EDDIEさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.5

火と水のエレメントの相いれぬラブストーリー。すれ違いながらも互いの良いところを認め合い前進していく。
火や水を扱ったエフェクトは見応えあったが話は想像の域を超えず。土や風の存在感も薄い。
ただ声優初挑
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セフレの品格(プライド) 決意(2023年製作の映画)

4.3

覚悟と前進。“セフレ”という言葉で入り乱れる男女の愛憎。
恋心と親心、様々な人間の“心”が丁寧に映し出される中で移り行く“恋心”。
“本心”こそ素直に伝えることができないのだろう。
髙石あかりの化け物
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.3

未来永劫、争いはなくならないし、不条理な世の中でもあり続けるだろう。
不可解な出来事が起こり、不文律とも言える人間のエゴが世界を支配し続ける。
どんな運命であれ、自らの意思で運命を切り開くことこそ、我
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マッド・ハイジ(2022年製作の映画)

2.1

「私はもう良い子じゃない」
そんなハイジが人生のどん底から這い上がり修行して強くなっていくサクセスグロスラッシャー!
クララは立てるのか?映画を観てからのお楽しみ。
殺戮の限りを尽くす18禁だが、アク
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658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

5.0

42歳独身女性、ヒッチハイクで故郷青森へ。人間の優しさ、穢らわしさ、冷たさ、658kmもの旅の中で感情が絶え間なく揺れ動く。
欺瞞に満ちた社会の構造を1人の女性の奮闘を軸に描く丁寧な話運びに感服。
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.0

圧巻のスケール!もうこのシリーズは完結まで同じキャストで突き進んでくれ!
王騎の下、修行を積みさらに成長を遂げた信。敵将の裏の裏をかく戦略で遂に信は正真正銘の将となる。
嬴政過去パートと後半が別物語だ
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セフレの品格(プライド) 初恋(2023年製作の映画)

4.1

なんじゃこりゃ!面白すぎる!
城定秀夫監督ならではの濡れ場は満載ながら、物語の転換点となる中盤の意外性にやられた。
「マジかよ…」と言葉を失いかけ、栗山というキャラの存在に笑わせられる。感情が動きすぎ
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サスペリア(2018年製作の映画)

3.5

ダンサー謎の失踪事件…類い稀なる表現力で“母性”“女性性”の解放を宣言するかのような舞踏団と彼女らが秘密裏に行う不可解な儀式。
一人三役のティルダ・スウィントンに注目が集まるが、そんな彼女にすら打ち克
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.3

終始「こいつら何してんの?」と会話の内容も意味不明でコメディに振り切ったシリーズ第7作。
ただあまりにも気狂いなアクションの連続で物語には文句満載なのに満足度は高い稀有な映画体験。
早く続きが観たい!
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ナチスに仕掛けたチェスゲーム(2021年製作の映画)

3.7

『帰ってきたヒトラー』でヒトラーを演じたオリバー・マスッチがナチスに監禁される男を演じる。
全てを取り上げられ心の拠り所を失くした男。彼はチェスとの出合いを機に逞しさを取り戻す。しかし時間感覚を監禁で
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フレディ/エディ(2016年製作の映画)

3.8

ドイツが生んだサイコ野郎エディ。
画家フレディの前に突如現れた同じ顔したもう一人の自分。しかも自分には知られざる過去があった…あらゆるパターンを想像させられるが、そう来たか!な意外性でラストまで続く緊
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ステフィン・カリー アンダーレイテッド(2023年製作の映画)

4.5

NBA通算3ポイント成功数歴代1位2974本、いまだ更新中。そんな彼のバスケ人生は順風満帆ではなかった。
NBAスターの父がいながら小柄な男はどこからも注目されない。父デルとフォーム修正の特訓するくだ
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

3.8

イラクの美しい砂漠地帯の撮影風景から始まる意外性と悪魔に憑依された罪なき少女を救う神父たち。
どんな人生を送ろうと不幸は突然やってくる、ということか。子供の頃の記憶ほど怖くはなかったが演出がすげーや。
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.9

ノースタントトムはどこまで進化を続ける!?大興奮のシリーズ6作目。
ただ話が回りくどく147分もかける話なのかは疑問。脳みそ麻痺するぐらいアクションの力技で黙らせる感じ。
「私はいるべき場所にいる」
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.8

冒頭からワイルドすぎて一気に引き込まれる悪魔祓いアクション。
「ラッセル・クロウが悪魔祓いをやるとこうなる」とファンの期待に応えるジュリアス・エイバリー監督の慧眼。
さらに相方の若手神父の成長譚として
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アイスクリームフィーバー(2023年製作の映画)

3.1

渋谷のアイスクリーム屋を軸に展開する群像劇。
吉岡里帆&モトーラ世理奈、松本まりか&南琴奈それぞれの物語が同時に進行しながら伏線を回収していく。
奇抜な撮影と編集、音楽、良く言えば斬新、悪く言えば居心
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人狼村 史上最悪の田舎(2011年製作の映画)

3.0

途中で落ちてしまい肝心な部分を見逃した気がするけど、ひとまずタイトル通りの映画でした!
犬は無事です!ワーンが愛おしく可愛らしく、狼人間たちはとにかく凶暴凶悪。
序盤から村人たちやたら叩いたり暴力的な
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デンジャラス・ラン(2012年製作の映画)

3.8

これぞハードボイルドなデンゼル映画。
お笑いを一切封印したライアン・レイノルズとのタッグでCIAやMI-6といった諜報機関の暗部を炙り出す。
容赦なく銃殺、派手な大爆発、仲間の裏切り、サスペンスアクシ
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

