ギボン三世さんのドラマレビュー・感想・評価 - 2ページ目

ギボン三世

ギボン三世

八代将軍 吉宗(1995年製作のドラマ)

5.0

大河らしい、エンターテイメント性が高い作品。

暴れん坊将軍ではない、為政者、人間徳川吉宗を飽きさせることなく見せてくるた。

なによりも、西田敏行、小林稔侍のコンビはこの作品を友情と主君と臣下を最高
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刑事フォイル シーズン1(2006年製作のドラマ)

5.0

時代性を練りこむことは欧州ドラマの得意技だが、またしても傑作が生まれたといえる。

見ていると、第二次大戦のなか、警察官として誇りをもって仕事をしていくフォイルに引き込まれていく。

英国紳士の模範た
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風の刑事・東京発!(1995年製作のドラマ)

3.5

晩年の西村の現代劇を見ることができる作品。

さすらい刑事が終わり、テレ朝が鉄道と刑事を結びつけた最後の作品と言っていいだろう。

また、あぶない刑事の柴田が、いわゆる人情刑事、さらにはみだし刑事に
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名探偵ポワロ シーズン13(2013年製作のドラマ)

5.0

かつて、シャーロック・ホームズでジェレミー・ブレットが成し得なかった原作の完全消化を、彼はやり遂げた。

たしかに演じることに対して、ブレットとスーシェは異なる。しかし、それでも、やり遂げたことはひと
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名探偵ポワロ シーズン11(2013年製作のドラマ)

4.5

カーテンの前に、残された原作を消化しているように感じたシリーズ。

オリエント急行の暗さから一転するが、時代性を意識している。これは、刑事フォイルに通じているところ。

これを終え、残された原作の数に
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名探偵ポワロ シーズン12(2010年製作のドラマ)

5.0

ついに、オリエント急行である。

はっきり言って娯楽映画としては、ユスチノフ版がはるかにおもしろい。

しかし、ポワロを描く、という観点において、本作は傑作である。これはクリスティがこの作品に込めた思
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名探偵ポワロ シーズン10(2005年製作のドラマ)

4.7

シリアス路線だけでなく、おそらくカーテンを目指して、ポワロに老いと孤独、時代から取り残されている側面を描いているようにも感じる。

原作再現よりも、時代性やポワロの孤独にスポットがあたり、そこは好みが
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名探偵ポワロ シーズン9(2003年製作のドラマ)

5.0

完全にシリアス路線に舵を切ったシリーズ。各話とも力作揃い。

五匹の子豚の物悲しさ、杉の棺の爽快感はポワロの人間味から味わえる。

また、ジェレミー・ブレット版ホームズで、ワトスンを演じたエドワード・
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名探偵ポワロ シーズン8(2001年製作のドラマ)

5.0

前シリーズに続き、テレビシリーズの雰囲気を味わえる。

ヘイスティングス大尉とのやりとりは、以後しばらくないので、寂しさがあった。そして、当時はカーテンまで持つのか、という不安もあった。

また、中東
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名探偵ポワロ シーズン7(2000年製作のドラマ)

5.0

再起動、という表現がもっともふさわしいシリーズ。

レギュラーメンバーの再結集は心弾ませる。ただ、以後はレギュラーメンバーが揃わない寂しさもある。

テレビシリーズの雰囲気が感じられるシリーズ。

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名探偵ポワロ シーズン6(2000年製作のドラマ)

5.0

このシリーズ以後、シリアス路線に舵を切るが、一番はゴルフ場殺人事件だろう。

アーサー・ヘイスティングス大尉に対するポワロの友情と寂寥感を帯びた表情が、私の目に焼き付けられている。あの表情は、長く続け
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名探偵ポワロ シーズン5(1993年製作のドラマ)

5.0

短編集。

自動車と鉄道の扱い、メディアや、南米の軍事政権など、時代背景、雰囲気を味わえる作品が揃い、楽しめる。

また、チョコレートの箱は、ベルギー時代を描いた珍しく、さらに心に残る名作。

以後、
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名探偵ポワロ シーズン4(1992年製作のドラマ)

