やんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.0

いつものことですがタランティーノの作品はとにかく長い!(笑)今作も他聞に漏れず話が逸れたり余分な会話が挟まれるから必然的に長くなってる。まぁ165分しっかり見せきってしまうのは脚本の良さ(ただしアカデ>>続きを読む

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

3.0

視覚や聴覚的な効果にばかり意識を奪われがちだが、実は流石アン・リーと唸りたくなるような丁寧に積み上げる演出や語り口が印象的な本作。宗教感や人間の本質に迫っていて見応え充分。監督賞を獲ったのも頷けるデキ>>続きを読む

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.0

デビッド・O・ラッセル監督お見事!という他無い。ストーリー自体はなんの変哲も無い今までハリ ウッドで大量に生産され消費されてきた話し。ただこの作品は抜群に面白い。主演の二人もさることながら、脇役の細部>>続きを読む

あの娘が海辺で踊ってる(2012年製作の映画)

4.0

噂の“新世代ファンタジスタ”山戸結希監督の処女作。思春期の少女特有の、無垢であるが故の暴力性を持つ剥き出しの言葉の数々と、理由の無い苛立ちと体を支配する虚無感。海と少女の心のせめぎ合いを、けして商業映>>続きを読む

サマリア(2004年製作の映画)

4.0

悲哀に満ち、絵画のように美しくも儚い処女性に溢れた作品。援助交際を軸にして無償の愛を描く。純粋であるがゆえの生きることのへ苦悩。第三章の車を用いたメタファーが最高に粋で泣く。傑作。

アルゴ(2012年製作の映画)

4.0

間違いなく2012年を代表する1本。多少話しを盛りすぎなような気はするが、終始丁寧な作りにベン・アフレックの映画愛を感じた。特に拘りの画作り(8mmで撮影してからのブラッシュアップ)や対訳の使い方、カ>>続きを読む

SAWADA(2012年製作の映画)

3.5

大好きな松江哲明監督の初劇映画。もうこれは余韻がハンパない。いまだに整理がつかない。元ネタは島田さん(a.k.a.シマダーマン)のことだし、間違いなく松江監督の極々私的なものなんだろうね。監督の心の中>>続きを読む

ありふれたライブテープにFocus(2012年製作の映画)

3.5

山下敦弘監督お得意のフェイク・ドキュメンタリー。ちょっとビックリなくらい面白かった!ワークショップと思えないくらい、これ1本でもお腹一杯な感じの出来。普通に映画館で上映できるレベルにあるし、こんな自由>>続きを読む

ももいろそらを(2012年製作の映画)

3.5

女子高生の日常の中でおこった非日常をユルく描き、その中で説教臭くなく成長を描ききる。笑いの要素を散りばめながら程好いテンポで話を紡いでいき、キッチリ伏線の回収も分かりやすく出来てる。初脚本、初監督作品>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

5.0

『吉田監督おみごと!』と言う他ない日本青春映画史に残る傑作の誕生。不変のテーマを基に、同じ時間軸を人物毎に描いていく緻密な構成、細かいカット割り、そして壮大なフィナーレからの観るものに託すあのラストカ>>続きを読む

高地戦(2011年製作の映画)

4.0

監督チャン・フン×脚本パク・サンヨンで悪かろうわけがない!“戦場のアリア”“プラトーン”級の新たな戦争映画の傑作の誕生。

映画は映画だ(2008年製作の映画)

4.0

韓国映画評論家協会賞新人監督賞受賞作。チャン・フン監督衝撃のデビュー作。 才能ありすぎだろっ!もうラストの“あの顔"だけで100点!

義兄弟 SECRET REUNION(2010年製作の映画)

3.5

チャン・フン監督の2作目。前作に磨きがかかって(対をなす描写等) 、いい意味で商業的になった感じ。私は前作の方が好き。まぁソン・ガンホが主演の時点で鉄板ですな。万人にオススメ。

おだやかな日常(2012年製作の映画)

3.5

ツッコミ所満載だし、当事者として言いたい事や感じる所は多々あるが、いまこれを商業映画として世に出したこと、残したことに価値がある。

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.0

役者陣は軒並み良い(ただ、ラッセル・クロウの痛さは致命的w)。ただ映画としては並みの出来。なにより傑作ミュージカルをメロドラマに仕立てたトム・フーパー以下製作陣の罪は重い。

ヤング≒アダルト(2011年製作の映画)

3.5

完成度では去年観た作品の中でも屈指の出来。全く成長しない事も含めて身に覚えのある人は多数いると思う。個人的には冒頭のカーステのシーンがツボ。兎に角イタい。

アジョシ(2010年製作の映画)

3.5

ウォン・ビンのウォン・ビンによるウォン・ビンの為の作品(笑) と観てる者に“思い込ませる”演出はサスガの一言。映画はストーリーも大切だか、改めてテリングが重要だと感じた作品。

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

2.0

デシャネル演じるサマーに終始イラつきっ放し。全く感情移入できず。

童貞。をプロデュース(2007年製作の映画)

4.0

何度観てもエンターテイメント性があり抜群の面白さ。カン松の一言に泣きます。

セックスと嘘とビデオテープとウソ(2008年製作の映画)

3.5

超ド級の衝撃作。でもね、男なんて皆こんなもんでしょ。全員が加害者です!

フラッシュバックメモリーズ(2012年製作の映画)

5.0

まさに五感全てで“感じる"映画。過去これほどまでに3Dを効果的に用いた作品があっただろうか。なによりGOMAさんの今を生きることへの強烈なエネルギーに圧倒された。歴史に残る傑作。“I belived >>続きを読む

ファの豆腐(2011年製作の映画)

2.5

『森崎書店~』のような作品だった。冒頭の豆腐を作るシーンの丹念な長回しは、本当に美味しそうだったなぁ。

ライブテープ(2009年製作の映画)

3.5

やはりこれは奇跡的な作品なんだなと改めて思う。が反面、確信犯的でもあり必然でもあるような気がする。観るたびに新たな発見があり、虜になっていく。松江監督と前野さんの信頼関係があってこそのカメラを通しての>>続きを読む

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

4.0

ビンラディン暗殺までを描いた本作。流石キャスリン・ビグロー監督と唸りたくなる男臭く骨太な作品。物語が進むにつれて主人公マヤが変貌していく様は鳥肌すらたつ。突入シーンからのラスト30分は圧巻。観る者全て>>続きを読む

女と銃と荒野の麺屋(2009年製作の映画)

3.5

コーエン兄弟“ブラッド・シンプル”のリメイク。チャン・イーモウの作品の中でも異色であり、且つかなり世間での評価の低い本作。でも俺は結構好き。傑作をリメイクするならこのくらいの“やり過ぎ感”がちょうどい>>続きを読む

黒い十人の女(1961年製作の映画)

4.0

シュールなブラックコメディ。想像していたより大映っぽさはなし。フランス映画、ヌーヴェルバーグのような作風。話のテンポも良い。船越英二はもちろんのこと、やはり今作は女優陣。宮城まり子、中村玉緒、岸田今日>>続きを読む

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