ワッツマイケルさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ワッツマイケル

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スネーク・アイズ(1998年製作の映画)

3.3

チンピラ服、似合ってる。この主人公と映画のイメージにもマッチ。
汚職警察、軍人、ハイヒール美女。それぞれが、外見では分からない各々の正義感で行動する。各人の行いに紐づいたラストは良かった。
気になるの
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96時間(2008年製作の映画)

3.9

リーアムニーソンの感情抑制が絶妙。父の憤慨が私の胃にもキリキリと伝わる。クライムアクションとしての完成度は高く、消費カロリーも高い。バックのリュックベッソンがちらつくキレッキレの作品で、何度鑑賞しても>>続きを読む

ミセス・ダウト(1993年製作の映画)

3.8

子供の頃に何度か観た、ほっこりコメディ。ファミリーコメディって時点で時代を感じる。コメディ要素も映画の魅力もパパがわりと1人で担う。ロビン•ウィリアムズって、どんな役をしてもどこか誠実なイメージが着い>>続きを読む

ボビーZ(2007年製作の映画)

3.1

何だろう、この粋なB級感、クセになる。残念なB級の空気感を、確信的に狙ったコメディ。その行動や展開で「いやいやいや」と笑わせてくる。小ネタや要素がカオスに溢れる無国籍感。ミサイルが出てきても良さそう。>>続きを読む

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.1

何度観たって面白い。たった2音で不穏と緊張を煽るサントラも素晴らしい。
私にとってスピルバーグといえば『恐竜』や『宇宙人』よりも『サメ』。弱冠27歳の出世作。映像化への挑戦とこのクオリティはやはり凡人
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スペース カウボーイ(2000年製作の映画)

3.5

渋い。大御所達の同窓会を観てるようで気軽に鑑賞してたら、予期せず、記憶に残る素敵なラストが待ってました。「映画っていいな」と再確認しました。4ビートで軽快に弾むこの歌声を、ここで使うかと監督に脱帽でし>>続きを読む

スターリングラード(2000年製作の映画)

3.7

煽り立てる音楽や演出は控えめ。淡々と命が消えていく虚無感がリアル。少なくとも"戦争"と呼ぶための一線すら躊躇なく越える行動。思わず、鬼…と呟いてしまった。鑑賞後一番に感じたのは
"こんなの誰だってPT
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ツーリスト(2010年製作の映画)

3.2

脚本は、どこか古風な印象。なぜかな『シャレード』を思い出した。
ヴェネツィアの老舗ホテル、クラシックな木製ヨット、豪華な衣装…と、とても華やか。ストーリーは引っかかる点が多かったけど、この華やかさを楽
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エネミー・オブ・アメリカ(1998年製作の映画)

3.5

ジーンハックマンはコッポラ作『カンバセーション…盗聴…』の面影を引っさげてる。ウィンクを2度見せ、オタクを好演。切れ目ない緊張感と、ごく一般人な主人公のアンバランスが面白い。

中国でなく米国でも政府
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ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)

2.9

常にカメラぶるぶる演出は船酔いの様で苦手。
そしてシリーズものだと知らない私は、我慢してたけど中盤で「いつまで人物紹介しないん」とつっこんだ。以上の2点から全然作品に入れなかった。シリーズを観てきてい
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パーフェクト・ストレンジャー(2007年製作の映画)

2.9

最後まくし立てる説明調子の種明かしは、サスペンスにおける軽犯罪だと思う。大目に見てイエローカード。
美女揃い。でもブルースウィルスの配役は浮いてた気がします。

【以下ネタバレぎみ】全てが終わった後の
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ザ・ハッスル(2019年製作の映画)

3.3

女優の本気の中指立て🖕を見た。詐欺映画では王道とも言えるオチだけど、捻りが良かった。
オージー女優ってタフな印象。レベルウィルソンはマーゴットロビーやニコールキッドマン等とは別路線の強キャラ。でも"自
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ボーン・コレクター(1999年製作の映画)

