EDDIEさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ザ・グリード(1998年製作の映画)

3.8

豪華客船が突如漂流!
原因は超巨大生物!?
お決まりのような展開から窮地に陥っていく登場人物たち。
いったいどこに逃げればいいのか。
そうだ、やっつけよう!
程よい脳筋脚本と豪快なパニック描写がちょう
>>続きを読む

ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

4.0

予想だにしないクライマックス!笑いもありながら涙も誘う展開がとても良い。
実在のシェフをモデルに、移民の少年との自立支援施設での交流を描くハートフルコメディ。
人付き合いが苦手な主人公が少年たちと心を
>>続きを読む

帰れない山(2022年製作の映画)

3.8

「死んでも約束は消えない」
しかし死はすべてを無に帰す。
2人の男の生涯の友情を描く物語。
壮大にそびえ立つ山々とその春夏秋冬を4:3で映し出すロケーションは圧巻。
自然豊かとひと言で片付けるのは勿
>>続きを読む

破れ太鼓(1949年製作の映画)

3.9

木下恵介監督、1949年に公開されたとは思えぬぐらい先鋭的で、独裁的な亭主関白家庭をめぐる。
映画にカレーが登場するシーンの先駆け。
経営者の父親の身勝手さが浮き彫りになり家族が離れていく…しかしそれ
>>続きを読む

日本統一7(2014年製作の映画)

4.0

西日本制圧を賭け大阪進出を目指す侠和会。ただし、実質は三上か川谷か、どちらが次期若頭かで内部対立する三上組と山崎組。氷室と田村のすれ違いは巻き戻ることはないのか!?
いやぁ良かった…この2人が対立する
>>続きを読む

日本統一6(2014年製作の映画)

3.8

侠和会が荒れる!
大宮の死を機に、兄弟分の氷室と田村の絆に亀裂が走る。三上の計らいにより三上組を破門、川谷のいる山崎組行きが決まった氷室。
三上を若頭に昇格させようと躍起になる田村。いざ内紛となる中、
>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.5

冒頭からクライマックス!
初めて明かされるロケットの過去。
涙を誘うエピソード、ピンチの連続、コミカルな演出、感情が忙しい。
主要キャラ全員に見せ場を作る盛り上げ上手!
“クソ”ガーディアンズよ、永遠
>>続きを読む

東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-(2023年製作の映画)

2.3

タケミチは運命を変えられるのか!?
あっという間の90分…ただアガらない。前作が良作が故、期待値が上がっていたが、決戦の前哨戦でしかなく、ダイジェストも多く、前後編にした理由が大人の事情にしか感じられ
>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.9

マンマ・ミーア!!
子供の頃から親しみの深いマリオとルイージ。彼らがスクリーンで縦横無尽に走り回る姿を小学生の自分は想像していただろうか。そんな彼らを見て涙する自分を。
音楽のブライアン・タイラーいい
>>続きを読む

トリとロキタ(2022年製作の映画)

3.6

貧困とはなぜ起こるのだろう。
人間がただ生きるだけでなぜこうも苦労を強いられるのだろう。
アフリカからベルギーへ。難民の偽りの姉弟は不法な手段で生きることを選択せざるを得ない。
歌を歌い過酷な人生を吐
>>続きを読む

浮き雲(1996年製作の映画)

4.1

労働者階級の苦労。就職難の時代に共働きの夫婦が同時に職を失ったらどうなる?
給仕長にまで昇格した妻、トランプでリストラを決定づけられた夫。
次々と巻き起こる惨劇に目も当てられないが、最後まで希望を見い
>>続きを読む

ハスラー2(1986年製作の映画)

3.2

ミネソタ・ファッツとの死闘から25年…老いたエディは才能豊かなヴィンセントと出会い、彼をハスラーとして育てることを決意。
考え方の相違、若さ故の嫉妬と怒り、多くの葛藤が彼らをすれ違いさせ、そして最後の
>>続きを読む

ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画(2013年製作の映画)

3.9

邦題の“爆破計画”から抱くイメージはまず取っ払ってほしい。
ド派手な演出こそほぼないが、人間の弱さや口では大きなことを言って蛮行を断行する浅はかさを言葉少なに描く。
結局、テロの大半は失敗に終わり人と
>>続きを読む

ワーニング その映画を観るな(2019年製作の映画)

2.9

人間の好奇心は時に恐怖心に打ち勝つのか。
脚本完成の2週間のタイムリミットと対峙する映画監督は“暗転”という曰く付きの作品と出会う。ゾクゾクするホラー描写は次第に暗すぎてストレスになり、複数の時代設定
>>続きを読む

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

4.6

元ポルノスターが地元へ舞い戻り再起を図る!?
ってこんな自分勝手な奴あかんて。
人間は不完全だ。だからこそ面白いを体現したサイモン・レックスの表現力に脱帽。決して褒められた人間性ではないのに憎めない。
>>続きを読む

ゴーステッド Ghosted(2023年製作の映画)

4.1

「サボテンはほったらかしでも大丈夫?」
クリエヴァ史上最も情けなく、アナ史上最もカッコいいロマコメアクション!
ザ王道ラブコメな出逢いから配信では勿体無いレベルのアクション描写、カメオ出演の豪華さに興
>>続きを読む

代行教師(2022年製作の映画)

3.4

アルゼンチンの社会背景に詳しくないためイマイチ入り込めなかったが、ここまで教育環境が劣悪なのは当たり前の光景なのだろうか。
代行でやってきた新任教師の授業を誰として聴く耳を持たない。薬物などその後の問
>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.2

行方不明の母。空港に迎えに行くはずだった…PC画面上メインで進行していくストーリーは前作同様も、後半からの畳み掛けるような伏線回収と意外性に舌を巻く。
裏をかく脚本だろうと予測をもって臨んだが想像の斜
>>続きを読む

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.1

恐怖の殺戮少女エスター前日譚。
主演イザベル・ファーマンが10年以上の時を経て同役を演じる違和感は最後まで拭えず…趣向を凝らした演出で工夫していたし脚本も意外性は楽しめた。ただ前日譚なのに前作より老け
>>続きを読む

ウォール街(1987年製作の映画)

3.8

「金ってものは後で悔やむことをさせるものだ」
証券マンのバドは憧れの投資家ゴードン・ゲッコーと儲け話を画策し実現に向け動く。しかしバドは欺瞞ばかりの世界だと悟ってしまう…欲に塗れることの愚かさとやり直
>>続きを読む

幻滅(2021年製作の映画)

3.9

“ペンは凶器…そして人を滅ぼす”
文学に魅せられ詩人になると誓った一人の若者。彼は欺瞞、恥辱、強欲に塗れた社会の汚さを知り、溺れていく。
人間の成功とは一瞬の輝きではない。傲慢さを纏ってしまえば全て水
>>続きを読む

レスラー(2008年製作の映画)

4.9

生涯プロレスラー、ランディ・“ザ・ラム”・ロビンソン!
落ち目の元スターは長年の身体の酷使とステロイド常用で生命の危機に。ただ彼の死に場所はリングの上、文句言えるのはファンだけだ!
ダーレン・アロノフ
>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.2

自宅の中のほぼワンシチュエーションな構成ながら、役者の表情や些細な動きまで堪能でき大満足。
主人公の贖罪を描く物語に終盤は感情が揺さぶられっ放し。アカデミー主演男優賞のブレンダン・フレイザーは流石だが
>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.1

シャマランがやりたいことを詰め込んだ究極の選択映画。当事者からは批判と共感が両方得られる複雑さを孕む。
4人の訪問者の役割は劇中に明示されるが、恐怖の訪問者たちの存在が性的マイノリティが常に何かに怯え
>>続きを読む

映画 ネメシス 黄金螺旋の謎(2023年製作の映画)

