eddiecoyleさんの映画レビュー・感想・評価 - 26ページ目

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カサブランカ(1942年製作の映画)

2.4

口元しか動かないハンフリーボガードvs素人臭が抜けてないイングリッドバーグマン。劇中の彼らと同様に往々にして前に進まない物語。ここ頃のイングリッドバーグマンの美しさはヤバい、あの眼差しに完璧な肉厚の唇>>続きを読む

もしも建物が話せたら(2014年製作の映画)

2.5

監督によってフォーカスするテーマが違っておもしろい。ヴェンダースは一番バランスよく建物と人と歴史、建築家と街との物語を満遍なく配置。マイケルマドセンは刑務所だけあって中での生活がメイン。レッドフォード>>続きを読む

カプリコン・1(1977年製作の映画)

2.4

入り口SF実際エリオットグールドの探偵もの。時間経過がわかりづらい。GSの窓から見るヘリのショットがカッコいい。ラストのスローモーションがダサい。

ジンジャーの朝 〜さよなら、わたしが愛した世界(2012年製作の映画)

1.6

クリヘン目当てで観たがエルファニングの前髪が終始うっとおしいのと、手持ちカメラの無駄な揺れが気になって仕方がない。クリヘンは黒のタートルで横から見たらすごいのに正面からのショットだと凹凸がわかりにくく>>続きを読む

叫びとささやき(1972年製作の映画)

4.4

はらわたのように赤い室内で暗転ならぬ赤転で繋がれていく醜悪なまでのクローズアップが物語まで醜悪に染めていくさまが劇的におもしろい。幽霊が喋りだし姉妹が拒絶するそれをメイドが抱き抱える流れはホラーそのも>>続きを読む

ひつじのショーン スペシャル いたずらラマがやってきた!(2015年製作の映画)

2.5

ラマのキャラがクソ過ぎて逆につまらない。ベストセレクションに宇宙人の回がなかったのが残念。

夏の夜は三たび微笑む(1955年製作の映画)

4.0

軽妙なコメディの作りでベルイマンの構造を気軽に楽しめるのにべらぼうに面白いからたまらん。出てくるキャラが処女の幼妻に思春期の童貞連れ子、男を虜にする舞台女優、ヤリマンメイド、欲求不満の人妻、愛人を取り>>続きを読む

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

2.0

手持ちカメラ、有名人による解説、演者によるカメラ目線での語り、主人公たちが交錯するようなドラマティックな場面の排除。事実を語る事にフォーカスされた作り方をしてるから一度観ればそれでいい感じにはなる使い>>続きを読む

天はすべて許し給う/天が許し給うすべて(1955年製作の映画)

3.4

人生初サーク。テクニカラーのイメージがあったがきつめの影を使った場面もあったりで画面のメリハリが凄い。物語はサバービアの憂鬱丸出しで体裁を保つ人間関係が無意味なのはまだしも家族という関係性ですら自由の>>続きを読む

サウルの息子(2015年製作の映画)

2.3

主人公のバストショットにしかフォーカスしない手持ちカメラでスタンダードサイズ、世界をあえてボカして狭めて直接描写を周到に避ける演出。要はおっさんがオロオロしてる様を延々見せられる訳だが現場はホロコース>>続きを読む

新・兵隊やくざ(1966年製作の映画)

2.5

ボーイズラブ度が更に増した3作目。ラストに乗り物でグルグル回って敵を蹴散らすのは前作と同じ。兵隊度よりヤクザ度が増すが魅力的なヒロインがいないのが辛い。憲兵役だった成田三樹夫がすげぇ良かった。

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.8

まずはティム・ロスとマイケル・マドセンが続けてクレジットされた事に感動。他の作家がスローモーションで時間を引き伸ばすのに対してタランティーノは会話で時間を引き伸ばす珍しいスタイルの持ち主。ジャンゴに乗>>続きを読む

女が眠る時(2016年製作の映画)

