結局人先から街先かの鶏卵問題に収束する手癖感が惜しい。モキュメンタリーとしても微妙。
高校生の頃とかに遭遇してたら間違いなくATBで、狂ってたと思う。概念としての夏の決定版みたいなドラマ。ロケーションが冴え渡りすぎだし、ここぞというところの長回しが最高。自転車まわりの演出も全部ヤバい。>>続きを読む
キャンセルされかけてようやくカムバックかと思ってたら、あまりに優等生すぎる!
S4で到達した境地と比較するとS5、S6のパワーダウンは否めないがそれでも堂々とした完結。
代用品の調味料とありあわせの生のアナロジー、そもそも1話のオープニングシークエンスや終盤とある人物の嗚咽の>>続きを読む
S1のSchizophrenia要素はテーマから後退し、過去改変SF要素が前景化。結果、自由意志と決定論を扱うドラマとしてはやや食い足りなくなったか。クレバーな最終話だが、一つの可能世界を幸福に導き自>>続きを読む
筆力がある作家ならパワセクハラを展開のフリにしてスカしてもいいんだなー。とにかく3人の元夫が可愛すぎるからなにも考えられない。角田はもうほんとにアイドル。藤井健太郎だからdodoあるかと思ったけどなか>>続きを読む
高橋一生と森山未來がひたすら喋り続けているのに全く面白くなくてどうかと思った。
全く倫理的でなく完璧に道徳な野木亜紀子脚本。リベラルあたりまえ体操でしかない限界が乗り越えられてはじめて"あたらしいテレビ"がみえてくる。でもそんなこと全部わかっていて確信犯として、コロナの火事場泥棒>>続きを読む
最終話、訪問販売の客と酔っぱらいに立て続けに絡まれるところに更新の気概はあるけど単純に面白い話な範疇からは抜け出せていない。
可処分時間を潤沢に持ち得る特権的なストリーミング時代のオタクたち、佳作を傑作と呼ぶのはやめてください。
語りの経済性に奉仕する監督、もちろんその役割は三宅唱でなくていい。1話、サプライズ前の作為バリバリな夕焼けが図抜けてよかった。負の『三の隣は五号室』、というか保坂和志以降の日本文芸との親和性がえげつな>>続きを読む
思春期に『リーガルハイ』を熱心にみていた身からすると野木亜紀子も順調に古沢良太への道を歩んでいるように思えてかなり厳しい気持ちになる。民放ドラマのご都合主義には他媒体以上に政治性が宿ることを痛感させら>>続きを読む
海外ドラマを熱心にみてるオタクが本当にいま一番信用ならない。8話程度の時系列操作でテッド・チャンだなんだ…。完全なる誇大広告。ましてやアラン・ムーアの原作と比べてしまったら。内容以前に冴えない演出も本>>続きを読む
よさと悪さの揺れ。『anone』以降の超展開がいまだしっくりとはこない。月川演出よかった。『またここか』から引き続きの岡部たかしは最高。
新鮮味の欠片もないモチーフ、おでんに敬遠。おじさんノスタルジア?広瀬姉妹永山兄弟の回はよかった。
消去/削除のフェティシズム。資本家に石を投げるのは簡単、だからこそ要求が高くなる。それが形式と主題の一致=信頼できない語り手であることを重々承知のうえで撹乱させるナラティブが若干寒々しい。評判のいいS>>続きを読む
劇的な一言がない。抑制されていてよかった、というか日本のドラマに関してはそれだけを徹底してほしい。