eop421さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.5

久し振りにホラー的な作品ぽい、と予告を観て思ったので期待大で観に行きました。息子ブランドン君に触発されたのでしょうか?70年の同名作とはまったく違う物です。あれも訳の分からない話しでしたが、こちらも訳>>続きを読む

処刑ライダー(1986年製作の映画)

3.0

アマプラで配信しているのを見つけて思わず観てしまいました。懐かしいー!中学生の時VHSで観たのが最後。冒頭のカップルが出てくるところで急に色々思い出しました。チンピラ達にに絡まれて、イカサマカーレース>>続きを読む

ヴァージニア(1993年製作の映画)

3.0

追悼ジュリアン・サンズその5。日本人の女性監督の作品です。日本の映画で評価の高いものは沢山ありますが、そういえば海外の作品で日本人が監督してるものってあまり聞かないですね。そういう意味で貴重な作品かも>>続きを読む

鬼畜(1978年製作の映画)

3.5

原作は松本清張。実話に基づいたお話だそうです。主人公宗吉の妾が子供3人を連れて、宗吉宅に乗り込んでくるところから始まります。その後子供をおいて妾は行方知れずに…。憎い妾の子供に妻のお梅は辛くあたるので>>続きを読む

異端の鳥(2019年製作の映画)

3.0

追悼ジュリアン・サンズその4。子供が過酷な状況に置かれる作品だと予告やらで知っていたので観る気にならず…。ジュリアン・サンズもたぶん悪い役だろうな、と思いなかなか観れずにきたわけです。観ていて辛いの一>>続きを読む

魔界世紀ハリウッド(1994年製作の映画)

3.0

追悼ジュリアン・サンズその3。これ観たこと無かったです。ポール・シュレイダー監督作で主演はデニス・ホッパー。ジュリアン・サンズはデニス・ホッパー演じる探偵ラブクラフトの敵、フィンを演じております。セン>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

あらすじも無い、予告もない、パンフも無い(後日発売するらしい)の無い無いづくし。こんな新作の上映、私は初めて経験しました。観終わった後パンフを買おうとしたところ、販売していないとの案内を見て『そういう>>続きを読む

世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶(2010年製作の映画)

3.5

1994年に発見された、フランスのショーヴェ洞窟壁画のドキュメンタリーです。監督はヴェルナー・ヘルツォーク。最古の壁画だそうで3万2000年も前のもの。3万年前なんて遠い昔過ぎて想像もできませんがそん>>続きを読む

宮廷料理人ヴァテール(2000年製作の映画)

3.5

追悼ジュリアン・サンズその2。太陽王と呼ばれたルイ14世を演じていますがこの作品では主役ではなく脇役です。ジェラール・ドパルデュー演じるコンデ公に仕えた料理人、ヴァテールが主役です。コンデ公が彼の城で>>続きを読む

マニカの不思議な旅(1989年製作の映画)

4.5

追悼ジュリアン・サンズ。大好きな俳優さんだったのにな…。子供の時から知っている俳優の一人なので亡くなったというニュースにショックを受けてしまった。私の中では久々にズシンと重い悲しさです。さて、この作品>>続きを読む

君のためなら千回でも(2007年製作の映画)

2.0

これも『スローターハウス5』同様、原作(The Kite Runner) がアメリカの悪書運動で悪書とされているそうで…。映画になっているとは知らなかったです。原作は文庫で上下巻。映画にするとどうし>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

生き物を捕食する未確認飛行物体のお話です。『目』がキーワードでしょうか。エイリアンが人間を襲う話しは山程ありますし、円盤型UAPが人や動物を誘拐するのならわかります。しかし捕食してしまうとは新しい発想>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

2.5

作製された当時の日本人には作れない、というか発想できない作品だったのではないかなと思いました。絵の感じは好みではないですが、発想は面白いなと。建物や動植物の造形が独創的で色彩も美しいです。ヨーロッパ人>>続きを読む

スローターハウス5(1972年製作の映画)

3.5

先日、全米図書館協会で悪書扱いされている本に関する記事を読み驚きました。今時反宗教的、反キリスト教的内容の本は図書館に置いてはならぬという運動があるとのこと。訴訟までおきているなんてさらにビックリ。日>>続きを読む

ノートルダムの傴僂男(1939年製作の映画)

4.0

現代のように科学も医学も発達していない昔のお話です。宗教に縛られた時代とも言えますかね。美しいジプシーの娘を好きになるも拒まれたからといって彼女を魔女扱いするフロロ(弟)。果ては自分が犯した殺人を彼女>>続きを読む

異教徒の旗印(1954年製作の映画)

2.0

歴史的にも混乱している時代をこの時間の枠でまとめて観せる手腕は評価します。が、あまりにもまとめ過ぎて深みが感じられないのが難でしょうか。あまり有名な作品でないようなのはそこが原因かと…。傍若無人なフン>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.5

『燃ゆる女の肖像』は私にとっていま一つ、な感じだったのでこれはどうかな?と思いながら鑑賞。あまり期待してなかったけど、いやいやどうして、これは非常に良かったです。こういったあまり派手ではない静かな作品>>続きを読む

自殺サークル(2002年製作の映画)

1.0

意味がよくわからなかった…。カンナで削ったアレを巻き巻きした意味も結局わからないし…。それと子供をこの手の作品に使うのはいかがなものか?と思ってしまいました。こんな映画に出たなんて…、と後年嫌になりそ>>続きを読む

悪魔のシスター(1973年製作の映画)

