takaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

ポールダノとミシェルウィリアムズが素晴らしかった!

"フェイブルマンズ"とあるようにやはり家族の話がメイン
(観るまでタイトルの意味がわからなかったけど、普通にオズボーンズとかと同じ意味だったんだね
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らくだの涙(2003年製作の映画)

3.8

もふもふでおとなしいラクダがカワイイ🐫
長いまつ毛と大きな黒目、鳴き声はチューバッカみたいw

ゴビ砂漠の遊牧民一家を追ったドキュメンタリー
四世代三つのゲルで沢山の動物たちと暮らす
子供は仔羊と遊び
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天空の草原のナンサ(2005年製作の映画)

3.9

確かに天空、雲が低い

モンゴル出身の女性監督がドイツで映画を学び、ドイツ人スタッフらと制作した作品

ゲル(移動式住居)で暮らす遊牧民一家
ナンサはそこの長女で三姉妹?と思ったら一番下は男の子
ある
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.7

めちゃめちゃ面白かった!
リッチでラグジュアリーなのにお下劣w

お金持ちとそうでない者
美しい物、汚い物
資本主義と共産主義
人を使う者、使われる者
男と女
バレンシアガとH&M笑
など、様々な対比
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チャンス(1979年製作の映画)

3.8

屋敷で働く庭師チャンスは当主が病死し立ち退きを余儀なくされる
外出も禁止されていた為、外の世界はザッピング見するテレビでしか知らない

「ツァラトゥストラはかく語りき」のジャズファンクアレンジをバック
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.5

映画が題材の作品が続くけど、これはかなり好き!

80年代初頭、イギリスの海辺の映画館エンパイア劇場が舞台
まずロケーションの美しさに息を呑む
昼の陽光も良いが、夜のムーディなオレンジのライティングが
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.9

不思議な映画だった
これと言って山場は無いのだが、極寒の季節と場所でありながらも胸が暖かくなる

ラウラは笑顔が可愛いのにずっと仏頂面
寝台列車で相部屋になったリョーハは粗暴な第一印象とは裏腹に割と純
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

こちらも熱い作品でした!
時間が経つにつれじわじわ、後半はヤケドしそうに🔥

原作は"音が聴こえる漫画"と評されているみたいですが、今作の映像表現も様々な工夫が施されていて圧倒される
時空が歪むトリッ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

カッコイイにも程がある

原作を読んだのはだいぶ昔だけど、記憶が蘇ってきて結末を知っているのにめちゃめちゃ熱くなった!

主人公を変えたことも良い方に作用したと思う
新しい方向から再編されたストーリー
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.9

17世紀に実在した修道女ベネデッタ・カルリーニの裁判記録
冒頭テロップで実話を元にとあったが、鑑賞後にあらすじを読んだらほぼ史実通りだったみたいで驚く

ベネデッタには本当にピュアな信仰心が根底にあっ
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.8

ホラー映画でありアメリカの田舎町を巡るロードムービーでもあり
また、ラブストーリーであり家族の話でもありました
多彩な切り口とジャンルの横断でかなり新鮮に観ることが出来た

食人族(食人種?)が一定数
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対峙(2021年製作の映画)

4.2

予告編のドキュメンタリーかと思うような迫真の演技に惹かれて鑑賞
期待を裏切らない素晴らしい作品でした

2組の夫婦が白い丸テーブルを挟み対峙する会話劇
銃乱射事件があった程度の認知だったのが徐々に詳細
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怪奇な恋の物語(1969年製作の映画)

4.0

内容、作風ともに芸術性高し!

OPクレジットはいきなりノイジーなインプロ前衛音楽
スコアはモリコーネで実験音楽全振りのサウンドトラック
即興で映像に当てた演奏もあったのだろう
楽器音が効果音として機
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バビロン(2021年製作の映画)

3.9

予告編ではなんのこっちゃわからなかったけど最後まで観てやっと腑に落ちました
タイトルも納得

無声映画からトーキーへ移る転換期、夢と希望とその後を映画制作の舞台裏を交えて描く映画愛溢れた作品

パーテ
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

3.9

ずっと気になってた作品、なんとか上映期間中に間に合った

思っていたより数倍マッド‼︎
ひたすらグロくて汚いw
汚物人間(人形?)らが謎の作業に勤しんだり、秒針の音が鳴り続ける中、包帯人間?の内臓取り
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

3.8

素晴らしいアニメーションと物語に心が洗われる

手塚治虫風表題ロゴに懐かしさを感じ、異国情緒溢れる街並みと装飾が美しい
冒頭の丁寧な説明で世界観はバッチリ
些細なことで歪み合ってきた二つの国
国同士で
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

5.0

情報量と密度が濃い至福の157分
モリコーネが指名したジュゼッペ・トルナトーレ監督が5年間撮り貯めたインタビューなど映像素材が素晴らしく充実
彼の言葉や時に歌声でかなり詳細で音楽的に踏み込んだ部分まで
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

アイルランドの孤島、イニシェリン島が美しい
断崖絶壁と張り巡らされた小道が模様となり俯瞰で見るとかなりの絶景
そして動物たち、ロバとワンコが可愛過ぎる!

