ワッツマイケルさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ワッツマイケル

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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.3

私もニューハンプシャーよりニューハムスターの方が良い。
ホームセンター(前職)は水浸し。タクシーは焚き火状態。これじゃ裏のスーパーマンも、表では職業難民ですよ。次作はきっとドーナツ屋かな。
すごく面白
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トランスポーター2(2005年製作の映画)

2.9

前作と同じ監督か疑う仕上がり。前作ヒットのせいか、やり過ぎ感と詰込み感が目立ち、迷走。ウィット感も余裕も感じない。でも製作費の余裕は感じた。タイトル引継いでも、運び屋の仕事と彼女はどこへ…でも観ちゃう>>続きを読む

インターセクション(2013年製作の映画)

2.7

ずいぶん悲惨なインターセクション(交差点)。胸がそわそわするので、ドライに傍観してましたが地獄絵図の様でげんなり。ただテンポとサスペンス感はしっかりめでした。そして主演のロシュディ•ゼムが味のある良い>>続きを読む

TAXI NY(2004年製作の映画)

3.3

 Lベッソンの元祖TAXIの方が全然好みだけど、こちら(ハリウッドリメイク版)も面白い。ウィッシュボーンの発進合図(左手)がつぼ。上司役ジェニファーは怒る顔も可愛い。ただクイン・ラティファの配役には少>>続きを読む

怪物はささやく(2016年製作の映画)

3.7

主題が重い分、少年目線のファンタジーが緩衝材。少年の”秘密”は、大人でも苦しむことがある。その秘密に心当たりのある人には、そっと寄り添う映画。人も事象も「善でも悪でもない。大半がその間」自分を罪深く>>続きを読む

EMMA/エマ 人工警察官(2016年製作の映画)

3.6

アンドロイド役のソレーヌ・エベールがとっても美しい(好み)。
ゆるSF。まるでドラマの様だと思ったら実際に仏テレビドラマの1、2話だそう(続編なし)。個人的には続編があれば全部観たい。SF要素やサスペ
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ステキな金縛り(2010年製作の映画)

3.5

 西田敏行さんの演技はとても魅力的。アジアに留まらず、海外作品にも出てほしい。"仏の顔の組長"や"武道の師範"など、あるあるアジア人ではなく、普通の役で十分存在感があると思う。
 映画の脚本自体もオリ
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ロンドン・フィールズ(2018年製作の映画)

2.6

 アンバー目的ならおすすめ。内容は無いとは言わないけど、監督の自己満足かな。面白くはなかった。スリラーは好きだけど今作はわくわくもしない。結末も予想を超えなかった。エノラゲイ発言で一気に見る目が厳しく>>続きを読む

エデンの東(1954年製作の映画)

4.1

こんな魅力的な演技、見たことない。繊細で引力のある演技。初主演にして成熟した魅力。
研究努力か、天性の表現者か、彼自身の魅力なのか。愛情を探る幼稚な表情や挙動。その危うい眼が観客の感情をグラつかせる。
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ニキータ(1990年製作の映画)

3.8

この監督はなぜこんなにも人の感情を繊細に演出できるのか?本当にすごい。よく強い女性を描くけど、その中の"隙"を印象的に魅せる。ニキータは他のタフヒロインより葛藤や悲しみが前面的。
Lベッソンの描く愛は
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あまくない砂糖の話(2015年製作の映画)

3.5

 ドキュメンタリーと名乗り、むりやり映画のカテゴリーに入り込んできた感じ。教育番組の調子で進み、視聴者に度々集中力を要求してくる。しかし全人類必見。我々の敵はあいつだ!
 えせ健康マニアの私には目新し
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ベートーベン(1992年製作の映画)

3.2

 子供の頃にシリーズ制覇。子供向け/ファミリー映画。毎週ビデオ屋に借りに通った。でも3以降の記憶がないので幻かも。
観て何かが残るような映画ではない。ほのぼのホームドラマ。
 名犬ラッシーもよく観たの
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切腹(1962年製作の映画)

4.1

なぜか高校生の時、何度か観た映画。小さい頃から洋画ばかり観てた私が邦画を「かっこいい」と思ったきっかけかもしれない。役者(特に丹羽哲郎)さんも魅力あふれていた。内容も未だにわりと覚えている。役者さんの>>続きを読む

ひかりごけ(1992年製作の映画)

3.6

三國さんの顔が、目が、汗が、記憶に残る。衝撃映像でダメージを与えてくるのではなく、会話や表情等で、しとしとと肝を冷やしてくる。これも日本映画の味。
昭和史で唯一裁かれた実在の人食事件。奇人か、精神異常
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ベイブ(1995年製作の映画)

3.8

なんて可愛いの。ながら見のつもりだったのに、あまりの可愛さに心も目も奪われてしまった。
普段は字幕派なので声優さんについて無知ですが今回、山田千晴さん(ベイブ役)の名を覚えた。完全ノックアウト。なので
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

-

昔、鑑賞。細かく覚えてないが面白かったのは覚えている。
父に「シャーリーマクレーンも見てごらん」と言われて鑑賞。確かに可愛い。ショートヘアでこういう雰囲気・ポジションの女優っていつの時代もいる。再鑑賞
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.1

してやられた感があるけれど、やられた。ミュージカルは苦手意識があるけど、今作のパフォーマンスや演出の力なのか、最後まで見入ってしまい、その後も何度か鑑賞。音楽の力も相まって、胸が熱くなるエンターテイメ>>続きを読む

