ワッツマイケルさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ワッツマイケル

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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

開始直後「ワンカット主張するなぁ」くらいに思ってたけど「あれ?どこまで行くの?」と数分後にはぞわぞわしていた。前半はもうその観点でしか観れなかったけど、だからこそ若干興奮したし応援したし、面白かった。>>続きを読む

ミラクル・ワールド/ブッシュマン(1981年製作の映画)

3.7

(昔の記憶)
微笑ましく心温まる、ほっこりコメディー。子供の頃見た時も、大人になってからも面白いと感じた記憶がある。どこまでも走る二カウさん、パパを呼ぶ可愛い子供の声、へとへとスカンクは記憶に鮮明。生
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マレーナ(2000年製作の映画)

3.6

何度観たかな。"イタリアの宝石"モニカのPV。ではない。内容はシリアスで、恋に目覚めた少年目線というクッションが良い。自転車少年、小麦肌の黒髪美女、強いマンマ達、音楽。分かりやすいシチリア感。トルナト>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

ダークでサッドで、面白いとも良かったとも言えない。しかし、タブーな物議を呼ぶ、危険で意義ある作品。
今回のジョーカーは脚本が既にホアキン前提で制作されたが「彼をどう理解したらいいのか…」とオファーを渋
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.8

マッドがマックスな世界観を楽しむ映画。どぎついビジュアルの割にセーフなグロさ。大部分を占める砂漠のカーアクションは、アドレナリンを炙る映像で飽きない。どぎつそうで敬遠してたけどやっと鑑賞。

あの綺麗
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オーシャンと十一人の仲間(1960年製作の映画)

3.8

 キャストが贅沢過ぎてにやにやするので純粋に評価できない。キャストを知らない方が楽しめるかは謎。
 "古き良き"の1つのスタイルが楽しめるスマートで洒落た映画。華麗な窃盗テクを楽しむ映画ではない。雑誌
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街の灯(1931年製作の映画)

4.7

もう私は大好きなんですね、チャップリンの優しい世界が。素晴らしいの一言。どれだけの人が笑い、慰められたか分からない作品。
チャップリン作品の魅力は、やはり彼自身。愛情や哀愁、そして信念で溢れてる。世の
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赤ちゃん教育(1938年製作の映画)

2.9

テンポ感や台詞のスイング感がさすがです。名優達の好演がグルーヴしてる。一方で全くグルーヴしてないI can give you anithing but love♪の投げやりな歌い方も好き。
でも笑いの
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ジャンヌ・ダルク(1999年製作の映画)

3.6

(昔の記憶)
かなり昔、鑑賞。見応えもあり、ミラジョボヴィッチの雰囲気も効いてる映画(だった気がする) 。監督がミラに捧げた様な映画だから、そうか。
 男気な役が上手な女優は沢山思いつくけど、ピュアさ
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パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)

3.5

タイトルから想像する様なジャンルの話ではない。ただ「クリスティン・スチュアートが観たい」その欲は満たされました。(欲を言えばもっと他の衣装をじゃんじゃん着替て欲しかった。)
内容もふつうに楽しめました
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

2.6

やはり色々と渋滞。お弁当でいうなら"デカ盛スペシャルDX"。各人の好みですかね。オーシャンズシリーズが初見なら楽しめたのかな。
豪華な衣装とヘレナB・カーターの後引く演技、この2点はとても良かった。ま
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.1

アンソニーなんて可愛い名前なのに、お手本の様なサイコっぷり。紳士的で知的で完璧主義で非情。そしてそのカリスマ性で他者を誘導する。これぞサイコパス。よく研究して役作りするのだろうけど、まるで素のような演>>続きを読む

ベニスに死す(1971年製作の映画)

4.1

初めてにして究極の"美少年"を見た作品。彼の絶対的な美があって成り立つのでしょうが、作品自体の魅力は"危うさ"にあると感じました。
老いて神経質で孤独なアッシェンバッハの前に現れた美の化身は若く開放的
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.2

キューブリック節が炸裂。完璧主義が何たるかを見せつけている。シンメトリーな画、双子のハミング、エレベーターからスローで溢れる何か。美しさすら感じる芸術的な戦慄。
監督の妥協のなさ、異常なリテイク数がク
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.5

初めてディカプリオを観た作品。当時の私には、それが演技だと分からなかった。その後"クイック&テッド"の彼(おませなガンマン役)を観て困惑したのを覚えてる。"役者"とは何かを知った小学生の私。
大人にな
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戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)

4.0

"映画史上最も有名な6分間"と言われるオデッサの階段や、フィルムを手作業で塗った赤い旗などが脳裏に焼き付く。
娯楽作品というより、映画史の先導を担うような作品。モンタージュなど様々な技法が活きた、際立
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アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

4.0

映画史に怪しく鎮座するブニュエル作品。夢を回想しているような、プロットのない17分。ようこそシュルレアリスム。既存概念のない自由表現とは、無意味まで落とし込むことだ、とするなら、こんな"ついさっき観た>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.4

