だいさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

だい

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私は殺される(1948年製作の映画)

4.0

電話する映画。
何を言ってるのかわからねーと思うが(略)


電話でメインの時制を告知し、
その間に電話相手それぞれの過去を挿入するという、
時制のコントロールがコーディネートされた構成が見事すぎる!
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アルファヴィル(1965年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ゴダールがSF?
と、
ミスマッチを感じながら観てみる。


良い!!!!!!!

ゴダールの小難しい性格と、
哲学メインのディストピア世界観が合うんだなこれが。


このクレイジーすぎるビザール的絵
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ダンディー少佐(1965年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

いやいやいやいや。

それ完全に軍規違反ですやん?


近くに南軍がいて守備しっかりしなきゃ。って時に、
・上部の許可もなく
・守備兵の一部を連れて
・任務外の原住民討伐に何ヶ月も出掛け
・捕虜に対し
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寄席の脚光(1950年製作の映画)

2.7

女性のほうだけ成り上がっちゃって、
男は侘しく残されて…

ってプロット、
USAの1940年代の映画でも観た気がするな。
と思ったけど、
何の映画か全く思い出せず。


男が新しい娘にのぼせ上がって
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悪の教典(2012年製作の映画)

1.3

邦画のダメなとこ全部集めたらこうなりました。
みたいなやつ。


テーマもなく、
考えさせられるようなこともなく、
それでいてカタルシスすら無いとは、
何かもう、

「いい映画を作ろう!」

という意
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パラノーマル・アクティビティ(2007年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

ホラー映画は日本人と欧米人の感性の違いが出てるって。
日本人は「見えないもの」を怖がり、
欧米人は「見えるもの」を怖がるって。
ずっとそう言われてきたけど。


やっぱり欧米人だって目に見えない恐怖、
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未知への飛行(1964年製作の映画)

4.8

大傑作!やばい!

観終わったあと、
マジでそれしか言えなかったレベルで語彙喪失するほどの大傑作ですわ!


フィルム・ノワールばりのえっぐい陰影が不穏さしかないまま、
最初から最後まで息もつく間のな
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三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟(1947年製作の映画)

4.4

ほっこほこ!!!
ふっわふわ!!!!!

ファーファを凌駕するレベルで心がふっわふわになる優しさ!!


これ本当に名画だと思うんですよねえ。
「素晴らしき哉、人生!」といい、
この頃のヒューマンドラ
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ズール戦争(1963年製作の映画)

3.2

こ の 映 像 よ !!!!!!


現代ならともかく、
1964年にこんなんどうやって撮るん??

映画どころか、下手したらTVも、
もしかしたら写真すらも見たことないような人たちが大多数の民族。
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クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

2.4

うーん。

うーん、という表現がぴったりだね!


精神病棟っていう、
いろいろデリケートな部分。

その中でもクワイエットルームという、
よりいっそうデリケートな部分をテーマにしたのは良いのだけど。
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西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

2.8

西部戦線異状なし。

戦争にあって、その程度は当たり前の範囲なんですよねぇ。
1円玉貯金で10万円も貯めてたら、
その中の10円やそこらが無くなったところで気付かないのだ。


CGはもちろん、
ろく
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ツーリスト(2010年製作の映画)

1.3

びっくりしたね~、びっくりしたよ~。
もうアラフォー!


何がびっくりって、

びっくりするくらいつまらない!!!!


この映画がつまらなさすぎたせいでぼくは映画へのモチベを全喪失し、
その後3年
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リング(1998年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

リングの不幸はね、
あまりに流行りすぎて、
もはや誰もが観る前からオチを知ってるという、
いわば国民総ネタバレ状態なことだと思うんですよね。


当時、
あのオチを全く知らずに観た身としては、


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運動靴と赤い金魚(1997年製作の映画)

1.4

あー、ぼくには絶望的に合わないやつですね。


大学生の時にペルシャ語のゼミで、
ペルシャ語圏の文化を知る一貫として見せられたんですけど、

合わなすぎて序盤からけっこうきつかった笑



何よりもア
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機動戦士ガンダム(1981年製作の映画)

3.3

劇場版1作目。

TV版の第1~14話の総集編のため、
とりあえず初学者の入門編としてオススメされがちなやつだけど。

ぼくはオススメしない!!


ストーリーを追うのに無駄なエピソードが省略されてる
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飾窓の女(1944年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

まあ何て言うか、

エドGが役にハマりすぎ!!!!!!


アワアワしてどんどん墓穴掘ってく役にこれほど合う俳優、
他に誰もおらんやろ!


ちょっとしたスケベ心のせいで、
もうそれどころではない事態
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人間の條件 第3部望郷篇/第4部戦雲篇(1959年製作の映画)

2.1

相変わらず文句と愚痴の権化・梶。

いやまあ上官たちも相当な屑揃いとはいえ、
それでもさすがに、
口を開けば文句と愚痴をひたすら上から目線で言ってくるやつが自分のチームに入ってきたら、
それはストレス
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出獄(1948年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

実際の事件を基にしたセミドキュメンタリー。
ジャンル的にぼくの好物すぎてテンション上がる!


