これまで見過ごしてきた時間のことを後悔するよりも、今を精一杯生きようとしてくれて本当に良かった。仕事一筋で働いてきたウィリアムズ。妻を亡くし息子夫婦からも敬遠されていた。でも余命宣告を受けてから、人が>>続きを読む
ずっと記憶に残っていることは、案外しょうもないことばっかり。昔のことを思い出してクスッと笑ってしまうことって実はすごく幸せな瞬間なんだなー。それを共有できる仲間がいる尊さ。各々ライフステージが変わった>>続きを読む
季節が夏の映画は儚さの中でぼんやりと不穏な空気が纏っているような、観ていて不思議な感覚になることについてずっと考えてるけどわからない。
ラジオで佐久間さんが面白かったと言っていたので観てみた。
モンクが小説を書いてる最中の描写が印象的だった。脳内のイメージで作られた登場人物たちが映像として現れて、モンクと相談しながら物語を進めていくの>>続きを読む
オーギーが同じ時間、同じ場所の写真を撮り続ける理由が、『PERFECT DAYS』と通じるものがありじんわりと心に残った。
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同じようで一枚一枚全部違う
よく晴れた朝 曇った朝
夏の日差し >>続きを読む
人から人へ繋がれていく優しさのバトンの描かれ方が秀逸だなぁ。
当たり前だけど、人から助けてもらったこと親切にしてもらったことは忘れない。人と生きていく上で大切なことをカウリスマキ作品で教えてもらってい>>続きを読む
見返りは求めず直向きに少年をロンドンの母の元に送り届けることに奔走するマルセル。
カウリスマキの作品は、観終わった後じんわり温かくて優しい気持ちが残る。
シャロンテート事件の事前知識なしで観たので鑑賞後にそういうことだったのか!となった。うぅ。。
今度もう一回観よう。
親元を離れて自分たちの家庭を持つと、両親とは疎遠にならざるを得ない。遠距離であれば尚のこと…。
子供が立派に成長して嬉しい反面、寂しさも抱えている老夫婦が丁寧に描かれていた。
周吉(笠智衆)、とみ(>>続きを読む
血みどろな場面に何度も目を塞いでしまったが、黒いスーツを纏った中年おじ様達の格好良さに痺れる。終盤にかけて伏線を畳み掛けてくるのが流石!
自らを殺し屋に頼んだのに、花売りの女に一目惚れした途端、生きる気力が湧いて殺し屋から逃げる滑稽な男の話。
死のうと思うくらい辛くてもそれを打破する出来事は突然訪れる。
終盤は殺し屋の男に感情移入してし>>続きを読む
主演のアルマ・ポウスティが美しかった。
「枯れ葉」を観て知った女優さん。当作では印象がまるっきり違っていたので演じることってすごいナァ、と月並みの感想…
1894年から1971年までの間、フィンラン>>続きを読む
「今度は今度、今は今」
平山さんのごく一部の日常を覗かせてもらった。
隣の芝生は青いけれど、自分だけが持っている世界は必ずあるわけで他人を羨む必要もない。この世界には色んな世界がある。それは繋がってい>>続きを読む
登場人物が多くてストーリーが難解、尚且つマフィア系映画に耐性がないので観るのに尻込みしてしまった。けど、途中で一旦止めて人物相関図と場面を照らし合わせながらだったらゴッドファーザー初見者でも面白く観る>>続きを読む
テルマの奔放さに危なっかしさがあるも、ルイーズが軌道修正して、お互いを補完し合う最高のコンビだった。序盤は射殺してしまった焦燥感に襲われて険悪なムード全開だったけど、次第に犯罪に対する意識が低くなって>>続きを読む
シャイで不器用だけどチャーミングな2人が愛おしくて温かい物語だった。
アンサがホラッパの分の食器とお酒を買いに行く場面に胸がギュッとなった…!
チャップリンは、お利口さんでかわいい。
ラジオでは、ロシ>>続きを読む
フィンランドは、今でこそ幸福度ランキングなるものが上位のイメージがあるけど、『浮き雲』が制作された当時は深刻な不況を抱えていたのですね。
夫婦共に、リストラ……
カラーテレビも、ソファも、車も売る始>>続きを読む
絶望した時こそバカげた笑いで救われる。
人生の主人公は自分なのだから辛い時こそユーモアで乗り切りたい。
瞬間瞬間の人生を面白がって生きること。
連作小説を読んでいるようでとても好みだった。エピソード>>続きを読む
カウリスマキ作品に出てくる主人公の男達は、無骨で無粋、無表情なのが刺さる。
劇中に流れる曲の歌詞が、コイティネンの切実な心情を代弁してたなあ。。
一目で惹かれる女性も魅力的だけど、死にそうな時に手を>>続きを読む
リバイバル上映ということで、映画館にて鑑賞。
10代の頃に観ておいて良かったという感想もちらほらあるけれど、私の場合は20代が初見で良かったと思う。
周りの同年代や大人達に対して斜に構えたり、自分の>>続きを読む
漫才で獲得した賞金でタケシと深見が居酒屋に繰り出す場面について。店にいる客に対して、漫才さながらの会話はとてもテンポがよく見応えがあった。革靴ではなくヒールを差し出すシーンにはグッと来た。
「芸人は>>続きを読む
現状の順応が早くて場面が淡々と進んでいく(けど置いてけぼりにはしない)カウリスマキ監督作品に毎度のことながら惹き込まれる。
時間の流れ、成り行きに任せて生きていくの、いいなあ。
自然な流れが心地良くて癒された。
ネリーとマリオンがずっとかわいい。。
マリオンの誕生日に2人でクレープ作るシーンが好き。
髭を剃るシーンが好き。「どうも」「やあ」