hirobeyさんの映画レビュー・感想・評価

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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

面白いねぇ。というのが、観終わって最初に出た言葉。

「セルピコ」や「狼たちの午後」などのシドニー・ルメット監督による1957年の作品。

十二人の男性陪審員によるワンシチュエーションドラマ。法廷劇で
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

4.3

漸く鑑賞できた。
優しさであふれたスウェーデン発のハートフルコメディ。

アスペルガー症候群は、社会的コミュニケーションの障害と興味や活動の偏りが特徴とのこと。本作では、シモンを通してわかりやすく軽快
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Winny(2023年製作の映画)

4.2

劇場で観られず、ずっとチェックしたままだった作品がなんとアマプラに配信されているのを発見!とってもラッキーな気分だったので、即鑑賞。

東出昌大がいい味出していた。「福田村事件」「青春ジャック2」と最
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極限境界線 救出までの18日間(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2007年にタリバンにより韓国人23人が拉致された事件を元にしている。

事件自体は、2人が不幸にして殺されたものの、残る21人が無事に救出されたことは素直に良かった。日本でも人数は違うが拉致事件があ
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離ればなれになっても(2020年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

何の情報もないまま、ふと手に取ったレンタルDVDだった。

これは名作。胸の奥に沁みた。
年齢的に考えることが多かったこともあるし、大事な友人を昨年亡くしたこともあるかもしれない。

男子3人組+紅一
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フォロウィング(1998年製作の映画)

4.0

クリストファー・ノーラン監督の初長編作品。HDリマスター版の劇場公開が当地でも間も無くあるのは分かっていたが、おそらく初見では理解できないと予測できたので、今回はちょと遠方のTSUTAYAまで出かけて>>続きを読む

あつい胸さわぎ(2023年製作の映画)

3.9

劇場鑑賞を逃し、今回漸くレンタルで。
常盤貴子ファンとしては観ておきたかった作品。

主演の吉田美月喜に何度ドキッとさせられたことか。クレオパトラカットとでも言うのか、切り揃えられた前髪の下の眼差しが
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私がやりました(2023年製作の映画)

4.2

ノーマークだったが、高評価にレンタルで鑑賞。全く偶然だがフランス作品3連チャンとなった。

これは面白い。ラストもなるほどと笑ってしまったし、エンドロールも洒落ていてクスッとなる。

正当防衛で無罪と
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.1

高評価だったのでチェック。
レンタルにて。

バレエなどの作品は、ダンサーの動きが本物でないと成功しない。当然、バレエの素養がある役者を選ぶのだろうけれど、本作はパリ・オペラ座バレエ団の現役プルミエー
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

そろそろ公開も終盤というタイミング。ずっと観ようか迷っていたが漸く鑑賞。

アカデミー脚本賞受賞。

タイトルの"解剖学anatomy"は何を指すのか?サスペンスではないのか?という点で気になっていた
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.7

Netflixにて。
娯楽大作を気楽に観たくてチョイス。

これもマルチバースものだった。スパイダーマンもそうだけど近頃とにかく多い。あまりにこればかりだと。

そういえば、クリストファー・リーヴの「
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

フィルマの評価が高かったことと、A24作品ということで劇場へ。女性客が多かった印象。

ユダヤ系の旦那さんがとても紳士。特にバーでは。ただ、旦那さんがいない状況でお酒を飲んだらやばかったでしょうね。そ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.7

アカデミー賞7部門受賞のクリストファー・ノーラン監督の最新作。

"原爆の父"と言われるアメリカの物理学者オッペンハイマーの成功と苦悩を描いた伝記ドラマ。

原爆を作るまでの物語と、その後の公職追放に
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初恋のきた道(1999年製作の映画)

4.2

おそらく3度目の鑑賞。
チャン・イーモウ監督。チャン・ツィイー映画デビューかつ主演作。原題は『我的父親母親』。邦題が素晴らしい。

父の訃報で帰郷した息子が、父と母の40年前の馴れ初めを回想する。美し
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アラビアのロレンス/完全版(1988年製作の映画)

4.5

「アラビアのロレンス」初鑑賞。アカデミー賞7部門受賞の不朽の名作。

圧倒的な砂漠の景色。灼熱の太陽と風。静かな遠影、駱駝や馬の隊列と砂埃。そして音楽🎵。

第一次世界大戦中に、オスマン帝国からの独立
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凶悪(2013年製作の映画)

3.9

小林且弥とピエール瀧の共演。「死刑にいたる病」「狐狼の血」の白石和彌監督の2013年の作品。

小林且弥監督の「水平線」劇場鑑賞前にネトフリ鑑賞。白石監督らしい殺しの描写がとてもリアルで、トラウマにな
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.5

1960年のアメリカ作品。ジャック・レモンとシャーリー・マクレーンのラブコメディ。

マリリン・モンローの「七年目の浮気」「お熱いのがお好き」などのビリー・ワイルダー監督。アカデミー賞作品賞ほか多数受
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.3

犬の顔と女性?の顔が重なる印象的なジャケ写真。タイトル「DOGMANドッグマン」ってダークヒーロー?