タイトルのキャッチャーさに期待しすぎてしまったのか、ミュージカルに少し苦手意識があるためか満足度低め。タイトル(La La Land)は最高に素晴らしい。画も綺麗で、どのシーンも意図的に美しく、絵画の>>続きを読む

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

3.8

いつもはノーメイクで男前クリスティンが、豪華な衣装でうるつや。せっかく美人なのでたまにはこうであってほしい。
全体的に画がクラシカルでおしゃ。特に室内や夕焼けなど、灯りの使い方が冴える。人物やシーンを
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.0

理不尽な環境下でも"その1日"のために日々があるのかな。淡々と長く積み重ねた先を見せる。
元ネタがありながらも、脚本や演出は素晴らしく、全く新しい一作になっている。男性ファンが多い(気がする)のは、主
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

5.0

鑑賞後、ストレートに響くこのタイトルにとどめを刺され、言葉をなくしました。歴史の事実と共にこの儚くも力強い愛情を沢山の人に観てほしい。父の優しさは少年の未来と希望を守り抜けるか。監督/脚本/主演を務め>>続きを読む

陽のあたる場所(1951年製作の映画)

3.0

リズが美しい。モノクロで更に映える美女。
ストーリーはあまり引き込まれなかった。素朴だった青年が人生初めての美しく甘い蜜を前に身勝手になっていく様が、すんなり入ってこない。
彼に降った身に余る夢のよう
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紳士は金髪がお好き(1953年製作の映画)

3.7

マリリンの魅力全開。ひたすらに目の保養。しかしそんな目だけでマリリンを見るのは失礼とも思うほど、彼女は努力家。歌声も努力の賜物だとか。努力と作品が、観客を笑顔にする愛されセクシー美女の地位を彼女を押し>>続きを読む

ナイアガラ(1953年製作の映画)

2.7

カラーのマリリン、歌声、(今作で有名になった)モンローウォークなど見所もあるがストーリーは薄い。マリリンも適役とは思えず魅力半減。優しい顔や天真爛漫な笑顔、とぼけ顔の役の方が断然光る。

左右のヒール
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.4

面白いとかでない。圧巻。大友克洋という1つの宇宙を見た感覚。映画が始まってすぐ、あの異質なサウンドに悩殺される。
バイクに始まりあらゆる物が暴走し崩壊する。暴力、金、政治、宗教、薬。かなりバイオレンス
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マラヴィータ(2013年製作の映画)

3.0

観てて感情が迷子。共感も応援もスリルもあまりない。シリーズドラマかと思う展開。
なにより仏題『Malavita』のまま邦題にしたら、意味(Malavita(仏):裏社会)を知らない私は最後までワンコ(
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ラストミッション(2014年製作の映画)

3.6

アンバーハード目当てで観ていたら、ケビンコスナーの渋い魅力を再確認。
小道具の主張や、アンバーのいつもなしからぬ美女っぷりに「あれ?」と思ったら、やはりリュックベッソンが背景に。内容は、"娘に弱い"感
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.7

ジャケ買いならぬ、ジャケ観。最高の笑顔じゃないですか?内容も愛情たっぷり。
テーマはタイトル通り、時間について。タイムトラベルという可愛いSF入りのヒューマンドラマ。タイムトラベルを使えばベターな人生
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.7

愛される名作。資本主義社会への風刺の中に、チャップリンの願う優しい世界が漂う。やはり風刺はユーモアとセットが感じ良いですね。自身作曲の挿入歌「Smail」もまた素晴らしい。
サイレントとトーキー両方の
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グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

4.2

 何かの魅力に取り憑かれた人間を描く。その領域では愛も生死も勝てない。よく芸術家や表現者を題材に描かれる世界観だと思う。彼らは記録ではなく、美しく危険な海に魅せられている。でも海は人間の世界ではない。>>続きを読む

フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

4.0

評価は微妙ですが私は大好き。監督らしいウィットさと没入感。登場人物や各シーンが強烈にキャッチャーなのでストーリー云々ではないけど、強いて言えば人類滅亡の危機を救う定番スタイル。そして地球を救うのは◯◯>>続きを読む

スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!(2012年製作の映画)

2.8

インド映画の最も重要な魅力の1つが美女。ただ今作は完全にシッダールト・マルホートラの方が華がありました。時々平井堅に見えてしまう。
間延びしてますよってくらい長いシーンが多いのに本筋の削りは粗い。その
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ロボット(2010年製作の映画)

2.7

長い。永遠に終わらないかと思った。美女ロボが主演かと見間違えるポスターだけど、主演は大御所ラジ二演じるオジロボ。
ミス・ワールド出のアイシュワリヤーが美しい。ボリウッド女優ってエキゾチックで、飲み込ま
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ムトゥ 踊るマハラジャ(1995年製作の映画)

3.5

何も考えず観よう。健康的な異世界高音ハッピーワールドが広がる。そして大御所ラジ二と一緒にタオルを振り回そう。
インド映画にはデトックス効果がある。これはセラピー行為だ。でもインド旅行は好き嫌いがはっき
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