eeteeさんの映画レビュー・感想・評価

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福田村事件(2023年製作の映画)

3.5

まずはこの作品が、事件を多くの人に知らせるきっかけとなり、差別や流言、集団心理の恐ろしさなどについて考える契機になったことには純粋に評価したいし制作陣におつかれさまという気持ち。ただ、色々と残念な部分>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

観たあと誰かと話したくなる映画。
最後のエンディング曲で萎えたのが本当に残念。

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

4.5

最高最高最高、こんなにキモくてきもちいことってある??

フライヤーの写真と、クローネンバーグの新作という情報以外は一切なしで劇場へ。目の前で行われていることやセリフが何を意味しているのかをいちいち考
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.8

楽しかったけどちょっと大人しくなって湿っぽくなっちゃった感じもする

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

大きな事件も、あからさまな敵もいない、人によっては「淡々としたつまらない映画」と思えるのかもしれない。けれど、個人的には、聴覚障害者の日常生活での細かいストレス(差別まではいかないんだけど)とか、健常>>続きを読む

沖縄スパイ戦史(2018年製作の映画)

4.5

陸軍中野学校のエリートからスパイの訓練をうけた沖縄の元少年兵の証言を中心に構成された、衝撃のドキュメンタリー。ノンフィクションなのだが、ミステリー仕立てで真実を探っていく手法も引き込まれた。あまりにも>>続きを読む

ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

4.0

暴走トゥクトゥク最高…!私の大好きなマッドマックス感あったし韓国映画らしい血生臭さ、人間臭さでいっぱいで最後は涙、、主役の二人もすばらしかったけどパク・ジョンミンよかったなあ。彼の他の作品も観たくなり>>続きを読む

藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

4.0

いやー痛快痛快っ。つよいおんなたち。韓国の港町いいよね。韓国映画にしてはあまり食事のシーンがない笑。コーエン兄弟ぽいと思ったら原作も影響うけてると知って納得。

STANDARD(2018年製作の映画)

4.5

3.11に部屋を真っ暗にして泣きながら観た。声をあげるのは特別なことではなく生活と地続きなんだと改めて思わせてくれた。ラストのみなさんの笑顔、何気ない日常を守るために当たり前のことをしているだけよね。>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

極音でリバイバル上映していたので久々に立川へ。煌めくネオンの街、華やかなプールパーティ、映画への愛情、、ハリウッドの夢がいっぱい詰まった作品なだけに、映画界が苦しい今の状況が切ない。レオさんのすばらし>>続きを読む

ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習(2006年製作の映画)

3.7

続編が公開間近ときいて、前から気になっていた前作を。ばかばかしいまでに手の込んだイタズラ??相当くだらないし仕掛けが常軌を逸しているし呆れてしまうシーンもあったけど、やっぱただの迷惑系YouTuber>>続きを読む

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.3

正直言って前半は青い若者の過ちや苦悩をミュージックビデオ風のスタイリッシュで美しい映像にのせているだけでは…?ってちょっと見ていて不安になるんだけども、後半は、そんな事思って本当にすいませんでしたーー>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

4.0

古典的な手法も現代的な手法も織り交ぜた2020年版の透明人間、いやあ〜、よくできてました。感情移入しかけるんだけども、それを見事に裏切り、観てるこっちまでおかしくさせるような、エリザベス・モスの演技に>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.5

大事件が起こるわけでもなく、物語の大部分は一つの家族の小さな出来事を淡々と綴っているだけなのに、何度も自然と涙が出てくるシーンがいくつもあって、本当にいい映画ってこういうことなんだなって思った。完璧な>>続きを読む

ハリエット(2019年製作の映画)

3.3

アフリカンアメリカンの日常には欠かせなかった「音楽」「歌」をうまくセリフや説明の代わりに使っているのがよかった。ミュージカルほど大袈裟でも華やかでもなく、ごくごく自然に。
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ちょっとスピり要素多めで
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.5

IMAXのスクリーンと音響で観れてよかった、、泣 バイクのテールランプの残像、そびえ立つネオ東京のビルの山、最初の暴走シーンは何度観ても鳥肌。

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

3.5

白黒のシーンが思ったよりも長く淡々としていたので(語る内容は悲惨であったけれど)少し間延びしている印象をうけたが、その分、画面がカラーになった瞬間、キューっと画面に引き寄せられるような感覚は忘れられな>>続きを読む

顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

4.0

アニエスとJR、著名な芸術家の凸凹コンビの二人が旅をする話であるが、この作品の主人公はあくまで普通の人々。彼らのあるがままの姿を捉えた、とても好感が持てる人間賛歌ロードムービーだった。これまで働いこと>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.2

クルマに関してはど素人ですが、マッドマックスFR以来、ありとあらゆるクルマの音に敏感になってしまった私です。音響とカメラワークだけで興奮が止まらなかったんでこれはIMAXで観直さないと思いました、、>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

タイカ・ワイティティのセンスが存分に発揮されていてとてもいい作品だった。何しろコメディ、切なさ、戦争や差別の惨さ、どれも行き過ぎたところがなくてバランスがいい。
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可愛らしい少年兵が大勢出てくる冒頭
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.9

韓国映画らしい、最後まで濃ゆい内容・展開。前半はエンターテイメントとして楽しめたけれど後半の金持ちとの対比の描き方が分かりやすすぎて、個人的には是枝とかケン・ローチみたいなやり方が好みかなあ。俳優陣は>>続きを読む

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