バロウズさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.3

奇才ヨルゴスランティモス監督による18世紀初頭イギリスを舞台にした宮廷モノ。
エマストーン演じる侍女とレイチェルワイズ演じる女王の側近、女同士の醜い争いが繰り広げられる。
正直この辺りの時代背景はあま
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サスペリア(2018年製作の映画)

3.7

先に言っとくとこれはダリオアルジェント監督「サスペリア」のリメイクではありません。サスペリアを原案にした全く別の何かという印象。

どちらかというとアート系映画みたいな感じで、シーンのワンショットワン
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.8

文句なしにただ面白い!
コメディ、ホラー、サスペンス、アクションと全部の要素が詰め込まれてる。それに展開がスピーディーなので2時間があっという間。
謎解き部分も秀逸で、冒頭から伏線が張り巡らされている
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ブレインデッド(1992年製作の映画)

4.9

人体破壊の見本市!
おそらくスプラッターコメディというジャンルでは最高傑作。
この手の映画は現在に至るまで星の数ほど作られていますが、そのほとんどがこの映画か「死霊のはらわた」の影響下にあると思います
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.9

今注目の演技派若手女優、シアーシャローナン主演の青春コメディ。
青春映画やコメディ映画としても見応えがあるし、シアーシャローナンとローリーメトカーフの演技力も流石。でも単なる青春コメディかと思って見て
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.2

ビアトリクスポター原作の児童書「ピーターラビット」を映画化した問題作。
ピーターを始めとするウサギたちの兄弟が繰り広げるほのぼのコメディ・・・かと思ったら全然違う。イギリス風味たっぷりのブラックコメデ
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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

4.0

微妙なタイトルと「イタリア産ヒーロー映画」ということで全然期待してなかったんですが(完全に偏見です)、これが意外にも面白かった!

河川に不法投棄された放射性廃棄物を全身に浴びた主人公が悪魔の毒毒モン
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The Domestics(2018年製作の映画)

3.0

ケムトレイルやらで国民の大半が死滅、荒廃しヒャッハー集団であふれてしまったアメリカを舞台にした終末ロードムービー。

B級なのでいろいろと粗はありますが、なかなか手堅く作られてると思いました。
廃墟か
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REDCON-1レッドコン1 戦闘最大警戒レベル(2018年製作の映画)

1.9

どこから突っ込んでいいのか分からない・・・
そこらのゾンビ映画よりは金掛けて作ってあるように見えるし、アクションやゾンビメイクはそれなりのクオリティです。
だけど話はめちゃくちゃだし演出はくどいし、こ
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フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.3

ジャウム・コレット=セラ監督×リーアムニーソン主演。この2人ほんと仲良いですね。
この監督の映画は「蝋人形の館」からほとんど見てますが、『安定して70点前後の映画を撮ってくれる』という妙な安心感という
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

4.0

外部から隔離された環境で育った3人兄弟とその両親の日常をひたすらシュールなタッチで描く。
思春期を過ぎた長男によそから攫ってきた女をあてがい、その女が残していったビデオテープから全てが崩壊することに。
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40歳の童貞男(2005年製作の映画)

3.7

タイトルからして人に勧めずらいし、面白いとは聞いていたもののなかなか見る気になれなかった映画。
ところが実際みてみるとこれが面白い!
ジャドアパトー監督ということもあって、下ネタギャグを入れつつも男友
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ニンジャ・アベンジャーズ(2013年製作の映画)

3.3

一体誰が見るんだというような酷い邦題ですが、多分スコットアドキンスのファンしか見ないので問題無いかと。

初っ端からスコット兄貴のカタコト日本語と微妙なルックスの奥さん(失礼)に一抹の不安を覚えつつも
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.5

まずこれが(ほぼ)実話だというのに度肝を抜かれた。登場人物どいつもこいつも漫画の中から出てきたようなバカ、クズばかりでこれが実在の人物だとは信じ難い、というか信じたくない。

主人公のトーニャハーディ
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華麗なる晩餐(2008年製作の映画)

3.7

食卓を囲み物凄い勢いで肉を喰らう人々が食卓ごと落下するだけのお話!

たった10分程度の短編なのに見入ってしまったし、何か物凄いモノを見せられたような気分になってくる。
次々と運ばれてくる得体の知れな
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.2

レディーガガとブラッドリークーパーのファンなので採点は甘めです。

レディーガガ書き下ろしの楽曲はどれも素晴らしく、特にクーパーとのデュエット曲「Shallow」やエンディングを飾る「I'll Nev
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ヘッドハント(2012年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

クビになると本当にクビを切られる!という出オチのような映画。
残酷描写はチープですが、特殊メイクをトムサヴィーニ師匠が手がけているため、目ん玉えぐり出しとか気合い入ってます。
また謎解き要素もあるので
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クリーチャーズ 異次元からの侵略者(2012年製作の映画)

3.0

ドンコスカレリ監督という時点で普通の映画ではないことは容易に想像できる。
要するにヤク中の脳内世界をそのまんま映像化したような、常人には理解しがたい描写のオンパレード。
ストーリーは支離滅裂で意味わか
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.3