2.8

キャラは個性的なのに素材を活かせていない冗長ラブストーリー。序盤のユニークなワードセンスから持続することなく中盤からは集中力を欠く構成。
一歩先を行く主人公なのにずっとダラダラ…タイミングどころか相性
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断捨離パラダイス(2022年製作の映画)

3.9

自分で選択するも委ねるも自分の判断。
1日35,000回の判断をするのは事実か否か。それでも未来に向けて過去との折り合いを付けるのも必要だろう。
6篇のオムニバスながら伏線が回収されていく模様は部屋が
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バイオハザード:デスアイランド(2023年製作の映画)

4.2

これはほぼ実写!
ジルもクリスもレオンもクレアもレベッカもみんな生きてる!
対抗するは逆恨みマッドサイエンティスト。ボスキャラが強烈すぎて画面がずっと楽しい。ゲーム操作ではなし得ない高レベルアクション
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スマイル、アゲイン(2012年製作の映画)

2.9

すっげぇ中途半端なヒューマンドラマ。
元欧州サッカー界のスター選手がケガで転落。それまで家庭を顧みなかった男が息子との時間を紡いでいくハートウォーミングストーリー…かと思いきや息子のサッカーチームの奥
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レッド・バイオリン(1998年製作の映画)

4.0

4世紀に渡り世界各地を旅する血塗られたバイオリン。タロットが決めた運命そのままに手にする者を次々と不幸に陥れる。
転生の物語はいくつかあるが、さすがに“楽器”に命を吹き込むとはそのアイデアに恐れ入った
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レジェンダリー 約束のリングで(2010年製作の映画)

3.3

ジョン・シナ主演のレスリングドラマ。
いじめられっ子の主人公がアマレス界レジェンドにレスリングの薫陶を受ける。
バラバラになった家族の再生を見せ、ひ弱な青年が逞しくなるスポ根映画として滾る終盤。とはい
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エグゼクティブ・デシジョン(1996年製作の映画)

4.0

ハイジャック注意報発生!
カート・ラッセル×スティーブン・セガールの上空制圧アクション。大型旅客機とのドッキング…ワクワクするガジェットは勿論、テロリストたちとの緊張感漂う演出など大味と思わせといて丁
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

4.2

中学の教師が原爆を作り政府を脅迫。
当時人気絶頂の沢田研二を主演に、刑事役の菅原文太と駆け引きするクライムサスペンス。
人生に希望もない無気力な男が突如目覚めた奇行。何も背負うものがない人間は一番怖い
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東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-(2023年製作の映画)

3.9

マジ場地!!卍!!
東京卍會vs芭流覇羅の決戦いざ参る。
場地はなぜバルハラに…裏切りかそれとも…心の内は奴のみぞ知る。
仲間を最優先に想い助ける彼らの信念。
見事な結末に感動…だが二部作いらんだろ。
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To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

4.9

絶望、堕落、失墜、墜落、転落、顛末…それでは言い足りないぐらい、あらゆるチャンスを棒に振ってきた一人の女。
どうしようもない主人公、その行く末は。
誰もが堕ちる可能性はある。
彼女の人生を思い返せば希
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.5

大切な人に何が残せるだろうか。
父から息子へ。これからを生きる彼にとって亡き父の言葉なんて不要だろうか。
この父子の結び付きを見ていれば自ずとわかるだろう。最期の時が訪れるまで一緒にいたい。それが自然
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サメストーカー(2020年製作の映画)

3.1

超絶粘着キモ男が美女を付け狙う新感覚サメ⁉︎映画。
ストーカーとサメが合わさるとどうなる?想像力の限界を超えた捕食型スリラー。
とにかくストーカーの視線や言動がキモすぎる。あなたは奴の行為に耐えられる
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

2.4

インディアナ・ジョーンズ、最後の冒険。
こんな映画が観たかった!!…と書きたかった。“インディ・ジョーンズとは” “アドベンチャーとは”と定義を問いたくなる完結編。俺らが観たかった冒険はこれなのか?全
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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.3

前作からシリーズ第4弾!
今回のテーマは血縁と継承。
前作でインディの父との物語が描かれたが、今作ではインディが親の立場として描かれる。
舞台は1957年、スパルコ率いるソ連軍との対立。
相変わらずの
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.1

その隣人、変人につき。
偏屈なおじさんOTTO。
彼が人を寄せ付けないのは悲しい過去を背負っているから。根は悪い人じゃない。
突如個性的な隣人家族が引っ越して地域との交流を深めていく。
なんだけどユー
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

3.8

インディの大冒険活劇シリーズ第三弾。
今回のテーマは過去との対峙。行方不明の父親と聖杯を探すことに。
前作のような破茶滅茶グロシーンは少ないが、インディのアドベンチャー映画として十分に楽しめる。なんと
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プー あくまのくまさん(2023年製作の映画)

3.7

これぞ求めていた古典的B級スラッシャーホラー!
お前ら、たかがプーパロディホラーに何を期待してる?
「こんなのが見たかった」
悪ふざけも何ならもっとふざけてもらっても良かったぐらい。
惜しむらくはクリ
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逃げきれた夢(2023年製作の映画)

4.4

最後、男の背中を見て何を思うか。
定年間近まで教鞭を振るってきた定時制高校教頭が突如路頭に迷う。
映画『生きる』のように何かを成し遂げるわけでもなく、ただ人生の過去と未来を憂い狂う。大半の人間は振り返
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