人生の終盤
心も体も痛みくたびれ立ち止まる時
永い時間をかけて紡がれた
出逢いも別れも愛も欲望も
そして痛みさえも
自分の人生を美しる彩る
大切な体験だったと知る
アルモドバルの人生叙事詩は
芸術の創>>続きを読む
稀代のプレイボーイカサノバが
パリから亡命を余儀なくされ
新たな土地で恋に落ち
若い娼婦に翻弄され…
若い故の奔放、我儘が
老いてゆくカサノバには眩く煌めく
華やかな帽子ドレスが楽しい
ニンフォマニア>>続きを読む
人に備わった機能で一番優れているものが忘れる事と聴いたことがある
花蓮がフラッシュバックする記憶の断片を辿る旅は
過酷なものだったかもしれない
でも両親や友達の温かさや
それぞれが秘かに抱える痛みに気>>続きを読む
穏やかで優しく丁寧な清んだ空気感の作品
好きです
孤独や喪失感を抱え生きる女性達
周りから少し浮遊している様な
獏とした不安な気持ち
人は皆
それぞれの寂しさに折り合いをつけながら
しなやかに柔らかく>>続きを読む
三味線を奏で語り物等を唄い
各地を門付けして歩いた盲目の女旅芸人
最後のごぜ小林ハルの生涯
意地悪な親方からは生き抜く力を
親身な親方からは心を受け継ぎ
歩く旅の過酷さは想像を絶する
『良い人と歩けば>>続きを読む
どちゃくそ面白かった
不謹慎と言われようが
正直、笑いが込上げ面白さに抗えず虜となった90分
人を殺したいという欲望と美学に突き動かされる男の必死さは
滑稽以外の何者でもなく
ほんと大変だからやめた方>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ユダヤ教超正統派からドロップアウトし
ニューヨークの普通の生活になじもうとする青年が
死者の棺を一番見守る夜伽のバイトを引き受け…
悪霊マジキムとの闘いは
自らの罪の記憶と向き合う事であり
死者のホロ>>続きを読む
児相から虐待の現状を聴き
監督脚本主演の上西雄大が一気に書き上げた作品からは
虐待に苦しんでいる子供に手を差し伸べたい
負の連鎖を救いの連鎖へという強い想いが伝わる
戦争や虐待等、無防備な子供が大きな>>続きを読む
北国のラブホのひとつの部屋に集う人達の群像劇
家では介護や子育てに追われる中年夫婦の憩いや
明るさの裏に孤独を抱えた高校生と教師
聞き耳を立てる従業員にもドラマが有り
それらを傍観者の様に眺める娘の自>>続きを読む
大切な人を想い
大切な人が悲しんでいたら守る
二人の少年の愛情表現が下手くそで一生懸命だから胸を打つ
体裁ばかり考えてしまう大人は恥ずかしくなる
素直に大切な人には想いを伝えて生きていこう
抱えている>>続きを読む
大好き
閉塞感に蝕まれ生き辛さを感じている今
どんな暴力が襲っても
無垢な魂は汚されない
夏の陽光の様な希望を感じた
寄り添いたいのに寄り添えない
彼女の心が影となり
彼に寄り添い軽やかに躍る
彼女が>>続きを読む
昭和初期の空気を再現した美術、衣装、主要3人を含む見事なキャスティング、クラシカルな台詞回し、ロケ地…
全てに黒沢監督の美学が行き渡った
格調高い美しい絵画の様な完成された作品
愛する男だけを想いひた>>続きを読む
強さを好むアメリカで
繊細に弱さを描いたカポーティの素顔
センセーショナルで煌びやかな表の顔に
無垢で無邪気に愛を求める
もろく儚い子供の姿が見え隠れする
養女の優しく愛情に溢れ知性的で面白く守ってく>>続きを読む
静謐で繊細で美しく
内に鮮烈な熱情を秘めた愛の物語
知的で凛とした彼女達の恋の行方から一時も目を離せない
愛の目覚めと喪失を彩るヴィヴァルディの響きが
ラストの圧巻の長回しの彼女の表情と共鳴する
運命>>続きを読む
作品の放つ熱にやられ疲弊した
しんどい
不器用過ぎる登場人物達を肯定できないし
賛否別れるだろうが
私は好きです
自分の想い通りの自分じゃなくても
想う様に生きられなくても
人はいとも簡単に死んで消え>>続きを読む
変わりゆく時代
変わりゆく街
蒼く清んだ空に浮かんでいる様な
不安定に儚く煌めく少年も少女も子供等も
軽やかに柔らかに
くるくる回転しながら
自分だけの今を生きる
私も岡崎京子ちゃんの醸す空気を吸い込>>続きを読む
子供の頃号泣した家なき子
愛らしいジョリクール🐒やカピ🐕
音楽や文字、そして人生を教え導いてくれる旅芸人ヴィタリアと美しい南仏を小さな子供に戻って旅をした
無垢でひたむきな魂は報われ
誠実に生きていれ>>続きを読む
ぽかぽかと温かく柔らかく優しく楽しい作品
大好きです
関白な父亡き後
自由な独り暮らしを楽しんでいた母を想いました
孤独の先の圧倒的自由
賑やかな寂しさ達や思い出と暮らす桃子さんは
まだまだ進化の途中>>続きを読む
