鈴木ドミノさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

鈴木ドミノ

鈴木ドミノ

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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

最高すぎた。RZAとドクの夢の共演。映画館で観たかった。

こういうイコライザー的な映画って無条件で好きになってしまう、

冒頭とラストにMoodのkarmaの元ネタであるDon't Let Me B
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不良番長 口から出まかせ(1970年製作の映画)

3.5

日本語ラップ史に残るクラシック、「口から出まかせ」の元ネタ映画

梅宮辰夫が主人公だけど、マシンガンセクハラの山城新伍が際立っていた。

「ゲハハ!おっぱい丸焼きにしたるで!」

女性の乳房をガスバー
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.5

全体的にフワフワした感じのストーリー展開でやや中弛みする部分もあったが、個人的には「今まで観たことがない映画」になっている点で良い作品だと思った。

実験的なカメラアングルがたくさん出てきて観ていて飽
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RRR(2022年製作の映画)

4.0

【良い所】

長尺だがストーリーがパート分けされていて、かつテンポが良いので退屈しない。

ダンスや歌のシーンが物語に紐づいていて良かった。

敵の夫婦が北斗の拳に出て来そうな畜生で良かった。特に薔薇
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安藤昇のわが逃亡とSEXの記録(1976年製作の映画)

4.0

今度から自分もオナニーしたあとに「天皇陛下になったみてえな気持ちだよ」と呟こうと思う。

安藤昇以外の組員が皆んな結核持ちという設定は本当にそうだったのか、それとも映画化するにあたって追加した設定なの
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徳川セックス禁止令 色情大名(1972年製作の映画)

3.5

ふざけたエロ時代劇だと思ったら割と真面目なテーマを扱った作品。

武士という特権階級であるが故に、「武士」を演じ続けなくてはいけない人生。

フリーセックスを楽しむ下々の民に対して武士が抱くルサンチマ
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あのこと(2021年製作の映画)

4.0

全く的を得ていない感想になっている可能性もあり、恐る恐るレビューしますが、"社会の不寛容さを告発するだけ"の映画ではないような気がします。

以下記述、

妊娠発覚から堕胎までの時間がゆっくりと過ぎて
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ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

3.5

傑出した才能が世に出るにあたって重要なのは、その才能を受け止めることができる社会の方なのかもしれない。

チェチェンへようこそ ーゲイの粛清ー(2020年製作の映画)

4.0

登場人物の母親がポツリと言う、「国が悪いのではなく、そこにいる人間から逃げて来た」という台詞が胸に突き刺さる。

まさしく対岸の火事ではなく、日本でも杉田水脈氏の一連の発言(思い出したくもない)が記憶
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

2Dと3Dの中間的なアニメーションが良かったです。

時間とお金が限られている中でバスケっという奥行きのあるスポーツを表現する上では3D(NBA2K)要素が合っているが、オリジナルの2Dアニメーション
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All the Streets Are Silent:ニューヨーク(1987-1997)ヒップホップとスケートボードの融合(2021年製作の映画)

4.0

終始mid 90'sと比べて観てしまいました。(比べる必要はないし、そもそもジャンル自体が違うので比べることもできないのは承知の上で。)

というのも今作の作り(演出部分)伝えたいこと(テーマ)は根本
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アニマル・キングダム(2010年製作の映画)

-

映画の内容は全く覚えていません。あまり面白くなかったような。

高校に入ってできた友人が誘ってくれて新宿にこの映画を観に行きました。

当時三鷹市に住んでいた私は、三鷹と吉祥寺という世界しか知りません
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

2.5

原作漫画が大好きなので観ました。
全体的に満足だし何度か泣きました。

残念ながら永野芽郁がいまいちハマってない気がしました。

なんだか無理して原作を再現してるシーンが多いです。映画には映画の表現が
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞後1ヶ月ほど経ちますが思い出したようにレビューします。

個人的に大好きなジョーダン・ピール監督の最新作とあって、どのような映画になるのか公開前から楽しみでした。

結果として今年ベストの作品でし
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地球の静止する日(1951年製作の映画)

3.0

最近観たNOPEと対比させて観ていました。

世界の外部から来た存在として、地球人に警告を与える宇宙人は古典的な物語であるが、現代にも通ずるものだろうか?