1920年代、島に娯楽は限られ暇を持て余すた
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

4.5

約1ヶ月ぶりの映画館
評価が割れていたので気楽に鑑賞

めっちゃ面白かった!
田舎の自然が静かで美しく、映像美と音楽的魅力がふんだんに盛り込まれ、アートとホラーが見事に融合したひとつの到達点で一時も目
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.2

実に小説らしいじっくり見応えある作品
落ち着いたモノローグからもらしさが

原作は未読ながらも素晴らしい内容であることが想像できる
特段ミステリー色は強くないが、その代わりとなる様々な要素がそれを補っ
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.0

極上のシチュエーションスリラー
予告編がギリぐらいのネタバレ厳禁作品

皮肉とユーモアが溢れ、緊張と驚きの連続
最後までダレることなく、かなりのめり込むことができた

孤島の美食レストランという完成さ
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未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)

3.8

人気?なので観てみた!

邦題ロゴの昭和ロボアニメ感、元のロゴも昔のメタルバンドっぽくて微笑ましい笑

中身も鬼シュールw
最初の「ピニスイズイーボー」から笑う
そして歩く(走る)ペニス?として登場す
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

4.2

ほぼ情報無し、予告もチェックしないで観たせいかめちゃめちゃ面白かった!

監督、製作&バニー役はオリビア・ワイルド
主演のフローレンス・ピューのパワフルさも光っていて女性は勿論、男性も観るべき作品
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窓辺にて(2022年製作の映画)

4.0

ずっと面白かった
謎めいた始まりから少しずつ分かってくる感じが非常に心地良い
静かでゆっくりな会話劇で小説を読んでいる錯覚に
話の軸は小説家についてなので監督自身の体験や想いも込められているのだろう
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人生は二度とない(2011年製作の映画)

4.0

バチェラー旅体験型ロードムービー

ルックはインド映画ぽくなくハングオーバーを想起するが、下品な下ネタなどない代わりに中高生みたいなイタズラはある笑

やはりインド映画、ダンスは欠かさないがそこはスペ
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ノベンバー(2017年製作の映画)

3.7

美しい映像にうっとり
血やダーティさもあるがそこはモノクロ
雪、月明かり、髪、煙など白色が映え、スロー映像は特に息を呑む

音楽も好き
ヘヴィディストーションギターはホラー的で、口琴演奏は異形さとコミ
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

4.5

初アケルマン
今作は絶対劇場向き
家じゃ集中力が保てません!

固定カメラ長回し、しかもルーティン・・
ずっと観てられるが、終始緊張感に溢れ息苦しい

この吸引力は何なのだろう
アングルが工夫されてい
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オアシス(2002年製作の映画)

4.9

なにコレめっちゃイイ!
こちらも色んな感情が大渋滞
いつからか自然と涙が溢れほぼずっと泣いてた。。

何故か可哀想とかいう類いの感情は全く湧かなかった
あの2人だから分かり合えたとても美しい関係

2
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三姉妹(2020年製作の映画)

3.9

強烈!
かなり癖強でした

側からは見えないが、あらゆる不幸(大きいものから小さいものまで)を詰め込んだ三姉妹とその家族

全てが振り切っていてもうコメディ
実際笑えたけどもw

宗教(プロテスタント
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.9

大勢の豪華俳優陣にビビる
テーマに反し明るい語り口だが、矢継ぎ早な台詞と説明に圧倒される

同じくラッセル監督×クリスチャンベールの「アメリカン・ハッスル」に近い作風で所々クスッと笑えるがネイティブな
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

4.0

荘厳なアイスランドの景色と重厚な音楽、ダークな世界観に圧倒

ロバートエガース監督らしさも前面に出ていて期待を裏切らない
北欧神話やシェークスピアベースでやはりレフン×マッツのヴァルハラ・ライジングと
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.0

かなりブラックで面白かった!
監督、脚本、夫役はフランスのコメディアンだそうで風刺が効き過ぎw
毎度シーンに合わせた音楽も秀逸で笑いの連鎖が何度も訪れる
ヴィレッジピープルウケるw

夫もヤバいが妻は
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呪われた息子の母 ローラ(2021年製作の映画)

3.7

潔いほど正統派
劇伴も控えめで終始ダークでクール
重たく禍々しい空気が全体を包むので全く安っぽく感じない

ある日から息子の皮膚が爛れ激痛に襲われる症状が頻発
母は息子を救うため自身の記憶を辿るが・・
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ソサエティー(1989年製作の映画)

3.9

「現実は見た目と違う」

やっと観た
監督 ブライアンユズナ
特殊効果メイキャップ スクリーミングマッドジョージ

ファッションや質感はいかにも80年代後期らしい作品だが、クライマックスの破壊力が抜群
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RRR(2022年製作の映画)

4.2

いちいちカッコ良くて笑けてくるw
ムサい髭の男たちが協力してファイト一発する映画
狙い過ぎなのかマジなのかギャグなのか判断に困るが、色々つっこみながら楽しく観れた

ハンパない予算であるのはひしひしと
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.0

やっぱりタイムマシンのムダ使いw

四畳半神話体系の世界観など一通り予習しておいて良かった
サマータイムマシンブルースは知っていても知らなくてもそれぞれ楽しめるかと
でもやはり、元の原作・脚本の設定の
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