5.0

2時間スペシャルが続いたシリーズ。

ポワロのなかでも著名なABC殺人事件が収録されていて、満足できる完成度。

また、愛国殺人はポワロの国に対する姿勢を示した場面としても必見。

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名探偵ポワロ シーズン3(1990年製作のドラマ)

5.0

台頭するソヴィエト連邦の話も絡め、時代背景を色濃く説明した、あなたの庭は?は、デフォルメされているとはいえ、時代雰囲気を知る面白さがある。

また、二重の手がかりなど、ポワロを語る上では欠かせない話が
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名探偵ポワロ シーズン2(1990年製作のドラマ)

5.0

はじめて、2時間スペシャルを入れたシーズン。

ドラマ版の大きな特徴である、4人のメインキャストをより魅力的に描いた回といえる。

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名探偵ポワロ シーズン1(1989年製作のドラマ)

5.0

その容姿、仕草を可能な限り再現した名優スーシェによるポワロ。

原作に忠実であるよりも、ポワロというキャラを忠実に再現する方針は見事であった。

時代設定も、第二次大戦前夜にした事で、戦間期の独特な雰
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坂の上の雲 第3部(2011年製作のドラマ)

5.0

色々な見方がされる司馬遼太郎であるが、この時代を坂の上の雲と表現したことは、見事であろう。

日本海海戦に目が行きがちだが、小村寿太郎と伊藤博文のシーンは外交するものの覚悟をよく描いていた。

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坂の上の雲 第2部(2010年製作のドラマ)

5.0

いい意味で質を維持して、第2部に繋げられた作品。

役者も近年のドラマでは重厚で、ただ楽しめる。

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坂の上の雲 第1部(2009年製作のドラマ)

5.0

原作をよく表現した作品であると思う。
当時は司馬遼太郎に対する評価と、ドラマ自体の完成度を混合している評者もいたが、日本のドラマもまだまだ力があるところを示したのではないか。

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北条時宗(2001年製作のドラマ)

4.3

大河ドラマとしては、意欲的な取り組みであったと思う。

しかし、従来スポットをあてる機会のない人物を描いたことや、元寇に対する当時における最新の知見を取り入れた部分など、個人的にはよかった作品。

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子連れ狼 第三部(2004年製作のドラマ)

3.0

やりきったとは思うが、全体評価は変わらず、である。

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子連れ狼 第一部(2002年製作のドラマ)

3.0

萬屋版に比べ、欣也さんの振る舞いが冥府魔道を意識させないところがある。

しかし、リメイクとしては駄作というほどでもない。

北大路欣也を好きかどうかです評価がわかれよう。

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真田丸(2016年製作のドラマ)

3.5

最後の逸話が有名がゆえに自由度高く作れたのだろう。三谷脚本ゆえにわかりやすく描いたためか、古いホームズものにおける、ワトスンの役回りを信之にあてられてしまうとこが、やや残念だった。

また、これに限ら
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SHERLOCK/シャーロック シーズン2(2012年製作のドラマ)

5.0

引き続き素晴らしいが、このシリーズのアイリーン・アドラーは、原作の愛だけでなく、乗り越えようという気概を感じた。

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SHERLOCK/シャーロック(2010年製作のドラマ)

5.0

シャーロキアン・ホームジアンにとって、これほどよい意味で予想外の作品があっただろうか。

現代版、と聞いただけで身構えたものもあまたいよう。またか、と。

これはとにかくリスペクトがある。ホームズだけ
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ハウス・オブ・カード 野望の階段 シーズン 1(2013年製作のドラマ)

4.5

私にとって最高傑作といえる英国ドラマの米国版である。

内容は良くも悪くもアメリカナイズされている。それゆえにアメリカ政治を見事に描いていると言えよう。

原作と異なり、のし上がるまでに時間も要するが
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