猿の惑星を観るといつも同じような感想がわく。今回のいいところはゴリラ。
例えば正義の味方になったとして、そもそも守るべき人類がくそだと気がついてしまったら。良くできてるけど、死にたいような時に観るもんじゃなかった。
子どものころの残虐性。
身に覚えがある。
力をもった子どもが1番怖えと思ったら、それも身に覚えがあった。
人間怖え。
色々な人が出てきて、色々なことをしてすごかった。こんなに物語に関わることしていいの?と思った。あと、テロを阻止するためにテロみたいなことをしていいの?と思った。
一年かけて準備したねぶたが開始早々崩れて「あぁーーあ」という感じ。あるいは、気合いが入りすぎてプロレスの段取り無視してガチンコ始めちゃって、盛り上がる前に失神しちゃって「あぁーーあ」という感じ。
スローモーションで農業してる間にやる事があるだろう。
得体の知れないものに振り回される快感は「世の中にはやばいやつが存在してる」前提からくるもの。日本版『最後まで行く』のこれじゃない感のアンサーのような映画。魔女ユニバースやめて貴公子ユニバースをやってほ>>続きを読む
そんなにおもしろくないけどIUがいい娘役の子もいい。ホームレスもサッカーも、こういう題材の映画は最低限の共感とリアリティがないときつい。
おもしろくはねえですよ、他人の性癖の話なんて、例え『普通』の人の話であっても。
ちなみにぼくも、性欲の衝動性に恐怖を感じやすいので、大学生の子に近いかな。人間キモいです。
基本は自傷他害がなければ口出>>続きを読む
ポットキャスト番組がきっかけでできた友達が教えてくれた映画。めちゃくちゃいい映画だったけど、その友達とは今では少し疎遠だったりする。
男女って。
友達でありながら、恋人としての査定みたいなものはあって>>続きを読む
「天才とは孤独なもの。他人とうまく交われないから」
愚かに見える他人を受け入れること。それは、うまくいかない自分をうまくいかないまま認めること。ままならない人生を生きていくということ。
おもしろいのかもしれない。
でも、バキバキの低音を聴きながら会議を3時間は疲れる。
長いのに大したことをしていない。
ぼくがSFを楽しむ時には、世界を楽しむ部分が大きいのだけど、この映画を見ていて登場人物の生活や国の文化が見えてこない。知らん人が出てきて色々話しても何とも思わない。>>続きを読む
話が進まない。
かと言って世界観が深いとか、人物に感情移入するとかもない。映像がすごいとかもないし、アクションもかっこよくない。緊迫感もないし、重厚感もない。
飲み会でオールした時のさらけ出された感じが苦手だった。その中でちゃっかりいい感じになった2人の親密な空気も苦手だった。他人の性の雰囲気はなるべく見たくなかった。それでも三宅監督らしくどこかやさしい。
ちょっと連想したのはダニー・ザ・ドッグ。今ならこう書くって感じ。
ぼくの目に映ったのは、東出さんの生きる姿。
迷ったけど、「仕事つらいんだけど、映画見れてよかったです」と言った。
「がんばり過ぎないで、ぼちぼちでいって下さい。ぼちぼちで」と応えてくれた東出さんの声は>>続きを読む
「盲人は盲人らしく目を閉じてろ」って、ぼくも最近言われたなって、感慨深かった。
「死にたい」と言えば、「死なないで」と声は上がるが、死にたくならないための支援は誰もしてくれない。
彼らの聴こえづらい叫び声は、ぼくの聞いて欲しかった声にかさなって、心のいくらかを救ってくれた。
3時間の映画のいいところは、慣れない体感時間で、いつ終わるかわからないところ。
特にこの映画は全部サビみたいなもので、どこに連れて行かれるかわからない。
等身大の愛、愛、愛。
無慈悲な現実に立ち向かう無限のエネルギー。
ぼくが思っただけで、そういう映画ではありません。
60点満点って感じ
アクションが意外といいが、セラピー部分を本格的にしたら限界突破したはず。