コブラさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

渇きと偽り(2020年製作の映画)

3.8

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乾(渇)いた大地は心やせさせるって串田アキラも言ってたじゃんか。

好物。プチ繁忙期中につき久方ぶりの劇場鑑賞だった事もあってか干からびていた脳髄がナニかで満たされた気持ち。

オーストラリアの片田舎
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刑事コロンボ/殺人処方箋(1968年製作の映画)

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土曜半ドンで帰ったらTVでよく再放送かかってた気がする、繋がりで積み盤に手を出してみる。

ピーター・フォーク版コロンボのデビュー作にして倒叙ミステリーの金字塔シリーズの幕開け。

観た事あるはずなん
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バイオレント・サタデー(1983年製作の映画)

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ルトガー•ハウアー追悼で買ってたヤツをいまごろ消化。

なぜか「裏切りのサーカス」みたいに情報量の洪水で脳が水浸しになるスパイムービーと思ってたけども違った。CIAモノではあるが。

盗聴•監視(盗撮
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激怒(2022年製作の映画)

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怒りというか恐れでしょうか。監督の。
いやそれは同義であるかもしれないけども。

割とメディアで自身の嗜好と思考を語っている監督なので、そしてそれを割と読み聞きしていたので

ああ、、滲み出てるなぁ、
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

2.8

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滑り散らかしてんなぁ

ワイティティに一瞬でもガーディアンズを預けたことでババ付いちゃったな、、、って感じ。

あまりお話に集中できなくてゴアが何のために何をしようとしてたのかさっぱり理解できなかった
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フランケンフッカー(1990年製作の映画)

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これにはメアリー・シェリーもニッコニコ。

正しくフランケンシュタインの怪物(正確にはフランケンシュタインの花嫁か)の意匠を継ぐ、「なぜ創った」案件。

男が相手の為に良かれと思ってする行為は大概はろ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.2

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知恵と勇気と団結と金田のバイクがあれば汎用人型決戦兵器がなくとも使徒のタマを奪れる

という(混乱

「ゲット・アウト」も「アス」も、はえ〜面白い事考える人だなぁとは思っても、作品が好きかというとそう
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

2.0

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久々に途中で退席しようかと迷った。



















「ベイビーわるきゅーれ」の苦手だった部分と「最強殺し屋伝説国岡」のチープ感のみで構成されていた印象で、直前に観た「NOPE」の
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

2.3

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「グリーン・バレット」を鑑賞して遡って減点。
本当はできる人なんだけど、予算がないならしょうがないよな、、って言い訳が完全に潰れたからな。あと、園村健介さんが参加していないことがわかった。「ベイビーわ
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

3.6

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モキュメンタリー梯子1/2


初見。

タイトルから逸脱しない内容。ドキュメンタリーって普通そうかもですが。


うん面白かった。
面白かったんだけど、いっつも感じているタイカ•ワイティティのドヤ感
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.0

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おっさん数名、さらに夜遅上映回だったって事でついつい気を許し、赤子の如く無防備メンタルで鑑賞したのが良くなかった。まつ毛が抜け落ちるほど落涙。

僕たちの街に悪魔が来たりて、、、というスリラー × 少
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プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

3.8

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異種通過儀礼対戦。

弓とか槍でプレデターに勝てる訳ねーだろ、、、とか最初思ってだけど、戦士として純度はシュワよりもやっぱコマンチよ(掌クルー


性別や齢ではなく、能力をもって座主を決める。この四方
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L.A.コールドケース(2018年製作の映画)

3.8

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トゥパックとビギーの件についてはリアタイだけど、まんまと「東西抗争」という至極わかりやすい図式をエンタメとして楽しみ、見せ物として消費していたゴミが僕です。ちなノットヘッズ(ヘッズってもう言わない?)>>続きを読む

猫が行方不明(1996年製作の映画)

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「子猫をお願い」の鑑賞後にポチり20年振りくらいに鑑賞。


初見時(ほぼリアタイ)はウブだったので出会って4秒で合体するその貞操観念や、同性愛者とのルームシェアリングなど、はえーフランスって国は色々
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クローネンバーグの ファイヤーボール(1978年製作の映画)

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教訓 悪いことしたら焼かれる


クローネンバーグ初期営業仕事。カーキチだから趣味仕事か。

ドラッグレース界隈をストレートに描く。
よろしくメカドックの「全日本ゼロヨンGP編」
の元ネタですかね。盗
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マイドク/いかにしてマイケルはドクター・ハウエルと改造人間軍団に頭蓋骨病院で戦いを挑んだか(1983年製作の映画)

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積み盤消化。

MADな脳外科ドクター・ハウエルに脳みそを弄られ、両親を殺してしまったマイケル。精神病院を退院した数年後、とある島で非道な遺伝子組換手術で、せっせと面白人間を量産していたハウエルを発見
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グレイマン(2022年製作の映画)

3.8

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劇場で観ようと思ったけど、家で観て正解だったかも。UHD 4Kのパッキパキ映像に引き込まれた。違和感ない訳ではないんだけども。

面白かった。

007を観てたらマイボディーガードを一瞬経由して最後は
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子猫をお願い(2001年製作の映画)

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00年代にたらふく観たこの質感。
オリーブ系なペ・ドゥナがsoフレッシュ。

