KotaroKinoshitaさんの映画レビュー・感想・評価 - 37ページ目

アフリクテッド(2013年製作の映画)

4.0

現代的POVの一つの決定版ではないか。FPSゲームを参照しているものの、人を吹っ飛ばしたり超跳躍したりのアクションを、実写で体感できる"ヤッホー!感"は映画ならでは。警官が落ちていくとことなど、映像的>>続きを読む

鬼談百景(2015年製作の映画)

4.1

※20.5.17
再見。一部修正。

※16.2.2
10話中、半分満足、半分不満。一点、「続きをしよう」がずば抜けてたのでこの点数。


・中村義洋「追い越し」☆☆
一ネタ勝負にしてはショボい。監督
>>続きを読む

世紀の光(2006年製作の映画)

-

イメフォで気持ちよく寝ました。やっぱ、アピチャッポンは映画というよりインスタレーションなんですよねぇ・・・
例によってエンディング曲がよかったです。

※爆睡につきスコア判定不能

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

音がコワい、写真がコワい、物語がコワい。では映画としてコワいのか?というと、やはり物足りなさが残る。「冒頭に登場する部屋が再登場、実はその奥にも部屋が・・・」というあたりは映画的だったけど、そこまで盛>>続きを読む

昼下りの情事 変身(1972年製作の映画)

3.8

ヒロインの青山美代子は悪くないのだが「変身」を演じるには表現力が不足。それに対し、女という性に戸惑う青年を風間杜夫が好演していて、ラストの急展開にも説得力を持たせた。
紙飛行機が部屋の中から飛び出して
>>続きを読む

夜汽車の女(1972年製作の映画)

3.7

田中登はイメージに流れすぎる傾向があって、本作はその典型。「夜汽車があるわ」で見事に転換、夜汽車の場面になるのだけど、ここだけ単に浮いていて、物語上うまく機能していなかったりする。
他にも、イメージ先
>>続きを読む

イヌミチ(2013年製作の映画)

3.9

こういう"関係性エロ"はある種SFに近いところがあり、どう<現実>にフィードバックしていくかがキモなので、そこをしっかり押さえた脚本(伊藤理絵)がよい。この内容をこのモードで映像化できてしまう万田邦敏>>続きを読む

バレンタインナイトメア(2015年製作の映画)

2.4

"人が死ぬ瞬間"や"死後の世界"にあまり興味がない監督って実は結構いて、日本だと是枝裕和とかその典型だと思ってるんですが、この監督もまた然り。それが悪いとも限らないけど、これホラーだからなぁ!
スプラ
>>続きを読む

少女は異世界で戦った(2014年製作の映画)

4.0

信頼の金子修介印!アイドル映画としてもアクション映画としても一級品。アクション女優ではない加弥乃ですらアクションがキマってて妙に感激した。あと百合属性の清野菜名が尋常じゃなく可愛い。
殺風景な林、白黒
>>続きを読む

グッドナイト・マミー(2014年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

「お母さんが変だ!」と「子供が邪悪!」という家庭内ホラーの2大ベタを同時にやってみたというだけで、結局はベタな作品。もう少し、家の外に広がりを持たせたら違う印象になったのでは。拷問描写もあまりオリジナ>>続きを読む

天使の欲望(2013年製作の映画)

4.1

最近の美学校生の中でも群を抜いてアクションがうまい。人がピタッと止まる気持ちよさを分かっている。
俳優のキャスティングもよい。少女たちもよいが、男たちの"主張しないがキャラの違いの判別はつく"という加
>>続きを読む

パラドクス(2014年製作の映画)

3.3

無限回廊"演出は色々な映画でやり尽くしてると思うけど、それ一本で勝負してしまうというのと、"ブツがたまりまくる"という設定を足してるのが新鮮。これ応用すれば色んな場所でできるし、ハリウッドリメイクは確>>続きを読む

ボクソール★ライドショー 恐怖の廃校脱出!(2016年製作の映画)

1.6

企画開発の時間がなかったんだろうけど、白石晃士作品としてはあまりに新味に欠ける。これなら「コワすぎ!」の花子さん回をそのまま4DX化すればよかったのではないか。
敵役の造形がいつになく雑だし、3人のヒ
>>続きを読む

また一緒に寝ようね(2015年製作の映画)

3.0

ちゃぶ台が存在しない空間でちゃぶ台を返す大胆さと、「7」が無数に書かれたノートの具体的な不気味さ、そして中盤でのヒロインの落涙寸前の繊細な演技を見れば、この監督が何かただならぬ才能を持っているのは明白>>続きを読む

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

3.7

極めてスピルバーグ的なテーマなれど、鑑賞後の印象は"まろやかなイーストウッド"。まさかここまで徹底して会話劇だったとは。
おっさん&じいさんのキャスティングが総じて魅力的で、特にソ連スパイ役のマーク・
>>続きを読む

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

劇場公開時の自分のレビューを見るとやたら冷めた目で見ていたようだが、見直したらめちゃくちゃ面白かったのでやはり映画は体験なのだなと改めて。


演出0.9
人間0.8
構成0.9
驚き0.9
趣味0.
>>続きを読む

クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

3.6

幽霊造形がデル・トロにしては普通で、むしろ俳優の芝居を丁寧に引き出していてよかった。ミア・ワシコウスカも活き活きしていたが、ジェシカ・チャスティンが愛と憎しみに囚われた悪女を巧みに演じていて好印象。>>続きを読む

色情トルコ日記(1974年製作の映画)

3.2

金髪パラシュートならびに金髪マシンガンでお馴染みの作品。金髪ポルノ美女=シャロン・ケリーはなかなか可愛らしく、見ていて飽きない。濡れ場は丁寧だが、真面目で面白味に欠ける点も。
梅宮辰夫のオトナな芝居が
>>続きを読む

地獄の黙示録(1979年製作の映画)

5.0

この狂気はベトナム戦争という史実に由来するのか、映画史に残る苛烈な撮影現場に由来するのか。根源を辿るならば、その答えはナパームではとても焼き払えない"闇深き"森となろう。
他のベトナムものと比較しても
>>続きを読む

鬼が来た!(2000年製作の映画)

5.0

生涯ベストかどうかは死ぬまで分からないけど、「映画に殺される!」と「映画に生かされた!」を同時に感じた映画は後にも先にもこの作品くらい。

日本と中国、歴史と神話、事実と虚偽、喜劇と悲劇、生と死、人と
>>続きを読む

東京無国籍少女(2015年製作の映画)

2.4

アニメ監督ゆえに実写俳優の演出ができないのはまだしも、画面のクオリティ(というかそれ以前のセンス)までも欠落してしまうのは何故・・・
なんだかんだ押井守先生の実写はほぼ拝見しているが、毎度同じ疑問が。
>>続きを読む

|<