コブラさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ガンズ・アンド・キラーズ(2023年製作の映画)

3.4

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「私もパパと同じで心が死んでるかもしれない、、、」ってめちゃくちゃ悲しそうに、感情豊かに娘が言ってましてね。

「感情のない殺人マシーンとして育てられたけど質問ある?」スレを思い出しましたよ。

ヒッ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

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GOG3鑑賞後、劇場の機材トラブルの関係でほぼ休憩時間なくそのまま鑑賞。3D眼鏡掛けっぱなしでも良かったレベル。Siriが痛いぜ。

吹替版だったからか子供達で埋まる劇場におっさん一人参戦という完全ア
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.0

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ガーディアンズ完結編。

ロケット•ラクーンの物語を通して、ファミリーの成長とそれぞれの自立を描きつつ、二度と戻らない黄金時代のパッケージであったのだなぁ、としみじみシリーズを強制ルックバックさせる青
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スコルピオ(1973年製作の映画)

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ドロンのガバ使いにウットリする為に...pt.2
地味だの退屈だの話が理解しにくいだの言われてるけど面白かった。

往年の人になりつつあったB.ランカスターが時代遅れのCIA諜報員を、ハリウッド再挑戦
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マッドボンバー(1972年製作の映画)

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連続無差別爆破事件と連続婦女暴行事件という二つの事案の関係性を保ちつつ並列に描く。かなり凄惨なシーンが多いんだけど、それだけ興味を持続させる画力が強いとも。実際目が離せなくなるし。

“シャラップクラ
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ハーレーダビッドソン&マルボロマン(1991年製作の映画)

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「ダサく生きるよりクールに死のうぜ」

いやぁキツいっす。
何が一番キツいってこれをカッコ良いと思ってた○坊時分のワシよ。

あと今観るとつまらない以前に当時のアメリカ白人の潜在的幼さが滲み出ててキツ
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バッド・ルーテナント(2009年製作の映画)

3.7

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事の起こりを修道女強姦から不法移民一家惨殺に置き換え、オリジナルにあったキリスト教的な“赦しと救い”の話をオミット。

因果は全ては自分にある(神?しらね

そんなヘルツォークの意思を感じたというか。
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わたしの見ている世界が全て(2022年製作の映画)

4.5

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東京郊外、相続、四兄妹、都市農家、その他諸々。

自分のリアルへの接続度合いが高過ぎる “よくできた” モノを観ると、ここまで没入してしまうものか。映画鑑賞ってのはそれこそ現実からの逃避行動とも思って
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

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今なおババ殿達をしっとり、そしてジジ殿達をムックリさせ続けるクライムサスペンス•クラシック。

4K盤積んでたんだけど大ネタ過ぎて中々観る気が起きず。ドロンマラソン中なので重い腰あげて改めて観たらコレ
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暗殺の森(1970年製作の映画)

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4K修復版Blu-rayのパケ写があまりにも美麗だったのでポチ。
パケだけでなく作品もどこのカット切り取っても額に入れて飾りたいくらいに絵画的だった。絵画のことよく知らないし部屋に飾ったことないけどな
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.6

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ヒーローとはスーパーパワーを持つ超人の事ではなく、勇気を振り絞って悪に立ち向かえる者の事である

みたいな感じ(か?)。いやそれだけでないだろけど。
手垢ベタベタとは言え納得度の高いテーマだし、キャラ
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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

4.0

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人間には虚構(アニメ)を信じる力がある!

って事はワイと同次元におわすアカネ神に倣ってニ次元キャラを“お友達”って呼ぶ権利を付与されたって事ですよね?やったぜ😊

などとメタを完全曲解した狂人を量産
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ノーセインツ 報復の果て(2022年製作の映画)

3.0

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コマンドー+ナニカ、みたいな話かと思って観てたら割と救いのないヤツでした。

ガワだけはそれっぽいハードボイルド復讐譚。ポールシュレイダーの刻印はしてあるけど、ちゃっちゃと書いた感じというか、、。
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.6

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髪型やらがいやに現代的だなぁとは思ってたけども、なるほどぉ、、、。

「ウエストワールド」の亜種かね。

それにしても白共は随分手の込んだ(というかめんどくさい)方法でノスタルジーに浸るんですねえ。
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.9

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原作未読。

最初は宮本大のキャラクター像に、海賊王みたいなのは嫌いなんじゃあ、、、と鼻白んでたけど興味を持続させてくれたのは、ダイに引っ張られて成長するポップ=玉田と、ある意味一番ティーンスピリット
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

2.0

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園村健介のアクション演出と伊澤彩織の身体能力と髙石あかりの天才コメディエンヌっぷりの全てを無駄にする脚本&演出。

物語進行に一才関与しないダラダラしたクソコントが開始から70分ぐらい延々と続く。途中
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ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー(1974年製作の映画)

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「断絶」と「バニ•ポ4K」を劇場鑑賞しちゃってんだからそりゃもうイッツオートマティック。

とはいえ母娘を人質に金をユスるというクレイジーでダーティーなやり方のコイツらには感情移入不可なんだよなぁ。
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スナイパー コードネーム:レイブン(2022年製作の映画)

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ウクライナ国営会社の制作という事。国民の戦意高揚を促すべく万人に受信可能なわかりやすさ。そりゃもうジャッキーの拳シリーズレベルで。というか話の筋はまんま拳シリーズ。

