この世のすべての単語が載った英語大辞典を編纂し、辞書界隈に大きな影響を与えた”博士と狂人”の話。
編纂(へんさん)って言葉は響きに知性を感じてとても好き。この大辞典はなんと60万語以上を収録しており>>続きを読む
”誇りには思わんが 後悔もしていない”
真面目に生きてきた自動車技師が余命わずかを宣告され、たまたま病室が一緒になった資産家の小憎たらしい爺さんと意気投合し、世界中を豪遊しつつ本当に大切なものに気づ>>続きを読む
映画生活へのリハビリを兼ねた2回目視聴シリーズ。
天才的なファンドマネージャーである鷲津が、日本の自動車メーカーをめぐって中国の超大金持ちファンドと対立するバトル映画。
ファンドマネージャーって、>>続きを読む
”A man prepared to commit suicide has the initiative. -自殺の準備を整えた者が主導権を握る。"
チェスが深まるほど壊れていく、グランドマスターで>>続きを読む
無自覚に好きになってしまった年上の女性に、嫉妬し、恋焦がれ、暴走していく純粋でウブな少年のはなし。
いやー、映像がよかった。
水底がもう別世界のようで、一瞬一瞬で見せるその様子が美しい。
今回は>>続きを読む
是枝監督の作品って、一度観ただけじゃわからないんだよなあ。三度目の殺人のときもそうだったけど、重要なことがだんだんと明かされていくから、都度見方が変わっていく。
そして、明かされた事実をもとにすると、>>続きを読む
ほかのレビューでもあるように、ラストのライブシーンが圧巻。
僕にとってボヘミアンラプソディは、「PRIDE」の”氷の女神”とワンセットの思い出深い曲。
フレディにはアイデアがあったし、いいものか>>続きを読む
「Inception」のジョゼフ・ゴードン=レヴィットがぼくは大好きで、あのときも彼は淡々と仕事をしていたけど、今回もかなり実直というかクソ真面目な役。冒頭のランニングと歯磨き粉のシーンだけでひしひし>>続きを読む
1962年、まだ人種差別の色濃いバージニア州で、NASAの根幹を支えた3人の黒人女性を描いたドラマ…なんだけどこれがむっちゃかっこいい。
ジャケット見てミュージカルっぽいのかな?って思ってたんだけど>>続きを読む
「天才」とか「狂気」って言葉で語られるピアニスト、チリー・ゴンザレス。インタビューと映像の切り口からドキュメンタリーにした映画。
冒頭のコメントの自由さに思わず笑ってしまった笑
そして最初の方で語>>続きを読む
開始から画面がすごい。こんなに想像と感情をかきたてられるオープニングは初めて。
ジャスティンとクレア、それぞれの視点から描いた2部構成。
星に気付くところの描写でわかるけど、ジャスティンが自暴自棄>>続きを読む
クリストファー・ノーランが好きなので観ようと思ってた作品のシリーズ第一弾。
なぜ「バットマン」なのかがわかるし、恐怖を克服して、その上で相手に恐怖を植えつけようとするっていうのがすごくダーク。映像も>>続きを読む
1960年代のアメリカで、ロックシンガーのジャニス・ジョプリンをモデルにした映画。
自分こと好きって思えないんだろうなあ、、今の自分を見て、認めて欲しくて「私はローズよ!」って叫んでしまう、身勝手で>>続きを読む
もう全編を通して光が美しい。これが北イタリアの夏の太陽の陽射しなのか。
僕はその場にいなくて画面の前にいるだけなんだけど、そこから溢れてくるような、光だけじゃない、熱く乾いた空気とか、伝わってくる水>>続きを読む
どこに向けたらいいのかわからない想いとか、感情とか、鬱々とした空気やどうにもならないことを、自分の手足や身体をを通して外へと解放してあげることがダンスになっている、そんな映画。
イングランド北部で暮>>続きを読む
「僕のバンドのPVにでない?」って一目惚れしたあの子につい口走ったところから、バンドを結成しちゃう高校生の話。
いい歌うたうんだよねえ。そしてちょっとだけどこかダサいのを残してるとこがまた好き。>>続きを読む
ウォールストリートでのし上がったオオカミの話。
お金が目的になるとやばいなあ。。
クスリにオンナ、札束、クスリ、クルマ、いいオンナ、豪邸に、とびっきりのクスリ。もうウォールストリートのネガティブキャ>>続きを読む
大学の時に好きで何回も観てた。10年ぶりくらい??思い入れが山ほどある映画。
雑誌の編集者になりたいアンディ(アンハサウェイ)が、ぜんぜん興味のないファッション雑誌「RUNWAY」の編集長ミランダ(>>続きを読む