しかもものの解説によれば、
裁判の一部進行を除き、極力事実を再現しているということで、
当時のUSAの警
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青いガーディニア/ブルー・ガーディニア(1953年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

もうホントね、
この時期のラングはヒッチコック本人よりヒッチヒッチしてます。


なんせ引っ張り方があざとい!

酔い潰れていて記憶はないが、
自分が犯人じゃないかと思っているノラ!
観ているこちらも
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真実の瞬間(1965年製作の映画)

4.2

掘り出し物中の掘り出し物!!!!


あんまり観てる人いないみたいだから概説すると、

スペインの貧しい農家出身の若者が農業を嫌がり都市へ出たもののこれといった働き口はなく、その日暮らしをして糊口を凌
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奴らを高く吊るせ!(1968年製作の映画)

2.4

ウェルマン監督の「牛泥棒」を最も好きな映画に挙げるクリント・イーストウッドにとって、
こういうある意味「牛泥棒」のアナザー・ストーリー的な映画に主演するのはどういう想いだったんだろうな。

冤罪で吊り
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モスラ(1961年製作の映画)

3.1

よく考えたらモスラってさ、
老若男女問わず誰でも知ってるのすごいよな。

20歳そこそこの子でも、
映画に興味ない人でも、
特撮に興味ない人でも、

なぜかみんな知ってる。

ゴジラはずっと新作出続け
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天井桟敷の人々(1945年製作の映画)

2.0

ストーリー云々よりも何よりもだ。


ガランスがおばさんすぎて、
あんなモテモテ役なのが違和感しかない!!!!

熟女好きじゃないと感情移入できないやつよ…


調べると、ガランスを演じるアルレッティ
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アモーレ(1948年製作の映画)

1.3

アンナ・マニャーニのド迫力を楽しむためだけの映画!


もうド迫力ですよ!
女傑!
女子プロレスに参戦したらヒール界のトップで長年君臨できる。


声までヒール声だもんな。
マイクパフォーマンス似合い
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山河遥かなり(1947年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

暖かいですぅぅぅぅ(涙)


めっちゃいい作品なのに、
邦題のせいでぜったい損してる感ある。

実はぼくもウェスタンだと思って見始めた。
あらすじ絶対読まない派ですこんにちは。



収容所での経験に
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ローマ11時(1952年製作の映画)

3.8

面白かった!
ネオレアリズモいろいろ観てきた中で、
これがいちばん好きかもしれないわ。


1951年に実際にあった事故を基にしてるらしく、
その事故の被害者も何人か女優として参加してるとのこと。
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デトロイト・ロック・シティ(1999年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

いやもうね、

いくら何でも下品すぎ!!!!!!


ぼく自身もどちらかと言えば品性下劣な下品人間ですけど、
そんなぼくでさえドン引きするくらい下品!!!

これはもう、
Filmarksユーザーの8
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

2.2

ぼくにとっても想い出の作品である、
アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の「恐怖の報酬」のリメイク版。


名作のリメイクはだいたい外れが定説よね。
でもそんな中、これはあちこちのレビューで評判が良くて
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天国は待ってくれる(1943年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

いやいやいやいやいやいや。
これはマジ無理。

主人公ヘンリーが糞オブ糞すぎて、
徹頭徹尾胸糞の嵐だったし、

祖父もクズ人間だし、
息子も相当やばいし、
そもそもマーサも充分クレイジーよな?


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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.1

ブラックユーモアのわりと極限形!


キューバ危機から間もない時期に、
冷戦や核兵器やネオナチをネタにしてコメディ作るとか。

「種の保存のために知能の高い男とセクシーな女を選抜しよう!」
とか。
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ホラーというより、オカルトミステリー?
そんなジャンルに分類される作品が他にあるかは知らない。

そんなこんなで、
怖さは全然ないやつだった!
たぶんホラー苦手な人でも問題ないはず。


着想はリング
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フィクサー(2007年製作の映画)

1.4

もうね、
これは本気でびっくりしますね!!


まあ意味のわからないこと!!!!


設定はしっかり社会派してて、
裏社会の権謀渦巻くサスペンス!!!!
的なのを期待してたのに、

オカルトが結局スト
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暗闇にベルが鳴る(1974年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

まあ何て言うか、
B級、C級の空気感がすごい!

ストーリーはもちろん、
画角、演出、役者の演技、果ては映像の色みまで、
どこまで行っても安っぽさしかないのに、
それでも映画史的に評価されてるらしいの
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大列車作戦(1964年製作の映画)

4.1

いやぁ、これさぁ、


めっちゃ面白いじゃん!!!!!!!!!

期待してなかったのに、
こんなに名作とは。


実話に基づいている話ということで調べてみたけど、
大筋はだいたいこの通りだけど、
さす
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unknown アンノウン(2006年製作の映画)

3.1

閉じ込められた5人は記憶がなく、
どうやら2人は誘拐の被害者で、3人は犯人の手下らしいということがわかったが、自分がどちら側の人間なのかわからない…

って設定自体は悪くないんだけど。
だけど!

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私は告白する(1953年製作の映画)

2.2

いや、さすがに公共の利益のために殺人犯は通報しろよ。

と、
法は宗教よりも上位にあるもの。
という感覚にしかならないぼくのような小日本人は思うのだけれど、

宗教が法よりも上位にあると考える人は、
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