シザーハンズ(1990年製作の映画)

3.5

幼少期の記憶に残る映画。私にとってジョニデといえばこの作品。なので、彼=あの眼力。ウィノナの大きい目にも負けてない。目力対決を観ている私まで眼が大きくなってしまう。

ジョニデはジョニデ。今作含め、彼
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

素敵な映画。様々な人間模様と、心に情熱がある人の幸せを感じられる映画。登場する名曲や名作の数々もしっとり懐かしく、優しい。名作と名高く、様々なランキング上位に顔を出す作品。高すぎる評価を知らずに出会え>>続きを読む

365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.0

 監督/脚本/主演が同じ人。加えて北欧映画というダブルのハードルの高さ。北欧作品は独特で少し苦手意識が…よく不思議な急展開で置いてけぼりにされる。でも今作は最後までついていけた。
 映画が観たかったと
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.6

私の中でベスト•オブ•ブレイクライブリー。スーツ姿が決まりすぎ。スーツ好きのフェイグ監督に因んでらしい。アナケンは、彼女らしい役。
要素の詰め込み過ぎ感もあるわりに、丁寧に凝って創られてり。最後まで楽
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.0

いかにも感動系な邦題がネックだったけど、"ワンダー"も"君は太陽"もハッピーな単純な意味ではない事に気付かされた。
「もし心が見えたら、みんな普通じゃない」「みんな何かと闘ってる。よく相手を観ること」
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ドリーマーズ(2003年製作の映画)

2.5

奔放で大人になれない姉弟はドリーマーというよりデイドリーマー。粘着質で、固執が強く、互いを試し合う行動を繰り返す。五月革命に縛られた学生なのは理解できるけど…。2人に惹かれたマシューが米国人という所が>>続きを読む

ジェニーの肖像(1947年製作の映画)

4.2

あぁ、面白かった。小説に浸るような心地良い時間。詩的な語りも特徴的ですが登場人物が魅力的。芸術に理解があり、人や人生に対し愛情がある。嫌味な人は登場しない。そんな彼ら全員が、売れない画家を優しく見守る>>続きを読む

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.4

本人にその気がないのに勝手に悲劇が展開されるコメディ。普段、スプラッターシーンは目を覆ってしまうのほど苦手なのに、今回は笑いが圧倒的に勝ちました。音楽や環境音のチョイスが遊び心あって良い。アメリカンホ>>続きを読む

映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.6

 縁あってか、意図せず3度目の観賞。
鑑賞記録というより感じた事の書留め:
 子供の心は結構複雑なのかなと思う。大人には教範的に善悪があるけれど、子供は自分の感情を色んな行動で試してみたい。その行為の
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

3.8

ブラッド・レンフロ目当てだったけれど、作品も素晴らしかったのを覚えてる。(美少年巡りをしてた高校生時代に鑑賞)

子供が病と闘う話は胸が締め付ける。でもこの作品は"同情"や"奇跡を願う"ような感情への
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

ばかうけにしか見えないけれど、コミュニケーション学を専攻していた私にはとても面白かった。受身でなく、思考しながら観る事で没入できるし、誰が観てもきっと見応えのある映画。

ばかうけに何も期待していなか
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暴力脱獄(1967年製作の映画)

4.1

男性陣にぜひ見てほしい男。初めて観たのは高校生の頃。色気とかっこ良さにびびりました。卵食べてるシーン、部屋にポスター飾ってたな。
ジャケットにはタイトルと同じ大きさで"PAUL NEWMAN"の名。そ
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デスペラード(1995年製作の映画)

3.8

バンデラスの色気がデスペラード。お友達はあのポーズしないと撃てないの?すごいよ、そのシーンしか覚えてない。というのは言い過ぎか。
何度観たかな。魅惑的な渋いB級感がツボです。音楽もバンデラスの歌声もい
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.4

最高に胸が熱くなるエンターテイメント。すぐに再鑑賞した映画は久々です。脚本も演出も俳優人の演技にも、尋常じゃない熱量が伝わってきます。感服です。Queenの大ファンではありませんでしたが、どれも知る曲>>続きを読む

お葬式(1984年製作の映画)

3.7

 細かく覚えていないけれど、面白かったのを覚えている。こういう日本映画が好き。多世帯で暮らしお年寄りが短いだったこの頃と現代とでは死生観も多少違い、この空気感はもう過去のものかもしれませんね。まだ観て>>続きを読む

めまい(1958年製作の映画)

4.0

10代の頃に観賞。当時ヒッチコック作品で1番好きだった映画。このポスターも部屋に飾ってたな。でも昔のうっすらの記憶なので、また観たら観賞記録を更新しよう。わくわく。

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.9

 イーサンホークの表情が印象的すぎて、もうチェットベイカー本人の顔が思い出せない。
 脆く危うい、依存的な生き方。問題児を観てるよう。音楽へのすがり付くような愚直さはよく表現されていた。最後のバードラ
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ブルースの女王(2015年製作の映画)

3.0

 紙一重の人生。彼女の度胸や優しさも表現される一方、一触即発の危うい気性が強調される。刃物もチラつき、緊張感が走る。酒、暴力、不倫、同性愛などもまるで生活の一部かのよう。
 kkkなど彼女の生きた酷な
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.8

まるで違う世界を生かされる隣人。彼らの人情味に魅せられた。中年の彼ら、常識に立ち向かう姿に重みと哀愁があった。品も学もないが歓迎される男と、知的で心優しいのに才能以外は門前払いされる男。世間に値踏みさ>>続きを読む