韓国社会において少女達(女性が)社会に進出する難しさ。
同窓五人の関係性を描きつつもオフィスから漁場まで、働く女性達にもフ
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.7

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ケ、ケルヒャー!!!(混乱

いやあ馬鹿ですねぇ

“オフビートなギャグや良し”みたいなスカした風潮を嘲笑う、クドさ・しつこさ・コッテコテをマシマシしたインスパイア系のギャグ特盛。もうラショーには信頼
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炎のデス・ポリス(2021年製作の映画)

3.6

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全然「要塞警察」ちゃうやんけ。

限定空間におけるブっ殺しトーナメント、つまりは椅子取りゲーム的乱痴気騒ぎ。近年では「フリー・ファイヤー」くらいの志で個人的には適温ムービー。こんくらいでいい。

展開
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

3.9

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しんどい、、。
が、観て良かった。
実際の惨事なだけにこんな事言っていいのかアレですけど、映画としては抜群に面白かった。

トップガンMでもオモタけど、コシンスキーさんは話運びに淀みがなくてスッと物語
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X エックス(2022年製作の映画)

3.7

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楳図せんせーの「洗礼」的若美ボディークレクレ系やろ、と見切ったつもりでいたら全然違った。
それがババアのトリガーではあったかもだが。

老人の異常性欲(と承認欲)怖っ!てなる。
いやババアの(*´д`
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.0

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反目する二者がピンチに対して協力する。

分断された彼の地域(の南側)においては、誰しもが当事者として容易に感情移入する事ができる一大ジャンルよな。

反目、共闘、別れ

ラブコメだろうが、スポーツモ
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.6

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だいぶ温い。
そしてだいぶ分かりやすい。特にセリフでだいぶ心情だのを吐露しまくっててオヤオヤとなる。

生まれてきてくれてありがとう

これが誰に向けた言葉であるかって事を考えればこの優しみ、わかりや
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処刑軍団ザップ(1970年製作の映画)

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狂犬病菌入りミートパイ食わせてヒッピーカルト共を一掃するなんてピートの奴マジ孔明。
思い付いた殺人アイデアをやり切るその勇気。

世の子役達にはピート君の爪の垢を煎じたミートパイを喰わせるべき。

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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.8

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周囲のヘイトも顧みず、直感や感情で行動する人間になぜか惹かれてしまう。

道徳と理性を結果的にゴミ箱に捨てちゃう人の事で、最初からどちらも持ち合わせてない極悪人は心底死んで良いと思ってるんだけど。
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.9

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「インヒアレント・ヴァイス」の「ジャーニー・スルー・ザ・パスト」が流れる例の萌死シーンが130分続いてるみたいなもんじゃんか。幸福感のオーバードーズで吐きそうになった。
どう考えても僕へのラブレターフ
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ALIVEHOON アライブフーン(2022年製作の映画)

3.8

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ドラマは定規で引いたのかってくらいのどストレスートのスポ根で対していうこともない。

が、レースシーンはワイのドリフト界への無知も相まってどフレッシュかつ、CG合成に頼らないその画力には総毛立つほどの
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.7

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このテンポと情報量とギラギラを160分浴びるの?!って冒頭からなる。
不世出スターの半生をダイジェストってか走馬灯を見る様に体感して脳が疲労困憊。

誰がエルヴィスを殺したのか。

表現者、表現をマネ
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バスケット・ケース(1982年製作の映画)

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初見。


ヘネンロッターは今作といい「ブレインダメージ」の男根エルマー君といい、クリチャーに強烈な個性と哀愁とデザインを与えていて信頼感が天元突破する。異形のモノ達ッつーのは、フランケンシュタインの
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ブレインダメージ(1987年製作の映画)

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初見。

本気でドラッグ撲滅掲げるならコレを布教しろ!(逆効果)

イケボなエルマーくんにジャックインされ脳汁ドバドバ食らってアヘりたい令和4年6月でした。

観てみたかった「フランケン・フッカー」が
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ローリング・サンダー(1977年製作の映画)

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シュレイダーの奴、まーたベトナム帰還兵にカチコミさせてやがる、、、いいぞ?もっとやれ。

という。


ベトコンによる激しい拷問で六感これ総不感症のレーン少佐。メキシカンギャングに妻子をぶっ殺され復讐
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映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

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うわっぬるっ!
って感じで10代の頃は割と意識的に聴いてこなかった。

20代レコ屋時分にはどうしたって避けて通れず、半ば義務的に聴くうちこの音ががとても心地よくなってたな。
なので積極的に聴く様にな
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ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 4K リマスター版(1968年製作の映画)

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やつぱり、、、しゅごい、、、


ココカラ足す事も引く事も一切不要のサントリー山崎的傑作。その時代、そのジャンルで精製可能だった最上のナニかと。

実は最初の出会いは悪名高き最終版。ボロクソ言われてま
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.8

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代打俺。

この男、後進に道を譲る気一切なし。

86年版に引き続き、全力かつ全方位からトムが甘やかされてましてね。教官としてトップガンに復帰しといて「お前ら使えねーからやっぱ俺やるわ、、、」ですから
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トップガン(1986年製作の映画)

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世の流れに乗っかり1000年ぶりに鑑賞したら全力でトム•クルーズが甘やかされてましてね。
中間管理職に成り下がったロートルが観るとなかなかに遺憾な一本。こんな部下いたら真っ先にチームから外すわ。

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