にゃんパパさんの映画レビュー・感想・評価

にゃんパパ

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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.5

シンプルなサクセスもの。
とにかく映像に力が入っていて、
存分に楽しみました。
特に部屋で車体が構築される場面。
ああいうのは昔も今も好きですね。
あの画を作るために本作を撮影?
なんて邪推してしまう
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星の旅人たち(2010年製作の映画)

3.8

清々しい作品。
大好きなロードムービーですが、
ひたすら歩くのが新鮮です。
一癖も二癖もあるメンツが、
歩いて歩いて仲間になっていく。
このドラクエ的展開がいいんです。
特に、豪華な1人部屋を持て余し
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ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

3.6

小学生まではズッコケ三人組。
中学では『ぼくらシリーズ』へ。
登場人物たちが同級生みたいで、
ほんとうに大切な愛読書でした。
今でも心に残っているんですから、
よほどお気に入りだったみたいです。
宗田
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やがて海へと届く(2022年製作の映画)

3.6

チューニングするだけ。
その結果、顔は広がるものの、
自分の居場所がわからない。
自分というものがない。
母親へ向けて放った言葉だが、
自分自身へ放ったのかも。
だからチューニング力のない真奈に、
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.5

全然わからなかったです笑
物語が入れ子構造で進むため、
嫌な予感がしましたが…。
でも、いいんです。
ウェスの世界観を楽しめたので。
でも内容を理解できないのに、
なんか満足してしまうって不思議。
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.8

韓国らしさが活きて面白い。
よくある飛行機パニックでしょと、
侮れない練られた内容ですね。
想像と違う展開で気づけば夢中に。
特に前半の出来が良かったなぁ。
事件までの緊張感が見事。
後半はやや失速し
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永い言い訳(2016年製作の映画)

3.8

失って初めて気づく。
当たり前にあった大切な何かに。
気づくタイミングは人それぞれ。
人生とはそういうものなんですかね。
早く気づきたいものです…。
しかし本木雅弘さんのクズ男っぷり、
突き抜けていて
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.8

友だちができる。
ホント素晴らしいことですねぇ。
静かで平坦な人生もいいですが、
喜怒哀楽の激しい青春時代は特別。
何かに全力で抗い、必死に生きる。
無垢な輝きがとにかく眩しかった。
3人でトンネルを
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アラバマ物語(1962年製作の映画)

3.7

できた人だなぁ。
人種差別の激しい米国南部で、
しかも60年も前だから尚更ですね。
そして子供への向き合い方も、
頭ごなしじゃなく素敵なんです。
しかし厄介なのは思い込み。
脳に深く刻まれて中々消えな
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.3

あれ…。
ポップでクセが強いはずが…。
らしさ、がない…。
至ってフツーの作品ですね…。
盛り上がるのはラストだけ?
どうしちゃったんでしょうか…。

ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.3

予想外に淡々としてました。
ずばりドキュメンタリー風。
華やかなイメージの監督ですが、
こんな作風も撮れちゃう。
引き出しが豊富なんだなぁ。
でもね、ごめんなさい。
僕には物足りなかったです…。
人の
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.9

おもしろいですね〜。
色々クセが強くていい!
和んでしまう2人の緩い日常と、
キレキレの戦闘シーンの対比。
計算されたギャップに痺れました。
キャラ設定、アクション、スピード感。
3要素が見事に嵌まっ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.7

昔は楽しかったなぁ。
今はケンカばかり…。
と誰もが通る、よくあるお話。
でも会話が独特で面白いですね。
言葉選びにセンスを感じます。
面倒な人だなぁ…とも言えますが。
一方、社会の荒波に揉まれていく
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.0

間違いなく名作ですね。
冷え込んだ日に毎年観てしまう。
そして何度観ても色褪せない。
人生とは何か。
大切なのは何か。
人生は素晴らしいものですね。
ほんとにいい映画です。
クリスマスに観るべきですか
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

丁寧なSF作品ですね。
細部まで作り込みが素晴らしい。
抑えた静かな演出のお陰で、
世界観をじっくり堪能できました。
特にナウシカ的な乗り物が大好き。
ただ物語の進行が遅い…。
かなり眠気と闘いました
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.3

うーん、なぜ作ったのでしょう。
設定は悪くないがチープ感が満載…
主要キャスト変更の影響が大きく、
パロディ映画に見えてしまった。
こんなんじゃないんですよ…
マトリックスの衝撃は…
本作の後には第1
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.7

世界観がいいですね。
独特の怪しさ加減が絶妙で、
和洋折衷のバランスもいい。
そして衣装の攻め具合もギリで、
素敵な仕上がりです。
製作陣の熱い想いを感じました。
博打になりかねない漫画の実写化。
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.9

愛がいっぱい。
間違いなく戦争映画なのに、
温かい気持ちになりました。
戦争なのでテーマは重たいが、
それを相殺する少年の愛くるしさ。
そして母の愛が理由でしょうか。
反戦メッセージを浮き彫りにする、
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.7