「ボーダーライン」「最後の追跡」で一躍有名となった脚本家、テイラーシェリダン監督作品。

ワイオミング州の先住民移留地「ウインドリバー」で見つかった少女の遺体。
FBIから派遣された女捜査官(エリザベ
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ハリウッド屈指の鬼監督、ウィリアムフリードキンが1953年の同名フランス映画をリメイク。

1953年のオリジナル版は未見。
残業明けの疲れが溜まった状態でレイトショーで見たからか、冒頭30分の人物紹
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.4

上映終了間際だったので鑑賞。

近年で最も怖い映画・・・というのはさすがに言い過ぎかもしれないが、如何にして観客を怖がらせるか、そして嫌な気持ちにさせるかを計算し尽くして撮られたような映画だと感じた。
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2ROOMS トゥー・ルームス(2009年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

とあるホテルの向かい合った2部屋を舞台に繰り広げられる心理サスペンス。
序盤のトリッキーな展開からすっかり目が離せず、伏線も活かされており劇場未公開の低予算映画ながらしっかり練られた脚本だと感じた。
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カタコンベ(2007年製作の映画)

1.3

「SAWのスタッフ製作!」この言葉にまんまと騙されて映画館で見た事の記憶を消したい。あまりにもお粗末すぎる映画。
パリに実在する地下霊廟「カタコンベ」に迷い込んだ主人公が終始ギャーギャー騒いで逃げ回る
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プライマー(2004年製作の映画)

3.6

タイムパラドックス映画は数あれど、この映画ほど複雑難解なものは存在しないんじゃないだろうか。

まず冒頭の登場人物の会話からして難しすぎて「なにやら理系なことを議論してるなあ…」とぼんやりしていると確
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最後の追跡(2016年製作の映画)

4.4

「ボーダーライン」「ウインドリバー」で注目を浴びたテイラーシェリダン脚本。

テキサス州各地の銀行で強盗を繰り返す兄弟のベンフォスターとクリスパイン。その二人を追うテキサスレンジャーのジェフブリッジス
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サイレンス(2016年製作の映画)

3.4

Netflixオリジナル作品。一人暮らしの聾唖の女性宅にマスク姿の強盗殺人犯が忍び寄る。

まず聾唖の女性が人里離れた場所で一人暮らしをしているという設定に無理があると思いますが、そこには突っ込まない
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ジェラルドのゲーム(2017年製作の映画)

3.4

スティーブンキング原作。Netflixオリジナル作品。
中年夫婦が人里離れた別荘でアブノーマルなプレイに勤しんでいた所、突然旦那が心臓発作で死亡。
主人公である妻は手錠に繋がれており逃げることも助けを
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.4

ある意味予告編詐欺な映画。
「最悪」だの「残虐」だの散々煽っておいて、予告編や宣伝でもホラーチックでダークな雰囲気だが、蓋をあけてみれば凶悪であるはずのヴェノムがなんとも愛らしく感じられる。ギャップ萌
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プロメテウス(2012年製作の映画)

3.2

「悪の法則」と同様、リドリースコットの暗黒面が前面に押し出された珍作。

冒頭、とても地球上とは思えない雄大で美しい大自然には圧倒されるが、突然白ハゲマッチョが毒を飲んでドロドロに溶解し自らのDNAを
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.3

行方不明になった娘を探すため、あらゆるインターネットサイトを利用して真相に迫ろうとする、ハッカー顔負けのお父さんの話。

PCの画面内だけで話が進んでいくという手法はホラー映画「アンフレンデッド」で既
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ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.7

幸せな夫婦の元に訪れた旧友。最初は玄関先に「贈り物」を置いていくぐらいだったが、どんどん行為がエスカレートしていき・・・
という典型的なサイコスリラーの体を取っているが、登場人物に隠された秘密が明らか
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アンフレンデッド(2015年製作の映画)

2.5

SNS時代の新ホラー
フェイスブック、スカイプ等を利用し、パソコンの画面上だけで物語が進行していく。
パソコンのモニター(特にMacの)で観ると臨場感が増して尚良し。

ただ展開がワンパターンというか
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ゲームオーバー!(2018年製作の映画)

2.4

とにかくお下品な映画。
初っ端から使用済みコンドームを咥えたりするし、挙句ぼかし無しちん○をぶんぶん振り回す。
そこに人体破壊や耳スライスなど残酷描写も入るのでかなり人を選ぶ内容になっています。
やた
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SECURITY/セキュリティ(2016年製作の映画)

3.5

モールコップのシリアスバージョンみたい。
これぞ王道B級アクション!という感じで何のひねりも無いストーリーに屈強な主人公が無双しまくる。
銃撃戦あり肉弾戦あり、更にはホームアローン的なトラップもありで
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煽情(2009年製作の映画)

2.2

バリバリのアート系ホラー映画。
ダリオアルジェントを始めとする70年代ジャーロを思わせる原色の照明や被写体のクロースアップが多用された実験作。
登場人物の目元や口元、そして足元のアップが印象的に描かれ
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グリム・アベンジャーズ(2015年製作の映画)

2.4

また日本の配給会社がいい加減なタイトルをつけて...と思ったら原題からして「Avengers Grimm」パクる気まんまんです。

赤ずきんとラプンツェル以外は大した特徴が無いため最初は誰が誰だかわか
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