Eijiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ボーイズ’ン・ザ・フッド(1991年製作の映画)

4.0

映画って何か言いたい事がある人達が作る芸術なんだと改めて分かる名作。

インターネットやSNSの普及により、人間の醜さがより可視化されるようになった今だからこそ、刺さるものがある。

Increase
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男たちの挽歌Ⅲ アゲイン/明日への誓い(1990年製作の映画)

2.8

今となってはアニタ・ムイを懐かしむ作品。
アフレコ前提とはいえ、まるで腹話術の人形みたいな感情ゼロの時任三郎の演技が笑える。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.2

SF、アクション、コメディなどの要素をミキサーにかけて、最後にヒューマンドラマを少し足しました。
まさに人生の様に混沌とした作品。

オチが同じショートコントを2時間の間に何度も繰り返してるだけなのに
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刑事ジョン・ルーサー: フォール ン・サン(2023年製作の映画)

2.8

1人で何でもこなす犯人がめちゃくちゃ優秀なクリエイター過ぎて笑える。
しかし、ナイフで刺されてもバリバリ動けるルーサーの体力たるや、もはやMCUのヒーローかと見紛うばかり、、

TBS日曜劇場の様に、
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野良犬(1949年製作の映画)

4.0

10分近い尺を使って描く東京の街中や闇市を徘徊するシーンは、もはや戦後の東京を捕らえた歴史的映像資料とも言える。

終戦後4年の東京、
ジャイアンツ対ホークスの試合で盛り上がる後楽園球場やダンスホール
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男はつらいよ 私の寅さん(1973年製作の映画)

3.5

柴又と別府の離れた場所にいながら、
電話口で繰り広げられる寅さんと叔父ちゃんのいつもの喧嘩が面白く、同時にお互いへの愛も感じられて感動する。

後半は、マドンナ(岸惠子)が登場して、お約束の展開が繰り
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回帰(2022年製作の映画)

3.0

特に捻りもなく淡々としたクライムサスペンスながら、馴染みのないアルゼンチンの田舎の景色とスペイン語が不思議な魅力を放つ作品。

シンセサイザーで奏でられる劇伴が、褐色の田舎町とミスマッチで良かった。
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.6

登場人物が皆んな良い。
全盛期のジャッキー映画をオマージュしたアクションやユーモアのセンスもベタで良い。
絶妙なタイミングで流れる「ヒーロー」にアガる。
シリーズで見たくなるバカ映画。

ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

「人はみんな別々の星から来たんだから、分かり合えなくて当たり前、それがたとえ家族でも」
友達や同僚にはもちろん、親兄弟にすら感じる距離感をさらりと描いてみせた作品。

そして、たまに、同じ星の人間と出
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男たちの挽歌 II(1987年製作の映画)

3.3

「起承転結」の「承」がほぼ無く、「起承転転々」として突然「結」がくるのが、当日の香港アクション映画。
当時の香港映画界では、脚本を冊子として配布するとライバルの制作に盗まれるため、シナリオは監督の頭に
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.0

魅力的なキャラクターがたくさん登場して面白い作品だと思うのだけど、残念ながら半分以上寝落ち、、結局、2ヶ月後のディズニープラスでの配信でリベンジすることに、、

2023.5.20追記
劇場で寝落ちし
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男はつらいよ 寅次郎忘れな草(1973年製作の映画)

3.8

天然呆けの寅さんと、そんな彼に気を遣いながらも煽てる叔父と博、
そして、いつもの様に地雷を踏むタコ社長と絶妙なタイミングで鳴るお寺の鐘、
こんなお約束事が最高に楽しい。

リリー初登場、
友達以上、恋
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

舞台はアメリカの片田舎にある牧場、主な登場人物は5名で特に複雑な人間関係もない。
今どき学生でも作れるVFX、、

しかし、果たして数十倍のコストをかけて制作されるだろう、スーパーヒーロー映画を凌駕す
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.5

「台詞が早口で聞き取り辛く、かつ場面展開のテンポも早くてついていくのが大変だ」という口コミが多かったので、その辺りを意識して鑑賞。

結果、眠くなる様な中弛みもなく、最後まで飽きさせないテンポ感が自分
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.8

ティ・チャラ役をリキャストせずに、喪失と獲得の物語を描くのにはどうしても160分が必要だった。

ブラック・パンサーとチャドウィック・ボーズマンがクロスオーバーする、無音のフラッシュバックシーンにグッ
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男はつらいよ 寅次郎夢枕(1972年製作の映画)

3.8

映画冒頭の「寅さんがみる夢」
「家族との騒動」とそこに差し込まれる
「落語や漫談的なお笑い」の要素
「寅さんの恋」
それら全ての「お約束」にしっかり尺を使ってディテールにも凝った、それまでの集大成的な
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ナルヴィク(2022年製作の映画)

2.8

史実がベースなので、所謂、映画的なひねりの効いたプロットは無いものの、その分、波乱に満ちた時代が分かりやすく描かれていた。
同時に、世界には、今も戦地の寒い地下室で泣く子どもたちがいるという事を思う。
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

3.2

仰々しい芝居とアフレコ感満載のセリフ、
やたらと主張してくる劇伴、
怒りと悲しみの復讐劇を90分にねじ込んだ、狂った様な構成。
その全てから、中国返還前のエネルギッシュな香港映画を感じられて、懐かしく
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

漫画連載時のリアルタイム世代でありながら、原作は未読。
そんな自分でも充分過ぎる程に楽しめた。
というか、期待値を遥かに上回っていた。

ただでさえドラマティックな展開のゲームなのに、そこに差し込まれ
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男はつらいよ 柴又慕情(1972年製作の映画)

3.0

自分のウチに帰ってきて六千円を払うハメになる貸し間のくだりが古典落語のようで最高に面白い。

毎度のごとく、コミュ力は天才的なのに、二回りも年下の女性に本気になってフラれる寅さんのピュアさが可笑しくも
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.5

映画を観たいけど、あまり頭は働かせたくない。そんな気分の時によくMCU映画を選ぶ。
今作はそんな気分にぴったりハマった。
ガンズよろしく、ミュージックビデオの様にテンポの良い、軽快なノリのアクションコ
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ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.0

何よりも、蒼白い色彩の寒々しい映像が美しい。

影のある男ランドーを演じるクリスチャン・ベイルのこけた頬からも、この作品への意気込みが伝わるが、推理サスペンスにお約束のどんでん返しが、自分の想像を超え
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男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971年製作の映画)

3.8

酔っ払って管を巻く寅さんを観ていると、後に山田洋次が「キネマの神様」に志村けんをキャスティングしたのも頷ける。
きっと、志村けんに渥美清を重ねていたのだろうと思う。

葬式中の博の実家に突然現れる寅さ
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

2.0

数十年振りに「コクーン」が観たくなってAmazonにいったら、レンタル¥1,000で一気に萎える。
代わりに前から気になっていた本作を観ることに。

カラーリング、ヘアメイク、衣装など80’sテイスト
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キネマの神様(2021年製作の映画)

2.5

ずっと「沢田研二」を演じてきた沢田研二が、「志村けん」を演じた作品。

しかし、彼に志村けんが憑依するその度に、意識は映画の物語から引き剥がされて、2020年に思いを馳せてしまう。

キャラクター達の
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