彼の地で起きている事を考えれば無
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仁義(1970年製作の映画)

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そ、それ仏陀じゃねーし、、、。

初見。メルヴィル二本目。


アラン•ドロン、イヴ•モンタン、ジャン•マリア•ボロンテという尊死必至メンツのケイパーもの。

にしてもモンタンはいっつも弾作ってんな。
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サムライ(1967年製作の映画)

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ぶ、武士道ってそういうんじゃねーし、、、。


初見。そして初メルヴィル。

コートを羽織り、ハットをかぶり、車の盗り、仕事(殺し)をこなす。ドロンの挙動全てが美し過ぎるし、メルヴィルの冷たい色調に映
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ビッグ・ガン(1972年製作の映画)

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初見。

ドロンのミリガバ使いにウットリすべく円盤ポチ。したらU-NEXTで配信しててグヌヌ、、、ってなってたんだけど

妻子を眼前で爆殺された殺し屋が組織に復讐を誓い殺しの限りを尽くす

っていう眠
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

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不思議だ、、。

スピルバーグの生い立ちにはメチャクチャ興味はあったものの、その幼少〜青年期が人とは違う何か特別なものであった、とはとても思えない。むしろ割と普通だなぁと。恵まれてるよなあと。近親にも
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バニシング・ポイント 4Kデジタルリマスター版(1971年製作の映画)

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消失点をウッカリ超えたくなるレベルの“仕事イヤイヤ期”だったのでお薬もらいにシネマシティへGO。

疲れもあったし何度も観てるから正直ウトウトするとこもあったけど、劇場でチャレンジャーV8エンジンの咆
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アメリカン・ニューシネマ 反逆と再生のハリウッド史(2003年製作の映画)

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既成の構造や概念。何でも良いけど既にして在るモノへのカウンターで生まれる新しい何か。

銀幕スター達のお伽噺ではなく、自分達と地続きな灰色の物語群は、反骨世代にドンズバに刺さり、斜陽産業になりつつあっ
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.6

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鉄骨番長型タマひゅんムービー。

今日は鳥刺しで一杯やろう。

アトラクションムービーは疲れが飛ぶねえ。


ドラマについては言うことない。そういう映画じゃないしね。

ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.8

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こ、これどうやって着地するん?

信頼できない語り手であるベネデッタと(信頼はしつつ)全くもって信頼できないいつものヴァーホーベン翁の語り口に混乱の極みに陥る。

凄惨なシーンも吐きたくなるシーンも山
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ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金(2013年製作の映画)

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やる奴か、やらない奴か
(やらない奴は馬鹿だ)

今やウーの様な間抜けな二元論をのたまう自称知識人a.k.a.ゴミが蔓延りすぎていて、この笑える筈だった「ペイン&ゲイン」が笑えないどころか、すぐそばに
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.8

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隠し事をしなくても良い、いやさこの人には隠し事をしたくない。そんなパートナーが現実にいたらそれは確かに一生に一度の恋ですかね。
そんな関係ちょっと気持ち悪いけども。

鮮烈な赤と青。色彩からしてもうフ
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刑事コロンボ 死者の身代金(1971年製作の映画)

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「殺人処方箋」のBlu-rayカップリング作。


フィルマになかったけど、スピルバーグが監督した「構想の死角」も続けて鑑賞。

ヤバいなあ。吹替コロンボの垂れ流しはマジで時間が溶ける。“ながら”観の
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.6

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頑固親父の○○店とかマジで潰れてくんねぇかなと思っているので、ついつい招かれた客視点で観てイライラしてたけど、接客する側の視点で観たら溜飲が下がるかもなぁなど。店と客も男も女も富裕層も貧困層も相互にリ>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

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ワインスタイン(役)を見るマリガンの視線をまともに見返す事のできる男性はどれくらいいるんですかね、、、。

原作積みっぱなしだったけどその後を知りたいのでちゃんと読もう。

ラストの切れ味。
ちょっと
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BAD CITY(2022年製作の映画)

3.7

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拡声器トンファーをトレーラーで観て、もうコレ絶対観る!となった。

「ベイビーわるきゅーれ」にアクションでマジックをかけた園村健介監督の本格映画デビュー(ヒドラはまあ、、)って事でメチャクチャ楽しみに
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HYDRA(2019年製作の映画)

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ビデオ撮影の安っぽい絵面、昭和AVレベルの安っぽいドラマ、そして安っぽい野村宏伸。学生映画かな?園村健介監督デビュー作。

映画作品というより、自らのアクション演出のプロモーションかねコレは。

「B
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ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.7

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まんまと泣られた。

いやそのどんでん返しにクリビツしたのではなくて、振り返って見てクリスチャン•ベイルの救われない魂がただただ悲しくて。

こういう重厚な時代物サスペンスとかもっと観たい。ネトフリの
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

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タランティーノ直下のガイ•リッチーをパクってた頃のクドカン。
っぽい軽薄かつ古臭漂う演出に白目を剥きつつ、そんな時代のスターだったプラピが頑張ってたので懐かしみをもって鑑賞できたかな。低予算ゆえのペラ
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

2.0

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開始10分くらいで積極的に寝ようと思ったけど、その度にズンドコうるさい劇伴と、頭の悪そうなマッチョ共(とキッドマン)のギャーギャーうるさい怒声に、うるせーんだよ寝られねーだろが!💢ってこっちも怒鳴り返>>続きを読む