地球や世界という存在が、全世界の人々にとっ
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呪詛(2022年製作の映画)

3.5

友達と一緒にギャーギャー叫びながら観たほうがいい

一人っ子の国(2019年製作の映画)

4.0

中国で35年間続いた一人っ子政策と国家による強制的な中絶、遺児、人身売買についてのドキュメンタリー。

監督は一人っ子政策時代に生まれた女性で26歳から渡米して子供をもうける。一番印象的だったセリフは
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

2.5

無印トップガンのダメな部分を改善しようという意気込みが感じられてよかった。

特に無印は肝心の空中戦シーンで誰が何をやっているのか全く分からずかなり苦痛だったが、今作はブリーフィングシーンを設けて戦闘
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トップガン(1986年製作の映画)

1.5

トップガンマーベリックの為に鑑賞。

当時はエポックな作品だったのだろうか。

中身のない国威発揚映画としか思えなかった。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.5

以下手垢のついた意見ですが、

ネオリベ以降の経済格差の拡大や、個人主義の広がりによって中間共同体の空洞化ぎものすごい勢いで進んだ。そういった状況下で、ケン・ローチや是枝裕和の映画は全ての現代人に不可
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ジェニファー・ロペス ハーフタイム(2022年製作の映画)

2.5

なぜ観ようと思ったのか全く分からないけど最後まで観てしまいました

ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇(2018年製作の映画)

-

社会問題を扱ったドキュメンタリーは過去にも観てきたが、今回の作品は点数を付けることに難しさを感じた。(そもそも作品を数値化をするという行為自体が、ある種の人間的な弱さだとは思うが)

パティマさんの「
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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

オリジナルアニメ1話分の話をここまで膨らましたのは凄い。

MSのゆっくりとした挙動を印象的に見せていて、巨大な兵器としての怖さや危なっかしさが伝わってきて良かった。約半世紀ロボットアニメを作ってきた
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茄子 アンダルシアの夏(2003年製作の映画)

3.0

自転車が持つローテクな機能美と綺麗なアニメーションに引き込まれる。

この魅力は自然とジブリアニメを思い出すが、鑑賞後に調べたところ実際に監督が宮崎駿の右腕と言われるアニメーターだった。

アニメーシ
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

実際に観たのは1ヶ月以上も前。

鑑賞直後どういう映画だったのか自分の中でまとまらず、もっと言うと今もまとまらず。

そんな状況だが、いよいよ映画の内容を忘れてしまいそうなのでレビューを書いている。
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我々の父親(2022年製作の映画)

3.0

キモすぎて笑ってしまう現実。

途中からそもそも人はなぜ子供を欲しがるのかということについて考えてしまった。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

全体的に楽しめたが、前半パートがピークで面白く後半に進むにつれてテンションが下がってしまった印象。

オープニングの演出やカメラアングル、禍威獣のデザインなど、庵野秀明と樋口真嗣の映画らしさがありそこ
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男たちの挽歌 4Kリマスター版(1986年製作の映画)

4.0

汗とポマードと煙草と土埃の匂いがスクリーンを通してこちらまで届きそうな異様な熱量。

年季の入った映画館だからか、観客の年齢層が高かったからか(平日の真っ昼間に鑑賞)アクション映画なのに常にダウナーな
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

ケネス・ブラナー監督の半自伝的な作品。

当時の北アイルランドにあるベルファストでプロテスタントとカトリックの信者同士がぶつかり合っていたというのは初めて知りました。

世界史に疎いのでこういう映画を
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SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.5

誰しもが仮面(ペルソナ)をつけて生きているが、強い思想や極端に社会から逸脱した集団の中で生きるためには、より強固な仮面が必要になる。

フェイスタトゥーという方法で直喩的に仮面を纏うネオナチの主人公が
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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

4.0

26年間生きてきて気づいたことが3つあるのですが、この映画はその3つが揃っていました。

①サミュエル・L・ジャクソンが甲高い声でマザーファッカー!と叫びまくる映画は名作

②ゲイリー・オールドマンが
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

2.0

金持ちニート vs 隠キャオタクの戦い。

もう少しどうにか出来たのでは…

とりあえず怖いシーンで「キャーン!」って音鳴るのは笑ってしまうので逆効果だと思う。