ミュージシャンの彼にふられた、作曲の才能ある女性と、フラフラのプロデューサーの話。
キーラ・ナイトレイが、いままであんまり作品を観たことなかったんだけど、振り返る姿がいちいち可愛いんです。
そして>>続きを読む
以前観たことがあったので2回目。
第二次世界大戦末期のポーランド、ドイツに侵攻されユダヤ人への迫害が強まっていく、そんな時期のピアニスト、シュピルマンの話。
こんな迫害が実際に行われていたのか、>>続きを読む
9.11で大好きな父親を失った、少年と家族の愛情のはなし。苦悩でいっぱいだけど、愛情もそれ以上にある。
突然訪れた「最悪の日」から大好きなお父さんが消え、喪失感しかなかった1年。
ようやく拠り所を>>続きを読む
Facebookを築いたマークザッカーバーグを描いた映画。この映画を観ていると、ジェシーアイゼンバーグ演じるマークがいちばんまともに観える。
「サービスがクールか?」ってことしか考えてないんだけなん>>続きを読む
殺人事件が繋がっていく、東野圭吾のミステリーが原作の映画。
この映画は、松嶋菜々子の演技を見るだけでも2時間の価値があると思います。
表情だけでこんなに伝えられるんだなあ、、というよりも、自分が伝>>続きを読む
パッドが元奥さんのことを好きすぎるよ。
好きで好きでしょうがないんだろうなあ。彼はブチギレまくるくらい大好きなわけだったんだけど、でもその奥さんの魅力については一切触れてないんだよね。
それでいて>>続きを読む
“両方と友だちになることはできないのよ”
何かを選ぶときは、何かを捨てなければいけない。残忍な強姦殺人事件の加害者を助けようとするなら、被害者の遺族からは拒絶される。
ノンフィクション映画なので大>>続きを読む
ひゃー、そういうことだったのか!!
悲しい物語だなあ。
記憶がもたないから、奥さんが亡くなったのを知り、認めることから毎日が始まる。
そして復讐。
ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」を弾いてい>>続きを読む
そうか、リリーフランキーさんの本が原作なのか。
オカンのこと、観てるこっちも好きになっちゃう。僕の想像できる範囲だったら「裏切られた!」とか「もう嫌だ!」ってなってしまいそうな息子の行動にも、信じ続>>続きを読む
七つの大罪をモチーフにした連続殺人を追う話。ずっと雨が降っていたり、暗いし不気味な印象が続く。
モーガンフリーマンが「ショーシャンクの空に」のレッドみたいなまた渋くて冷静でいい味出す役。
犯人には>>続きを読む
“Argo fuck yourself.”
ベン・アフレックかっこよかったなー。
人質を助けるために、フェイクの映画撮影を信じられない規模で作り上げてしまう話。
最後の緊迫感がたまらんです。
1>>続きを読む
逆光で娘と話すシーンとか、弟と口論するときのカットとか、光の使い方がいちいち美しい。軽やかなカットの移り変わりを観てると、ミュージカルというか「ララランド」みたい。
そしてなにより奥さんがひどすぎる>>続きを読む
“ある朝起きたら君は感じるかも、他人だって。だからこそ約束できないのよ”
ジョセフ・ゴードン=レヴィットが出てるのを知らずに観始めたのだけど、僕にはインセプションの彼の印象が大好きでそれが強すぎて>>続きを読む
“信用できるか?失うものがない奴は信用できん”
レオナルド・ディカプリオが、ことあるごとに鎮静剤を飲んでるシーンが出てくる。
頭良くて回転も早い人って超人的で、感情なんかなくて嘘ついても平然とし>>続きを読む
桐島の影響がすごい。バレー部はアイツがいるからいいとこまで行く、って言ってたからスーパーエース系なのかと思ったら、どうやらリベロなのね。
どこに自分を置いて観るかで感想大きく変わるだろうなあ。
映>>続きを読む
「今の世の中、大切な人がおらん人間が多すぎる」
「怒り」を観たので続いて李監督作品。
1番印象的なのは灯台のシーン。妻夫木さんが、必死に戻ってこようとする深津絵里さんを見たときのあの様々にいりま>>続きを読む
スタンリー・キューブリックの遺作として有名な本作。
24歳で初めて観たときはよくわからなかったけど、今回はトム・クルーズの感情の機微の部分に目がいく。
ニコール・キッドマンがハイになってケンカを売>>続きを読む
敗戦国のドイツが、戦後10年以上が経ち復興を進めている中、アウシュヴィッツの事実を明らかにし法の下で正そうとする検事の話。
国としては「過去のこと」を蒸し返さずに復興を進めたいし、もともと関わってい>>続きを読む