3.0

毎回同じ悪夢を見て目が覚める。その繰り返しに頭を抱えるアンナ。その仕掛けとは…身の回りで巻き起こる身内の不幸は夢か現実か。
そんなSF設定とキャラの掛け合いに身を任せた。暗号通貨や仮想空間描写は付け焼
>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.7

有望株か、時代を変革させる逸材か。
ビジネスで革新をもたせるにはルールを破る覚悟が必要だ。そしてありきたりなプレゼンではなく、相手の心をも動かせなければ成立しない。
MJという偉大な選手の可能性を信じ
>>続きを読む

ヒトラーを殺し、その後ビッグフットを殺した男(2018年製作の映画)

3.1

かのドイツ国総裁を暗殺した元兵士に舞い込んだある依頼。タイトルから想像するトンデモ感は皆無の重厚なドラマ。
兄弟の絆は良かった。ただ主要人物の視点をもう少し減らせなかったかな?イマイチ作品に入り込めず
>>続きを読む

日本統一5(2014年製作の映画)

4.4

侠和会が内部分裂!
氷室と田村が違う刑務所に入ったことで大きなドラマの転換期に。
荒くれ者・大宮が組の雰囲気をかき乱す。三上の親分は弟分を取るか、会の体裁を取るのか。そしてこれは氷室と田村の未来の姿か
>>続きを読む

スリーパーズ(1996年製作の映画)

3.0

ブラピ、デニーロ、ホフマン、ベーコン、クラダップ…豪華俳優陣が織りなす復讐劇。なのにあまり面白くない。
147分の長尺の大半はモノローグや法廷劇。記憶の多くを占めるのはケビン・ベーコンの異常的な怪演ぐ
>>続きを読む

ナイト&デイ(2010年製作の映画)

3.7

トム・クルーズ&キャメロン・ディアスの豪華タッグによるラブコメアクション。
“ありえない”展開の連続と畳み掛ける笑いの要素、そして迫力満点のアクションを頭空っぽで堪能できる丁度いい代物。
巻き込まれ型
>>続きを読む

プロメア(2019年製作の映画)

3.3

突然変異の炎を操る人種バーニッシュ。
彼らは世界の半分を消失させたが…マッドバーニッシュの出現により再びその恐怖がやってくるのか。
大まかにはそんな内容ながら、黒幕が初登場シーンから予想できてしまう単
>>続きを読む

ドリームダンク(2023年製作の映画)

3.9

またもや邦題で損してる系バスケ映画ここに爆誕!🏀
原題“Chang Can Dunk”は体格で劣るアジア系移民主人公のチャンがダンクができるかという話。なんだけど、ダンクができるかどうか以上に奥行きの
>>続きを読む

ボストン・キラー:消えた絞殺魔(2023年製作の映画)

3.7

1960年代に実際にあったボストン絞殺魔事件を題材に、事件を追う新聞記者をキーラ・ナイトレイが演じる。
自らの信念に従い事件を追い続ける主人公と男性優位社会での向かい風なやりづらさが印象的。全体的なト
>>続きを読む

ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.6

奇蹟の少女ベネデッタはおいたデッタ。
修道院という聖域を舞台に、自らの“聖域”を見習い修道女バルトロメアに差し出す。神の意思か、自己満足か。
純真無垢に育った場合、性の悦びを知ると歯止めがきかないのか
>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.7

「今を懸命に生きてるか?」
そう問われている気がした。
ケツのある仕事なら懸命にやるし、夏休みが終わるとなれば宿題やらなきゃってなるわけで。
余命がわかったらあなたはどう生きる?
黒澤明の往年の名作1
>>続きを読む

パディントン(2014年製作の映画)

3.5

ペルーからロンドンへ。人間社会に移り住んだクマのパディントンが苦労しながらも新しい家族たちとの絆を深めていく模様を楽しむファミリームービー。
実写映画の中にクマのCGが入り込む違和感はほとんどなく、と
>>続きを読む