QIさんの映画レビュー・感想・評価

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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.5

“もう一つの『猿の惑星』?🦍”

モンスター・ヴァースシリーズ第5弾

ゴジラ好きとしては欠かさず観てきましてが、この路線で今後もいくのであればMVシリーズはもう卒業かも😥

怪獣プロレスを観たい気持
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ラ・カリファ(1970年製作の映画)

3.3

【エンリオ・モリコーネ特選上映2/2】

“モリコーネに手抜きなし!”

モリコーネはしご2本目

監督、原作、脚本:アルベルト・ベヴィラックア
(全然知らなかった😅)
主演:ロミー・シュナイダー
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死刑台のメロディ 4K リマスター・英語版(1971年製作の映画)

3.8

【エンリオ・モリコーネ特選上映1/2】

“♫勝利への讃歌”

モリコーネはしご1本目

1920年代にアメリカで起きた「サッコ・ヴァンゼッティ事件」という冤罪事件を題材にした作品

当時アメリカで吹
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異人たち(2023年製作の映画)

3.6

“You'er OK? I'm not OK😥”

アンドリュー・ヘイ監督が山田太一氏の小説『異人たちの夏』をクィア作品としてリメイクすると聞き、はたしてどんな味付けになっているかが気になり鑑賞

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ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)

3.7

“未来への曳航🚢”

アン・ハサウェイ:潔癖症の精神科医
マリサ・トメイ:恋愛依存症の曳船船長

大好きな二人がそんな役を演じていると聞けばもう見逃すわけにはいかない😁

内容はこの二人を含めた一癖も
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.9

“イニョン=縁≒運命?”

大人のための上質なラブストーリー

ノラ🇰🇷♀とヘソン🇰🇷♂は幼なじみ

その後ノラはアメリカに移住し、同じ夢を持つアーサー🇺🇸♂と結婚する

登場人物はこの3人

ノラ、
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.0

“ノーラン監督の原風景”

日本でのデビュー作『メメント』の衝撃から20余年、ひたすら追い続けてきたノーラン監督作品

残念ながら『メメント』公開後ひっそりと行われた本作の劇場公開は見逃してしまいまし
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 4K復元版(1966年製作の映画)

4.1

【THE DOLLARS TRILOGY 3/3】

“レオーネ版『戦場にかける橋』”

原題は『善玉、悪玉、卑劣漢』
というなんともシンプルなタイトルで“Dollars”という単語は入っていませんが
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.9

“わたしたちはどう生きるか”

これまでのノーラン作品とは全く違う、それでいてノーランにしか作り得ない作品

彼はこれまでとは違うステージで、そして映画人として今なすべきことをパーソナルな思いを込め私
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夕陽のガンマン 4K復元版(1965年製作の映画)

3.9

【THE DOLLARS TRILOGY 2/3】

“さぁ次も一発当てるぞ😤”

「ドル3部作」の4K復元版ハシゴ2作目🪜

『荒野の用心棒』と連続鑑賞

『荒野…』のヒットを受け手わずか1年後に公
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荒野の用心棒 4K復元版(1964年製作の映画)

4.0

【THE DOLLARS TRILOGY 1/3】

“和食🍚からイタリアン🍝へ”

監督:セルジオ・レオーネ
音楽:エンリオ・モリコーネ
主演:クリント・イーストウッド

ゴールデントリオによる、い
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海の上のピアニスト 4Kデジタル修復版(1998年製作の映画)

4.2

【午前十時の映画祭・完】

“88鍵🎹から生まれる永遠”

2K版とイタリア完全版は劇場鑑賞しましたが4Kリマスターは今回初鑑賞

何度観ても冒頭の「アメリカ〜〜!🗽🇺🇸」にテンションが上がります😆
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.8

“神は不幸な者に犬を遣わす”

『ニキータ』『レオン』の呪縛から逃れられずなぜか追いかけ続けてしまうリュック・ベッソン監督作品😁

まず最初に

「規格外のダークヒーロー爆誕」というキャッチコピー
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

“DUNE愛 ここに極まれリ💕”

一般公開が待ちきれず先行上映にて鑑賞

前作に満点をつけているので当然今回も満点💯ですが、その重みは全く違います

全てにおいて前作からパワーアップ!

眼福キャス
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

“モンクの文句🤬”

ダーティーワード満載でR18+のレイティングがかかるほど下品なハズなのに、なぜかとても上品に感じてしまう上質なコメディ

演者と脚本が素晴らしい

主人公モンクを演じるジェフリー
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愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

4.2

【午前十時の映画祭】

“人生には2つか3つの物語しかない”

初見時にはジョルジュ・ドンのボレロの素晴らしさだけで十分満足しましたが、今回はドラマ部分もしっかり観たいということでリベンジ鑑賞

結果
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ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争(2023年製作の映画)

-

「故ジャン=リュック・ゴダール氏 お別れの会」に参列してきましたのでご報告をさせていただきます

日時:2024年2月24日 10:00〜10:20
式場:新宿武蔵野館
主催:サンローラン・プロダクシ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.2

“スティーブン・キングは殺人鬼か?”

