すーさんの映画レビュー・感想・評価

すー

すー

映画(754)
ドラマ(7)
アニメ(0)

劇場版 再会長江(2024年製作の映画)

3.0

10年前に長江を撮影した竹内亮監督が再び長江を辿り、変わりゆく風景と共にかつてインタビューをした人々に再会する。ポスターの煽り文句はあまり好きではないが、ただそこに住む人々を映すフラットな視点はとても>>続きを読む

カウントダウン(2012年製作の映画)

2.0

NYでルームシェアする3人のタイの若者。新年のカウントダウン前にジーザスという売人を呼びハイになるが、次第にジーザスに不信感を抱き始める。ヒトコワにみせかけた説教映画で、全体的にぬるっとしていてだるい>>続きを読む

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.0

些細な違和感、嫌な予感の積み重ねにしては爆発力が弱くて最後の20分ちょっとで全然取り返せていないような…。何なら前半の不穏さも弱い上に、ぐずぐずとなかなか帰ろうとしない夫婦と全体的に肩透かしなのだが、>>続きを読む

ルボ(2023年製作の映画)

4.0

イタリア映画祭2024
1人の男の半生を通し、第二次世界大戦下、保護の名目でイェニシェ(移動型民族)の子を強制的に施設に入れ、劣悪な環境に追いやった事実を浮き彫りにする。昨今、ナチスに加担した人々や、
>>続きを読む

秘密(2023年製作の映画)

3.0

横浜国際映画祭 2024
残忍な殺人事件が起き、被害者の口の中には10年前のメモ。捜査をしていく中で10年前の兵役中に起きた自殺事件、そして刑事ドングンの過去にも遡っていく。都合の良い加害者、どこでも
>>続きを読む

ヴォラーレ(2023年製作の映画)

3.0

イタリア映画祭2024
飛行機恐怖症の女優が、仕事を失った上に娘が米に留学ということで、克服しようとセラピーに。飛行機恐怖症だけでよくもまあここまで引っ張ったな。

そう言ったでしょ(2023年製作の映画)

3.0

イタリア映画祭2024
冬なのに50℃の異常気象のローマが舞台。皆が暑い暑いと言いながら汗だくになるだけで、大して設定が生きていない。暑さでどうかしてしまった、同じことを繰り返す人たちを描きたかったの
>>続きを読む

僕はキャプテン(2023年製作の映画)

3.0

イタリア映画祭2024
セネガルから抜け出し成功を求めてヨーロッパへ。途中で何があっても誰も助けない、運が良ければ辿り着けるという過酷な旅のシリアルさの中に寓話的な要素やコミカルさも散りばめて。叙事詩
>>続きを読む

元カノ 〜憑き纏う女〜(2010年製作の映画)

3.0

全てにおいて胡散臭さ全開の男だが、皆揃いも揃って好きらしい。で、自業自得な映画。死ぬまで愛し続ける男が死んだら誰に愛してもらうのかね…死ぬまでかつ死後も愛すよ!って言質を取った方が死後化けて出ても安泰>>続きを読む

当たりくじを奪還せよ!(2022年製作の映画)

3.0

借金のカタに奪われたくじが一等!?くじを購入した5人は、奪還しようとおバカな計画を立てるが…?

古臭いような馬鹿馬鹿しいノリも最後まで貫いてくれるので、慣れてきて楽しめる気すらする。それぞれの背景に
>>続きを読む

ブラザー・オブ・ザ・イヤー(2018年製作の映画)

3.0

あだ名は“ヘタレ”で、何も出来ない兄と出来すぎる妹。それでもやっぱり兄は兄で、互いに思い合っている。喧嘩するほど仲が良い…とはいえ、うざい・オブ・ザ・イヤーだなと見ながら思った。

奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

2.0

ディザスタームービーは、もともとあまり好きじゃない上に、コメディテイストで更に乗り切れなかった。あり得ないにも程がある展開が多かっただけに、シリアス展開は必要だったのかな、とも思う。

成功したオタク(2021年製作の映画)

3.0

ある日推しが犯罪者になった……。まさにファンの1人であった監督が改めてあの時の心情や、時間が経っての心境を追う。もっと多角的な視点を期待していたが、個人間のヒーリングにとどまっていて残念。結局、ファン>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.0