たくましいですね。
自由に憧れるものはあるが、
綱渡りの車上生活は厳しいなぁ。
そして孤独。。
自分なら1年すらもたないと思う。
結局、自由には必ず代償が伴う、
確固たる現実を再認識する結果に。
また
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.7

モノクロの映像が美しいです。
大事なものを強調して、
他は削ぎ落とす。
本質を浮き彫りにする感じ。
そのせいかホアキンの魅力が倍に。
狂気溢れる芝居ももちろんいいが、
力の抜けた自然な顔が何よりいい。
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マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”(2019年製作の映画)

3.7

謎に満ちたデザイナー。
その本人が語るのなら観ちゃいます。
徹底した素性隠しはメディア戦略。
なかなかの策士ですなぁ〜なんて、
当初はそう思っていました。
ですが徐々に違うかもと思い直す。
単純に言葉
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東南角部屋二階の女(2008年製作の映画)

3.5

秋の西陽がぴったりな作品。
時間の流れがゆったりしていて、
こんな時間が羨ましいです。
スマホやSNSに縛られていなくて、
ある意味心が豊かですね。
人生に迷い、思い悩む。
そして誰かと本音でぶつかり
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.9

いってきます、そしてただいま。
いつもと変わらない日常のはずが、
ただいまが言えなかった。
大切な人やものが一瞬で消えた日。
忘れてはならない。
これから何十年経とうと。
そんな確固たる強いメッセージ
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.6

分かったようで分からない。
撮り方と音楽にセンスを感じるが、
玄人好みの映画でしょうか。
理想と現実のギャップ。
昔の栄光を取り戻したい。
野心的だが妙に危ういですね。
そして自分の気持ちを隠さず、
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

3.8

構成に惚れ惚れしました。
緻密に計算され尽くしていて、
掴みからオチまで無駄がない。
伏線回収がスカッと爽快です。
また、宮田くんのほのぼの感と、
彼の周りのバタバタ感。
この対比がなんだか面白くて、
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.6

キャラを楽しむならドラマ版。
スケールの大きさなら劇場版。
前者の方がぼくは好みですが、
後者の本作も安定の面白さでした。
やはりイチケイの魅力はかけ合い。
破天荒と真面目。
2人のやり取りがわかって
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東京物語(1953年製作の映画)

3.8

親子関係は変わっていく。
当然のようだが何だか寂しい。
子供はいつしか大人になる。
住んだり働く世界が違えば、
考え方や価値観も変わっていく。
背負う責任も増えていく。
こうして徐々に溝が広がる。
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.9

捨てたから連れてきた。
犯罪に違いないが妙に温かい。
貧しくても心は違うんですね。
自分たちのような思いはさせない。
不器用に幸せを探す姿が微笑ましい。
だが徐々に綻びが迫ってくる。
いい感じに溶けあ
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COLA WARS / コカ・コーラ vs.ペプシ(2019年製作の映画)

3.2

アメリカンシャンパン〜♪
コーラを欧州で注文すると、
たまにこう冗談を言われました。
彼らにはワインを飲めないぼくが、
不思議なんでしょうね。
逆にここまでして1位を目指す理由、
これがぼくには不思議
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8 1/2(1963年製作の映画)

3.5

何でしょう、この映画。
カオスで捉えどころがないです。
妄想と現実が入り混じっていて、
それが何層もの入れ子構造に。
特に後半は曖昧で難しかったです。
ただ、妄想は男の願望がそのまま。
イタリアらしい
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カランコエの花(2016年製作の映画)

3.7

エンドロールに尽きますね。
短いがドスンと響きました。
ただ好きな子がいるだけなのに。
切なすぎる…。
一方、こうなるよねという現実感も。
動揺して当然です。
本当の意味で理解が浸透するには、
もう少
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RRR(2022年製作の映画)

3.8

力強い。そして熱い。
完全に油断して観てました…
何なんでしょう、この熱量は。
リポビタンDの熱さを超えてます。
勧善懲悪で分かりやすいので、
3時間の長さもあっという間。
特にナートゥダンスが素晴ら
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.6

上手い下手じゃない。
音楽は楽しむものですね。
NY街角でのセッションが素敵で、
バンドメンバーが楽しむ姿がいい。
ベタな恋愛ものじゃないのもいい。
音楽への愛に溢れていますね。
そして久々に見た有線
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場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

3.8

観ていて心地よいです。
何気ない日常が美しくて、
BGM感覚でずっと流していたい。
早朝と深夜、この設定がいいですね。
人間は常に活動している。
この静謐な生活感に安心させられ、
心が穏やかな気持ちに
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.3

馴染みのメンツが揃う。
帰ってきたぁという感じで嬉しい。
実写化の不安はもはやなく、
冒頭から期待しちゃいました。
でも次第に飽きてきた…。
あれ…なんでだろうと考えたら、
ほぼ戦闘シーンだからですね
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クール・ランニング(1993年製作の映画)

4.0

好きな作品です。
定期的に何度も観てきました。
いわゆる傑作ではないかもだが、
単純明快で最後はジーンとくる。
コメディとドラマのバランスが、
絶妙なんですね。
バカにされようが構わない。
常に陽気で
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