、公開が発表された頃から今年の<絶対に観たい作品>に加えていました。
いやはや、予想していた以上に「変な」
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.1

82/100点


ドゥニ・ヴィルヌーヴは続投せず、監督をイタリアのステファノ・ソリマが務めました。
この監督交代で素晴らしい前作の良さが失われることがないかに注目が集まっていた本作ですが、脚本のテイ
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.4

68/100点


スパイダーマンシリーズのキャラクター「ヴェノム」の単体スピンオフ作品です。
製作はソニー・ピクチャーズで、MCUとは世界観を共有していない作品とのことです。

ヴェノムとエディ・ブ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.2

85/100点


70〜80年代を代表するロックバンド『クイーン』のボーカルであるフレディ・マーキュリーの伝記作です。

音楽バンドに関する知識が乏しく、世代的にも全盛期を知らないため、恥ずかしなが
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.4

70/100点


ピンク映画を製作の中心にしながらも、同時に社会性も追求する表現を盛り込む若松プロダクション。その黎明期を白石和彌監督が映画化した本作。
2012年に他界した若松孝二亡き後、若松プロ
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.2

88/100点


中国で実際にあったカンニング事件から着想を得たというタイ映画です。
カンニング行為を題材としたクライムサスペンスとしても青春映画としても完成度が高い、傑作だと思います。これは劇場で
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デス・ウィッシュ(2017年製作の映画)

3.9

79/100点


イーライ・ロスの最新作×ブルースウィリス主演と聞いただけで、観に行くことが確定していた本作。とても良かったです。


70年代の名作、『狼よさらば』の現代版リメイクとのこと。恥ずか
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セントラル・インテリジェンス(2016年製作の映画)

4.0

80/100点

ロック様の自己相対化表現(セルフパロディという言葉で片付けたくない)が凄かったです。
自身のパブリックイメージを完全に逆手に取ってる感じは、『アウトロー』や『オールユーニードイズキル
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ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男(2017年製作の映画)

3.3

65/100点

『バトルオブザセクシーズ』を観た時に本作の予告が流れたことから、目をつけていた本作。
ビヨン・ボルグとジョン・マッケンローという2人のテニス選手を通して、「普段知ることのない世界を垣
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

4.3

95/100点

オールキャストアジア人で全米大ヒットと話題の本作。
評判の通りとても良かったです。差別撤廃に関するポリティカリーコレクトが叫ばれる近年の変化を象徴する意義深い作品ですね。

アジア系
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イコライザー2(2018年製作の映画)

4.0

80/100点


ギンティ小林氏が<「舐めてた相手が殺人マシンでした」ジャンル映画の傑作>と評し、このジャンルの映画好きなら誰もが虜になったであろう前作『イコライザー』のまさかの続編ですよ!

前作
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.1

85/100点


児童文学を原作とし、漫画家・テレビアニメ化を経て、今回ついに最高の作り手たちによって映画化された本作。
鑑賞前は完全に舐め腐ってましたすみません!

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不慮の交通事故により両
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平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

4.0

85/100点


先日、『おもひでぽろぽろ』を見返して、高畑勲作品の良さを再確認したことから、例によってこれまた幼少期に好きだった本作を見返してみました。

子供のころには何となくしか意味が分からな
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.9

78/100点


(夫婦で製作して超低予算なのに)全米大ヒットと話題の本作。
全体的にベタな展開でしたが、むしろそれが良い!劇場全体が静寂に包まれる、良い映画体験ができました。

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↓以下、ネ
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