3.5

顔しか動かせない役でこの存在感はさすが。その設定も俳優泣かせ。アンジーは珍しく可愛い。初主演作にして1番可愛いかも。ずっと緊張してた顔が、急に無邪気な女性になる笑い方、オードリーやジュリアロバーツのよ>>続きを読む

ティーンスピリット(2018年製作の映画)

3.1

エル自ら役を熱望しただけあって良い歌声。ただ最近観る彼女はこの表情ばかりで、どの映画も同じ見える。『ネオンデーモン』(途中離脱…)ともまるで同一人物。日本でも大人気のエル。そのカリスマ性が私には分から>>続きを読む

ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.8

報われない愛国心、裏切られた忠誠心は悲しい動機。憎みきれない犯人に"降参"を願ってしまうけれど、それは海兵隊には無理な話。

何度目かの鑑賞だけど楽しめた。バランス重視のマイルド作品。タイムリミット感
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デッド・カーム/戦慄の航海(1988年製作の映画)

3.2

大女優オーラを放つ前のニコールキッドマンがとっても綺麗。あなたは陶器でできているのですか。ナルシストになってしまうのも仕方ない…

突拍子のない展開や時々漂うB級感も、掘り出しもの感があってむしろ魅力
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ホワイトハウス・ダウン(2013年製作の映画)

3.6

こうして米国の「かっこいいパパ」像のハードルは上がっていく。
チャニングテイタムがセクシーを封印しパパ役で好感度を上げに来ている。と思いきやタンクトップから溢れる筋肉のせいで封印失敗。
作品自体は、緊
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コン・エアー(1997年製作の映画)

3.5

上司の高級車は壊すのが映画のセオリー。
学生の頃ジョン・キューザックにハマって数回鑑賞。今観ると他のキャストに比べ存在感が薄いかな。スーツの色も薄い。いやそんな事ない。周りが濃すぎる。
見所は笑える程
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6デイズ/7ナイツ(1998年製作の映画)

3.8

巷の評価は低いけれど私は好き。会話が粋な喜劇。キャストも女性2人が本当にチャーミングでファニー。それだけで観てられる。
男女の凸凹コンビが珍場面でコントする構図は『赤ちゃん教育』を思い出す。赤ちゃん教
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スピード(1994年製作の映画)

3.6

今更…と思いながらも最後まで楽しく鑑賞。手に汗握るアクションなのに後味はラブストーリー。あっさりキアヌとさばさばサンドラの爽やかな風味。「異常な環境下で結ばれた2人は長続きしないの」も有名な台詞となっ>>続きを読む

ダニー・ザ・ドッグ(2005年製作の映画)

3.5

リュックベッソンが大好きな「純粋」は"ピュア"でなく"イノセント"の方かな。暴力やカーアクションで煽る一方、天使とか普通に登場させる監督。
今作はベッソン脚本にしてはウィット感や遊び心は少ないけど、地
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ヴィオレッタ(2011年製作の映画)

3.4

美しく、退廃的。"幼さ"の生命的な清さや美しさは、それだけで絶対的な魅力。そこに"性"を塗り加えるのは大人の事情。アートだから、親だから、賞賛されるから、どれも理由にならない。アートなんて言ってしまえ>>続きを読む

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.2

やられた。秀作でした。構成も好みです。一度は開始早々どん引きし離脱しました。なのに何だこの美しいポスターは、と気になり再鑑賞。ケビンスペイシーの終盤の表情には心鷲掴みされました。
社会的評価の"理想"
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フリー・ウィリー(1993年製作の映画)

3.6

子供の頃、目を輝かせ何度も観た思い出の映画。憧れのシーンがいっぱい。美化されて評価難。
この頃、少年の友情や挑戦を描く映画が沢山あった。E.T.やStand By Meの様にヒット作も出た。最近、子供
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テイキング・ライブス(2004年製作の映画)

