このレビューはネタバレを含みます
「瞳の奥の秘密」が好きなので。
思ったよりしっとりとした雰囲気が守られてて良かったけど、ラストのゾワリとくる怖さは原作を超えず。
結末を知ってるというのもあるけど、時間経過の描写の違いも大きいと思>>続きを読む
他人事ではないかもしれないという怖さと、ずっしりとした孤独と虚しさがあとをひく。
最近読んだ本に「恋愛は親子関係を繰り返して、やり直している」ということが書いてあって、それと通じるものがある気がした>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「自分を大切にしてくれる人を簡単に手放しちゃいけない。見くびったり貶めたりしちゃいけない」「人生は、他者だ。」
今聞いてよかった、印象的な言葉。
卑屈な主人公がそこにたどりつくまでの、わりとストレ>>続きを読む
なんとなく「Kの葬列」を思い出した。ドア越しや壁の隙間から人物をうつすのがよかった。秘密をのぞくような感覚があるのに、意外に堂々と人を観察できる距離。
"I barely even know what to order for lunch"
という言葉が印象に残った。
キービジュアルはデパートの人混みの中で目があう二人がうつってるものが一番好き。
いろんな人に「恋人のどこが好き?」と聞いてみたくなる。顔?性格?
ところどころシュールさや愚かさに嗤ってしまうけど、あとからじわじわくる寓話っぽい映画。
人間は点ではなく線なんだなーと思った。
押し付けや執着ではない、深い深い大人の愛情。でも不倫。そこが絶妙なバランス…
「鑑定士と顔のない依頼人」より前向きな感じがしてこちらのほうが好き。ラストがよかった。
運命はタイミングとフィーリング。つまり偶然。っていうこと?
音が出ない状況だったので音声なしで、字幕で見た。
ストーリーは1回見れば満足だけど、すごくオシャレだったのでやっぱり音も気になる。もう一>>続きを読む
原作はあの設定なのに堅いSF刑事ものではなく、繊細な絵が訴えかけてくるところが好き。大統領の話で衝撃を受けた。3巻まで既読。
でも映画は話の筋がわからなかった…。
世界の美しさ、人の記憶(=心?)>>続きを読む
「言の葉の庭」はよかったとは言え、爽やかさの暴力を感じるのであまり食指が動かない系統。でも見てよかった。
若い人が楽しめる笑いやノリを取り入れつつ、「夏」「町の危機」「秘密の作戦」とか大人の中の童心>>続きを読む
「与える」ことと自己満足のために人を利用することの曖昧さを描いた話だったのかなと思った。
どっちにしろ関係ない人からなにかを奪ってすることじゃない…。
共感という尺度で良し悪しを考えないようにして>>続きを読む
歩いてやってくる、
誰にでも姿形を変える、
性交渉でうつる
という設定は面白かった。
過去のゴジラをひとつも見たことがないからか、ほぼエヴァ!と思った。デーンデーンデーンデーンドンドンでテンションがあがった。
おもしろかった。
「FAKE」というタイトルが秀逸。
ラストシーンはこれ以上ない完成度なのではないかと感じた。これぞ映画…!
「ドキュメンタリーは嘘をつく」、必ず読む。
あの日あの時、もしああしてれば、ああなってれば……
って思い続けながら生きるのはつらい。
にしてもやるせなくて、どう受け取ればいいのかわからなかった…
「冷たい熱帯魚」に少し似てる。
「サイコパスの考えることはよくわからん」で済んでしまうちょっとずるい面もありつつ、まさにクリーピーな香川照之がとてもよかった。(微笑みながら犬を撫でたあと、ズボンに手>>続きを読む
尾行をして他人の人生をのぞき見ている人の人生をのぞき見る…という構造なのにあんまりカタルシスがなかった。
なぜこのパッケージとタイトルなのか心底謎。
想像してた雰囲気とだいぶズレがあった。
でも、「見てて不快だけど自分もこうなってしまう、もしくはなってるかも…」っていうものをまざまざと見せられるので考え>>続きを読む
怖いというか結構笑えるし、映画館で上映後に拍手が起きたのは初めての経験だったのでこのスコア。
プロレス的な良さ。