箱庭さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

箱庭

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シークレット・アイズ(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「瞳の奥の秘密」が好きなので。

思ったよりしっとりとした雰囲気が守られてて良かったけど、ラストのゾワリとくる怖さは原作を超えず。

結末を知ってるというのもあるけど、時間経過の描写の違いも大きいと思
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SHAME シェイム(2011年製作の映画)

3.0

他人事ではないかもしれないという怖さと、ずっしりとした孤独と虚しさがあとをひく。

最近読んだ本に「恋愛は親子関係を繰り返して、やり直している」ということが書いてあって、それと通じるものがある気がした
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「自分を大切にしてくれる人を簡単に手放しちゃいけない。見くびったり貶めたりしちゃいけない」「人生は、他者だ。」

今聞いてよかった、印象的な言葉。

卑屈な主人公がそこにたどりつくまでの、わりとストレ
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薬指の標本(2004年製作の映画)

2.5

なんとなく「Kの葬列」を思い出した。ドア越しや壁の隙間から人物をうつすのがよかった。秘密をのぞくような感覚があるのに、意外に堂々と人を観察できる距離。

キャロル(2015年製作の映画)

4.0

"I barely even know what to order for lunch"
という言葉が印象に残った。

キービジュアルはデパートの人混みの中で目があう二人がうつってるものが一番好き。

ルーム(2015年製作の映画)

3.0

映画見て部屋を片付ける気になったのは初めて

絶対の愛(2006年製作の映画)

3.0

いろんな人に「恋人のどこが好き?」と聞いてみたくなる。顔?性格?

ところどころシュールさや愚かさに嗤ってしまうけど、あとからじわじわくる寓話っぽい映画。

人間は点ではなく線なんだなーと思った。

ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)

3.0

押し付けや執着ではない、深い深い大人の愛情。でも不倫。そこが絶妙なバランス…

「鑑定士と顔のない依頼人」より前向きな感じがしてこちらのほうが好き。ラストがよかった。

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.0

運命はタイミングとフィーリング。つまり偶然。っていうこと?

音が出ない状況だったので音声なしで、字幕で見た。

ストーリーは1回見れば満足だけど、すごくオシャレだったのでやっぱり音も気になる。もう一
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秘密 THE TOP SECRET(2016年製作の映画)

1.5

原作はあの設定なのに堅いSF刑事ものではなく、繊細な絵が訴えかけてくるところが好き。大統領の話で衝撃を受けた。3巻まで既読。

でも映画は話の筋がわからなかった…。

世界の美しさ、人の記憶(=心?)
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.5

「言の葉の庭」はよかったとは言え、爽やかさの暴力を感じるのであまり食指が動かない系統。でも見てよかった。

若い人が楽しめる笑いやノリを取り入れつつ、「夏」「町の危機」「秘密の作戦」とか大人の中の童心
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紙の月(2014年製作の映画)

2.0

「与える」ことと自己満足のために人を利用することの曖昧さを描いた話だったのかなと思った。

どっちにしろ関係ない人からなにかを奪ってすることじゃない…。

共感という尺度で良し悪しを考えないようにして
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

2.0

歩いてやってくる、
誰にでも姿形を変える、
性交渉でうつる
という設定は面白かった。

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.0

過去のゴジラをひとつも見たことがないからか、ほぼエヴァ!と思った。デーンデーンデーンデーンドンドンでテンションがあがった。

FAKE(2016年製作の映画)

4.5

おもしろかった。
「FAKE」というタイトルが秀逸。

ラストシーンはこれ以上ない完成度なのではないかと感じた。これぞ映画…!

「ドキュメンタリーは嘘をつく」、必ず読む。

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.0

あの日あの時、もしああしてれば、ああなってれば……
って思い続けながら生きるのはつらい。

にしてもやるせなくて、どう受け取ればいいのかわからなかった…

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.0

「冷たい熱帯魚」に少し似てる。

「サイコパスの考えることはよくわからん」で済んでしまうちょっとずるい面もありつつ、まさにクリーピーな香川照之がとてもよかった。(微笑みながら犬を撫でたあと、ズボンに手
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二重生活(2016年製作の映画)

2.0

尾行をして他人の人生をのぞき見ている人の人生をのぞき見る…という構造なのにあんまりカタルシスがなかった。

パラドクス(2014年製作の映画)

3.5

なぜこのパッケージとタイトルなのか心底謎。
想像してた雰囲気とだいぶズレがあった。

でも、「見てて不快だけど自分もこうなってしまう、もしくはなってるかも…」っていうものをまざまざと見せられるので考え
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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

3.5

怖いというか結構笑えるし、映画館で上映後に拍手が起きたのは初めての経験だったのでこのスコア。

プロレス的な良さ。