2.7

配役で既にネタバレ感あり。違うかもよ、と自分を騙し観続けましたが、どこにも寄り道せず着地。
内容は、伏線かと思いきやただの雑多な情報だったり、全体的に突拍子ない印象。半端で不必要なグロさも残念。またア
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.7

胎児の姿勢も際立ち、全てが生命誕生の比喩にしか見えない。優秀な精子(飛行士)が卵子(宇宙船)に辿り着き、出産される(地球で酸素を得る)過程。壮大な表現で美しい。
予告は「この内容が全てでは…」とがっか
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Viva!公務員/公務員はどこへ行く?/オレはどこへ行く?(2015年製作の映画)

3.6

イタリアンが滲み出てる。彼らは他人の事だけでなく自分(自国)の事もディスり、笑い飛ばすことが出来る。その陽気さは魅力でもあり、彼らの強さでもある。VIVA!!
日本も公務員万歳は同じだ(私もかつてそう
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インターンシップ(2013年製作の映画)

3.6

グーグリネスか。あえて台詞でなく映画全体で表現されていた。Google itすればすぐに出るけど。

"Google全面協力"と"謎の卑猥要素"の共存が奇妙。愛される中年にほっこり。ベタな展開にほっこ
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ソードフィッシュ(2001年製作の映画)

2.8

引き算の美学もある。そう思う私には今作は少しケバく感じました。あれもこれも詰め込み、厚化粧です。
"ソードフィッシュ(めかじき🐟)"はマジック用語で「細工をする時に観客の意識(目)を他に向けさせる」こ
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マイル22(2018年製作の映画)

2.7

シュールを超え肌温の感じない作品。冷えきった台詞の吐き合い。そこに愛はあるんか。
史実作品のシリアス描写では定評の監督。ドキュメンタリータッチには好感もあるけど、痛いシーンの多さに疲れた…皮肉な会話で
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レッスン!(2006年製作の映画)

3.7

時々観てしまう映画。ベタに好き。
「味方になる」このステップ1が大切。そして
ステップ2「自分を信じる」
ステップ3「相手を尊重する」
ルンバでもワルツでもこのステップは同じ。

今作のバンデラスは第
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ラストスタンド(2013年製作の映画)

3.6

意外な良作。トウモロコシ畑で鬼ごっこって、青春。さっぱりしてるし、小慣れた遊び心もとても良かった。シュワちゃんでもってる映画でもなくバランス良く楽しめた。しかし、ちゃん付けで親しまれるお茶の間俳優が他>>続きを読む

ブライド・ウエポン(2014年製作の映画)

3.0

こんな強くないと夫は守れないのか。メモメモ。でもこの妻より強いのは、孫が脅されてもブレない村のママ。暴力の代名詞(失礼)ダニートレホがいる時点で痛いのは確定。彼の"地獄からの使徒"的な扱いはもはや映画>>続きを読む

ラスト・ボーイスカウト(1991年製作の映画)

3.1

「汚ねぇ言葉ぁ辞めろ!」
そのまま熨斗をつけてお返ししたい。
そういうテイストも含め、時代を感じる作品。悪い意味でもない。勝利ダンスが良かったな。

「俺はクズ野郎だ。最高のな!」

【作品紹介】顔に
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.6

血しぶきシンデレラストーリー。ではなかった。
"人を慰める"これは、困難。各々のラストにそう感じた。ポップに聞えたタイトルは別の意味に昇華した。冒頭の痛いシーンで覚悟は持たされたけど痛い以上の展開に。
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クリムゾン・リバー(2000年製作の映画)

3.0

雪山の迫力が、映画の緊張感を支えてる。クリムゾンリバー(紅い川)か…カルトめ。内容は少し散らかった印象で、どの要素も推しに欠けてたかな。でも怪しいぞわぞわ感は味わえし、メイン2人は相変わらず渋くて魅力>>続きを読む