「レオン」のリュック・ベッソン監督作品。

少年期にDV父から犬小屋に閉じ込められ、ある事故によ
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水平線(2023年製作の映画)

4.0

小林且弥監督作品。初長編映画とのこと。監督と俳優の足立智充氏の舞台挨拶付き上映回を鑑賞。

東日本大震災後の福島の港町で散骨業を営む井口は、持ち込まれた遺骨が連続殺人犯のものであったことから、SNSや
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犬神家の一族(2006年製作の映画)

3.8

1976年のオリジナル版を市川崑監督自身が、主人公石坂浩二のままで30年ぶり年にセルフリメイクした作品。

実は、高峰三枝子・あおい輝彦・島田陽子のオリジナル版だと思って観始めたので、一瞬リメイク版と
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青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

4.0

舞台挨拶付き上映回で鑑賞。井上淳一監督、井浦新、芋生悠、杉田雷麟が登壇。

前作「止められるか俺たちを」は独特の味のある作品だったが、その後、若松孝二監督が名古屋に作ったミニシアターに関わる人たちの実
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オールウェイズ(1989年製作の映画)

3.8

過去鑑賞記録
スピルバーグ作品。
オードリー・ヘプバーン最後の出演作。

山火事の消火活動をするパイロットが事故死してしまう。ゴースト味。

キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

4.3

フィリップス船長がソマリアの海賊の人質になったという実体験が原作の作品。

すっかり観たつもりだったが、ちゃんと観たのは初めてだった。

名優トム・ハンクスがフィリップ船長を熱演。手に汗握る展開💦とて
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.1

韓国の時代劇。盲目の鍼師が宮廷の闇を暴くサスペンスドラマ。

盲目の鍼師ギョンス。柄本佑か森山未來にどこか似ているような。

展開は面白い。盲人ギョンスの病に関するある設定が絶妙。これがハラハラドキド
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アバウト・ライフ 幸せの選択肢(2023年製作の映画)

3.7

内容はほぼ知らず、キャストの豪華さだけで鑑賞を決めた作品。

リチャード・ギアとスーザン・サランドンって、「shall we dance?」の素敵なご夫婦。今作もご夫婦じゃん!って思って観ていたら、あ
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.2

なかなか観れていなかった名作の一つ。レンタルにてようやく鑑賞できた。
2010年の作品。

ナタリー・ポートマンが主演女優賞を受賞しているのも納得の演技。これは本当に凄い。

新作白鳥の湖の主役に抜擢
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.8

「青春ジャック2」の舞台挨拶付き上映が近くあるとの情報に触れ、それならシリーズ1作目を観てみようとなった。

吉積めぐみ視点の若松孝二監督らを描いた作品。

門脇麦や井浦新が、おそらく相当本人になりき
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.3

名作「テルマ&ルイーズ」をようやく鑑賞。

ルイーズを演じたのは、「Shall we Dance?」でリチャード・ギアの奥さん役だったスーザン・サランドン。

テルマを演じたのは「プリティ・リーグ」で
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プリティ・リーグ(1992年製作の映画)

3.8

過去鑑賞記録

実在した米国女性プロ野球リーグを題材にした作品。

テルマ&ルイーズのジーナ・デイヴィス出演。

パレード(2024年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

現世に心残りがある魂は、あの世に行く前に現世に留まり、月に一度パレードを行い会いたい人を探す。

とても良かった。感涙🥲🥲

キャストの豪華さもあるが、上記の設定と、映画への愛、家族・恋人への愛がしっ
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コットンテール(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

市場からタコ盗んだよね?

コットンテールは、ピーターラビットの物語に出てくる仲間のウサギの名前かな。

冒頭の寿司屋のシーン🎬は、若き2人がとても良かった。また、イギリスの田園風景と自転車を漕ぐリリ
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.0

「市子」の演技が記憶に新しい杉咲花が、本作でも訳ありな女性を熱演した。こちらも彼女の代表作になりそう。

52ヘルツのクジラとは、個体は特定されていないものの実際に存在が確認されているクジラ。他のクジ
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マッチング(2024年製作の映画)

3.1

土屋太鳳らが宣伝に出ていたので本作を知った。今どきのマッチングアプリが題材なスリラー。時間がピッタリだったので鑑賞。

あまりこの手の作品は観ない方なのだが、ストーリーは何となく先読みできてしまったの
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

-

すみません。

基本的に鑑賞前は、filmarksのレビューは読まないことが多い。出来るだけ前情報を入れずに観たいから。本作もそのつもりだったが。

結論は、まだ観ていない。
今日、観るつもりでいなが
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