何だろうな、うまく言えないけれどずっとうっすら気持ち悪かったな。中途半端ないい子さと傲慢さが映画的すぎてさめたのかも。もっと振り切った傲慢さや、突きつける現実が欲しかった。甘い感傷にうげげって感じ。

ヨコクソン(2018年製作の映画)

3.0

ソ・ヨンヒは、『事故物件 歪んだ家』、『ビー・デビル』、『マドンナ』とどれもなんだか辛そうな役ばかり。本作も悪鬼に狙われた家の女主人という…。大監の子供を孕った妓生が拷問の末に殺され、大監の家門を末代>>続きを読む

コックリさん(2004年製作の映画)

3.0

韓国のコックリさんはフンシンシャバ(もしくはブンシン?)と呼びかけるよう。焚身かな?中国語で焚は焼くことなどの意から焼身ということかな。シャバは娑婆だろうし…など考えたり。閉鎖的な村に怨霊が復讐という>>続きを読む

紅い服の少女 第二章 真実(2017年製作の映画)

3.0

第一章に引き続き妖怪のチープなビジュアルは萎えるが…3人の母をめぐる話は面白く第一章より引き込まれた。ただ、母娘の話に重心を置きすぎて、第一章より更に父親が不在になっている点は気になるところ。虎爺が登>>続きを読む

紅い服の少女 第一章 神隠し(2015年製作の映画)

3.0

1人の老婦人の失踪から始まり、恋人の祖母、恋人と姿を消していく。謎の紅い服を着た少女。ストーリーは悪くないが、少女が安っぽいCGで作り物感というか何というか…怖くない上に世界観を壊していて萎える。森の>>続きを読む

貴公子(2023年製作の映画)

3.0

キム・ソンホ演じる“チング”のキャラクターが最高。キャラが強すぎて一人勝ち状態であるが、敵もなかなか頑張ってくれるので次第にマルコの影が薄くなっていく。色んな意味で不憫なマルコも好き。ストーリーもこね>>続きを読む

恋物語(2015年製作の映画)

3.1

美大生のヨンジュは、コンビニで出会ったジスに惹かれていく。初めての恋。幸せが伝わってくるような前半から次第にすれ違い、大学の制作も手につかなくなっていく後半。好きだけではどうしようもない。離れていく心>>続きを読む

エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(2023年製作の映画)

3.0

ユダヤ人家族の元に教皇の命を受けた人々が訪れ、“洗礼を授けられた”という理由でエドガルドを半ば強制的に連れ去る。浮き彫りになる権力の衰えに恐怖するローマ教会の傲慢さ。しかし、引き摺り下ろしたところで奪>>続きを読む

その時の人達~有故、大統領~/ユゴ 大統領有故(2005年製作の映画)

3.0

『KCIA 南山の部長たち』公開時に見たいと思っていた本作、やっと見た。『KCIA』はキム部長を中心に描かれるが本作はキム部長の部下である情報部の課長を中心に大統領暗殺に関わった人々を描く。どこかコミ>>続きを読む

震える家族(2022年製作の映画)

3.0

事故で亡くなったハンビョルの悲しみを乗り越えるため、イサクを養子として迎え入れた牧師のソクホと妻ヒョヌ。するとイサクはこの家に誰かいると言う。試練を前に家族はどうするか。オカルトにも、ヒトコワにも振り>>続きを読む

心霊写真(2004年製作の映画)

3.0

恋人と乗っていた車で、女性をひき逃げをしてしまい、その日から周辺で不可解な事件が起こっていく。展開にも幽霊のビジュアルにも、20年前のJホラーらしさを感じるタイ映画。一件落着した風を装って終わった気に>>続きを読む

フェート/双生児(2007年製作の映画)

3.0

韓国で恋人と暮らしていたピムは、母の病気の知らせでタイに帰国。すると分離手術で亡くなったはずの双子の姉妹プロイの姿が見えるように…。ジャンプスクエアを多用するがそこまで怖くない上にそうなるだろうなとい>>続きを読む

ザ・レイク(2022年製作の映画)

3.0

タイ発のクリーチャームービー。登場シーンからしてゴジラリスペクトや、他の映画へのオマージュも感じる気合の入り用。が、とにかくドラマパートが弱い。最後の最後の急展開が良かっただけに色々スッキリさせて最後>>続きを読む

>|