1.9

外国人がディレクションした時に発生する演技の違和感が演者全員に感じられるくらいハンパなく変。小山田サユリが美人で無駄に脱がされてるのに忽那汐里は美人でもなく演技も特筆する箇所もないし脱ぎもしないのに何>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

3.1

女性同士のラブストーリーなだけにその二人の会話が必然的に軸になるので世間では視線がどうだこうだと騒がれておりますが、人物の肩越しの切り返しが画面の中心から極端に右又は左に寄る場面が多くて、これって何か>>続きを読む

エル・シド(1961年製作の映画)

3.1

ソフィア・ローレンの顔がもう女なのに性豪に見える唇の下品さがやたらエロくて、納屋で一夜を過ごした朝のイチャつき場面でもフレームの外でチャールトン・ヘストンを手コキしてるんじゃないのかと思わすほど。

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.3

次々にジョーカーを出しても御都合主義とは言わせないマット・デイモンのポジティブさが物語を推進させてて気持ちいい。

ディーパンの闘い(2015年製作の映画)

3.3

ディーパンが白線引き出した時には気持ちが燃えたけど、その線を一切生かさないのは何事か。せっかく用意した装置なんだからそのラインでのせめぎあいは必要でしょうに。

スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

3.1

会話、台詞を軸に幕間の演出を含めてダニー・ボイルが演劇を演出した経験が生きたのか、はたまたアーロン・ソーキンの脚本を生かした影響か非常に演劇的。ジョブズの人生をバックステージ物に集約し開放しちゃうソー>>続きを読む

(1964年製作の映画)

2.8

雷蔵のストイックさを全面に押し出した作品。しかしここまで禁欲的だとよくわからんな。

ヒット・パレード(1948年製作の映画)

3.4

ビリーワイルダーの脚本をグレッグトーランドが撮ってハワードホークスが監督してるやたらゴージャスな一本。やたらレイヤーの効いた画面にベニーグッドマンやサッチモがダニーケイと大暴れする様は異様に密度が濃く>>続きを読む

赤い矢(1957年製作の映画)

3.5

始めのクレジット前、死にかけの北軍将校に一撃ぶちこんでその死体の上でパン喰らうショットが最高。アイデンティティの喪失とナショナリズムを壮絶な暴力描写でズタボロにしてしまうフラー最高。スー族の嫁が巨乳で>>続きを読む

続兵隊やくざ(1965年製作の映画)

3.1

この時代の小山明子はヤバい、息を飲む美しさ。小山明子主演で『赤い天使』が観たい。

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

2.8

全スター・ウォーズの中で一番好き(SWに思い入れなし)。BB-8が映画館のロビーにいたペッパーと比べて100倍かわいい。評価されないハリソン・フォードの演技は結局ハン・ソロでしかないんだと。カイロ・レ>>続きを読む

ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

2.9

ゼメキスのやり過ぎ感でノンフィクションを徹底的に作り物として押し出し、実録ものをカリカルチュアしちゃったのでベンキングスレーの過剰さとかが妙にハマったり。仲間を集める件はアルドリッチのようなどぎつい関>>続きを読む

巨人と玩具(1958年製作の映画)

4.2

世界最速スピードのスクリューボールコメディが日本にあったとは!しかし『ジェーンに何が起ったか』的ラストの苦さが時代の要請だったにも関わらずいまだに通用するのもなんだか怖いわ。

白鯨との闘い(2015年製作の映画)

3.3

前半の帆船の帆を張る一連のアクションの素晴らしさに惚れ惚れしてて後半の海洋ドラマについていけず。

四十挺の拳銃(1957年製作の映画)

4.4

王道的な過去に向かうベクトルではなく今観ても新しく感じる恐ろしさ。

あの頃エッフェル塔の下で(2015年製作の映画)

3.0

映画内でよくある家でテレビで流されてる映画って意味深ですが、アパッチ砦にどういう意味を見出だせばよいのか。

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

4.2

橋の上の人質交換ってだけで感涙ものだったのに、1対1対1って設定で行われるサスペンスが増幅する感じがたまらない。

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