転落死した夫と殺人の疑惑をかけられた妻をめぐる法廷ミステリー

…と思いきや、全く違いました😅

予告で散々流されているシーン

疑惑妻:「私は殺してない」
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.6

“MAMA WEB🕷🕸️”

SSU4作目

酷評の嵐だったので、思いっっっきりハードルを下げての鑑賞w

それでも観に行った理由は…

ダコタ・ジョンソン🥰

もうそれだけで満足😁

内容は『モービ
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

4.5

“なぜ謝れないの?”

自分の記憶の中に強烈に刻み込まれているとても大好きで大事な作品✨

男性目線ではかなり辛い内容なので、これまで再度観ることをなんとなく躊躇していましたが、今回オリジナルネガを使
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ミレニアム・マンボ 4Kレストア版(2001年製作の映画)

3.8

“普通に生きる”

小津フォロワー監督作品シリーズ🎦

監督:ホウ・シャオシェン
撮影:リー・ピンビン
主演:スー・チー(女史ではないw)

ホウ監督作品を観るのは『悲情城市』『珈琲時光』に続いて3作
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カラーパープル(2023年製作の映画)

3.5

“Hell No!🤬”

アリス・ウォーカーの原作小説(読んでる)をスピルバーグが映画化(観てる)

その後、その原作がブロードウェイでミュージカル化(観てない)

そして今回、ブロードウェイ版のキャ
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.3

“瞳の奥に映るもの”

『バビロン』
『フェイブルマンズ』
『エンパイア・オブ・ライト』 etc.etc.

最近同時多発的に作られている“映画”をテーマにした作品

ちなみに2023年個人的ランキン
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ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

4.1

“これが世界の終わり?”

「映像の詩人」タルコフスキー作品を久しぶりに鑑賞

えっ?こんなにキレイだったっけ😲

というのが第一印象

もちろん初見時にもその映像の美しさに圧倒されましたが、今回の4
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リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

3.9

【午前十時の映画祭】

“Once Upon a Time in Montana🎣”

ロバート・レッドフォード監督作品

ノンクレジットですが、ナレーションも彼自身が務めています

何度観ても心にじ
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

3.8

“ふたりのdad”

アイルランド映画

なので基本アイルランド語、時々英語

主人公の少女コットは寡黙がゆえに人から変わった子と思われ、家にも学校にも自分の居場所がないと感じています

そんな彼女が
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.4

“My Poor Lady”

監督:ヨルゴス・ランティモス
主演:エマ・ストーン
共演:ウィリアム・デフォー
   マーク・ラファロ
配給は安定のサーチライト・ピクチャーズ

今年期待の一作でしたが
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

3.8

【午前十時の映画祭】

“人に与えたものしか天国へは持っていけない🎁👼”

公開時に間違いなく観ているのに晩餐会シーンをおぼろげにしか覚えておらずこの機会に再見

二部構成

前半はバベットが流れ着い
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.7

“似たもの親子😥”

ジェシー・アイゼンバーグ初監督作品にジュリアン・ムーア出演のA24作品

さらにエマ・ストーンがプロデュースに名を連ねているということで観てまいりました

DV被害者のためのシェ
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葬送のカーネーション(2022年製作の映画)

3.8

“生から死への旅路”

カウリスマキ監督、ヴェンダース監督に続いて小津フォロワー監督作品シリーズ第三段(勝手にシリーズ化😄)

ベキル・ビュルビュル(なんか笑っちゃうw)監督、脚本、編集によるトルコ映
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.4

“Good bye DCEU👋”

『マン・オブ・スティール』から16作品10年続いたDCEUも本作で最後

これまで楽しませてくれた感謝の意味を込めての鑑賞でしたが…

あまりにも観たことある感が強
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ショコラ(2000年製作の映画)

3.8

【午前十時の映画祭】

“もう一つのチョコレート工場🍫”

チョコレートの甘い香りでいっぱいの大人の寓話

アレもだめ、コレもだめ、それはキリスト教の教えに反する🙅

様々な規律に縛られ、他人の目を気
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ミツバチと私(2023年製作の映画)

3.4

“ルチアになりたい”

原題は『20,000 SPECIES OF BEES』

東京国際映画祭では原題のまま『20000種のハチ(仮題)』として上映されました

そして本作で一番話題になったのが、主
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戦場のピアニスト 4Kデジタルリマスター版(2002年製作の映画)

4.0

“ベートーヴェンとショパンの会話🎹”

公開時ぶりの鑑賞

劇場公開を含めてこれまで何度も観る機会があったにもかかわらず内容が辛すぎてあえて再鑑賞を避けてきた作品

今回4Kリマスターがされたというこ
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.5

“幸せは分け合うもの🍫”

元旦恒例、夫婦で映画館初詣🎍

今年はティモシャラファンの嫁さんリクエストでコレ😊

お正月にふさわしく、夢いっぱいのどこかメアリー・ポピンズを思い出させるミュージカルファ
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東京物語(1953年製作の映画)

5.0

【殿堂入り作品シリーズ】

“わたくしずるいんです…”

小津安二郎生誕120年の今年、キリ番かつ今年最後のレビューはこの作品で

自称小津ファンにも関わらず彼の作品は初レビュー😅

元ネタはレオ・マ
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