ツェねずみさんの映画レビュー・感想・評価

ツェねずみ

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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.3

地の神様に要石、震災に懐メロまで、
音響効果もすごいし、相変わらず背景がとても綺麗。
売れ線大爆発みたいな映画だった。

でも僕は天気の子の方が好きだな。
この監督の作品は、
結局ボーイミーツガールな
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モモ(1986年製作の映画)

4.2

誰でも知ってるよね
エンデのモモ
大好きな作品


CGもないのに、
原作の世界観を緻密に表現した作品

20世紀初頭の社会情勢を頭に入れてから見たら、さらに面白い。

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

4.5

新井英樹はキーチしか読んだことがない。
キーチはとてもパワーのある作品だったので、それならこれも良いのだろうと鑑賞。


東北の田舎、パチンコ屋、フィリピン
全てが汚い臭い、
ただ時たまその中で美しい
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劇場(2020年製作の映画)

2.8

松岡茉優は優しい女の子の役が似合う

物語は面白いし、役者も良い、
ただ無駄なシーンが多い気がする
もうちょっと作品をまとめられたのでは?

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.5

岩井俊二といえば、
これとスワロウテイルが思い浮かぶ。

90年代特有の、
鬱屈した思春期の10代をテーマに、
バンドとクラシック音楽、
関東の原風景を多彩に取り入れた作品。

スワロウテイルにしても
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ボーイズ・オン・ザ・ラン(2009年製作の映画)

3.0

原作から好きな作品。

雰囲気いいね。
役者もいいね。
皆イメージ通り。

2000年代の秋葉原のあの雰囲気ってなんなんだろうね。
いいよね。

ただ、この映画で描かれてるのは、
原作のちょうど半分ま
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

4.3

おこがましいが、
主人公と自分を重ねてしまった。


人生に、
一度くらいこんな時間があっても良いのかもしれない。

赤い文化住宅の初子(2007年製作の映画)

3.2

あまり覚えていないが、
尾道水道を眺める初子が綺麗だった。

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

また晴れた日に会いましょう。
破裂する水爆にあわせて、
軽やかに流れる曲が心地よい。

ラスト5分を見るための作品。

アルファヴィル(1965年製作の映画)

3.0

現代写真のような無機質で美しいシーンが連続する。
意味を理解しようとしてはいけない。

天気の子(2019年製作の映画)

5.0

たとえ世界中が不幸になっても、
あなたと一緒にいたい。

そこまで思える相手に、
僕も出会いたい。
そう、自分の勇気のなさを自覚させられた。


一緒に観に行った女性とは、
もうお別れしてしまった。

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

2.9

原作のイメージに近いのはこちら。


ただ、韓国特有だが耽美的に飾りすぎ。

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.0

原作とはだいぶんイメージが違うが、
これはこれでとても良い作品。
むしろリアリティがあって共感できる人も多いのでは?

僕はそうだった。

ヒロインの池脇千鶴、
よく知らない人だけどとても好きだった。
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.5

原作から好きだった作品。

繰り返される出会いと別れを淡々と描いている。
その後ろを流れる東京の街並みに、
寂しさも渇かされてしまう。
いまを大事に生きよう、と感じさせられる。


森山未來はこういう
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ドンバス(2018年製作の映画)

2.9

2014年から続くロシアウクライナ戦争を描くブラックコメディ。
いくつかの短編作品で構成されており、
ドンバス内の、兵士、住人、西側のジャーナリストなどをカメラで追うノンフィクション風の構成。ただしあ
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