3.0

これから面白くなりそうだな、と思ったところで呆気なく終わってしまう残念な作品。最後に視てる側に恐怖心を残すような締め方にしたのだろうけど、ちょっとやり方間違えてる気がする…。ドミニクになった時のマーゴ>>続きを読む

M(1931年製作の映画)

5.0

幼い女児ばかり狙う殺人事件が発生。警察も当てにはならず、なかなか犯人を逮捕できません。警察がうろつくことで暗黒街の犯罪者が動き辛くなったため、彼らが宿無しの市民を募って独自に犯人探しを始めるのです。犯>>続きを読む

江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間(1969年製作の映画)

4.0

土方巽をじっくり鑑賞できる映画、って感じでしょうか…。ツッコミ所は満載。いろんな意味で破壊的な作品です。むりやり男女をシャム双生児にしたり(ヨーゼフ・メンゲレですか?)、人間を家畜化したりするヤバいお>>続きを読む

夜は千の眼を持つ(1947年製作の映画)

4.0

インチキ透視術をやっていたら本当に透視できるようになってしまったトライトンをめぐるお話です。ある日突然未来のことが予知できるようになったトライトン。良いことだけならいいけれど悪いことばかり浮かんでくる>>続きを読む

猟人日記(1964年製作の映画)

2.5

だいぶ前に戸川昌子さんのお店に通ったことがあったなぁ、と…。彼女が歌手だけではなく小説も執筆されていたのは知りませんでした。その彼女の原作で出演もされているということで観てみました。仲谷昇演じる本田の>>続きを読む

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

5.0

ジブリ作品って名作ばかりでなんですね。今更ですが数作観て改めて思うのでした。ここまで良い作品作れるのはなんでだろう…。才能?技術?それだけじゃないでしょうけど…。色々なシーンで人の心に何か訴えかけるも>>続きを読む

白い恐怖(1945年製作の映画)

2.0

事の真相が複雑なのと、こんなことありえるの?という感じで話に集中できなかった。入組んだ話しで現実味が薄く好みではなかった。グレゴリー・ペックってこんなに格好良かったっけ?というのが印象に残ったくらいで>>続きを読む

1000日のアン(1969年製作の映画)

3.5

何も学ばない馬鹿で女好きのヘンリー8世と、そんな王様に対して毅然とふるまい死んでいった妃アン・ブーリンのお話です。男の子を産まないというだけで愛した(といえるのか?)女性に興味を無くし、次から次へと女>>続きを読む

地球の静止する日(1951年製作の映画)

3.5

戦争を批判する作品です。要はみんな仲良くしなきゃならん、ということです。それを伝えるために宇宙からやってきたクラトゥさん。なんとか自分の意図を伝えようとしますがなかなか上手くいきません。30分だけ地球>>続きを読む

ジャン・ルノワールの小間使の日記(1946年製作の映画)

3.0

ルイス・ブニュエル監督作と比べてどうか?と思い鑑賞。ブニュエル版がミステリー風とすればこちらはコメディ的要素も入っています。セレスティーヌに関しては今作のはなんだか浅ましくて好みではなかったてす。ブニ>>続きを読む

小間使の日記(1963年製作の映画)

2.5

出てくる男の大半が変態という気持ち悪いお話。昔の(今も多少いるでしょうかね?)貴族や金持ちは金と暇だけは持っているのでロクなことしか考えないのでしょうか…。支配されたくないと思っても、結局何か(お金や>>続きを読む

空飛ぶ生首(1960年製作の映画)

2.0

『空飛ぶ〜』は言い過ぎかと…。どこも飛んでるシーンはありません。よくあるしつこい元恋人を殺して(計画してようが偶然だろうが)、さてこれから幸せになろうとするけれど…、なお話です。トムの婚約者メグの妹、>>続きを読む

蜂女の恐怖/蜂女の実験室/スズメバチ女(1960年製作の映画)

2.0

初めてのロジャー・コーマン作だと思います。スズメバチからローヤルゼリーなんてできるんだっけ?と最初からなんだか??に…。さほど動物実験もしてないのに自ら実験台になるスターリン社長(名前がツボってしまい>>続きを読む

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.0

どうしたらこんな話しを思いつくのかしら?もののけ姫ほどではないけれど、壮大な物語です。そこここに監督が今の時代に問いたいことが、千尋やその他のキャラクターを通して表現されているように感じました。ハクが>>続きを読む

別離(1939年製作の映画)

2.0

レスリー・ハワード出演の他の作品が観たくてなんとなく選んだもの。イングリッド・バーグマンも出てるし良いかな、と思いまして。やっぱり不倫物ってモヤモヤしますね。ラストの締め方もどうなんだか…。帰ってきた>>続きを読む

桜の森の満開の下(1975年製作の映画)

4.5

今の時期にうってつけの作品かと…。桜なんて綺麗で良いイメージしかなかったのにこれ観て暗部もあるのかも?と違う目線で見ることになりそうです。山賊に襲われて死にたくなかったら従順になるか、この作品の女のよ>>続きを読む

痴人の愛(1934年製作の映画)

3.5

ベティ・デイヴィス見たさに鑑賞してみました。若い頃から非常に演技力が有り、男を翻弄する悪女っぷりに嫌悪感を催すほど…。ミルドレッドの最後は凄みすら感じました。翻弄される駄目男はレスリー・ハワード。彼が>>続きを読む

まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

4.0

2019年にリバイバルで初めて観てからのお気に入り作品。初見、こんな面白い作品知らなかったなんて…と思ったものです。戦争のバカバカしさと虚しさというものをギュッとして表現したらこんな感じになりました、>>続きを読む