KotaroKinoshitaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

大魔神怒る(1966年製作の映画)

3.4

一作目と違い、村人にまで怒りの矛先が向かうこともないので、普通の勧善懲悪の話になってしまっている。突然のモーセ(笑)


演出0.7
魔神0.7
構成0.7
驚き0.7
趣味0.6


演出=総合的
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Eileen(原題)(2023年製作の映画)

3.9

トーマシン・マッケンジーの変顔が可愛いので必見です。●●に錠剤飲ませる某シーンがやたらリアル。


@ AMC Empire 25

演出0.7
人物0.9
構成0.7
驚き0.8
趣味0.8

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大魔神(1966年製作の映画)

4.4

人間の向こうに巨大な大魔神が見えるショットで、全く合成のアラが見えず驚愕するが、実は合成ではなく実は等身大の大魔神を作って撮っていると知りさらに驚愕!でお馴染みの傑作。大魔神のオーバーキル具合には、神>>続きを読む

座頭市御用旅(1972年製作の映画)

4.0

勝プロの座頭市は『座頭市』しか観ていなかったが、こちらも地味ながら十分満足できる秀作。序盤でもう三國連太郎率いるやくざが市に手も足も出ないので、話がそこで終わってる感じがするが笑、それはそれとてクライ>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

4.4

最近の終末映画としては個人的ベストかもしれない。「ネット繋がらないとNetflix見れない!」という状況をNetflixオリジナルでやるという批評精神に感動した。ジュリア・ロバーツがめちゃくちゃハマっ>>続きを読む

ミッドナイト・ミート・トレイン(2008年製作の映画)

4.0

クライヴ・バーカーの原作を読んだので再見。ハリウッドのテンポに乗せて北村龍平の美点だけが引き出され、原作よりだいぶ粗い殺しっぷりなれど不思議とバーカーのムードも残されているという稀有な作品。公開時には>>続きを読む

ブラインド・フューリー(1989年製作の映画)

3.7

ハウアーの刀さばきこそアレだが、古き良きB級アクション映画のスタイルでしっかりエンタメしているので無理なく楽しめる。最後に突如出てくるショー・コスギも頑張ってます。


演出0.7
人物0.8
構成0
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.3

異次元ジャンプは何度観ても楽しいとはいえ、基本的には花子さんから進化してないし、セリフからストーリー進行までさすがに色々と雑すぎるのでは?せめて"師匠"は『来る』の松たか子を超える意気込みで演出してほ>>続きを読む

バッドサンタ(2003年製作の映画)

3.6

オフビートは好きではないが、あの子役の存在がどんどん膨らんでいく感じは並大抵ではないなと思った。


演出0.7
人物0.7
構成0.8
驚き0.7
趣味0.7


演出=総合的な演出
人間=俳優お
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

3.0

テクスチャだけでは興奮は生まれないという典型。外装には明らかに手がかかっているものの、キャラクターの動きは実はかなり限定的で、ほとんどプログラミングで作られている感じがした。悪のミュータント軍団周りの>>続きを読む

ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

4.0

今やアニメーション本来の喜びを最も体現しているシリーズになっているのでは?ナンシー・シナトラとかストーンズを持ってくる音楽センスも光っている。


演出0.8
ミニ1.0
構成0.7
驚き0.7
趣味
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ミーン・ガールズ(2004年製作の映画)

4.4

戦争の勃発から社会主義的な解決まで、基本はオーセンティックでウェルメイドな展開ながら、終盤のレジーナに起こるハプニングなどで飛躍も見られ、とにかく面白い。レイチェル・マクアダムスはじめ全員可愛くて良い>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.0

見れば見るほど良くできているのだが、良くできている=演出のコントロールが効いているがゆえに、個人的にはプンクトゥム不足(?)というか、決定的な恐怖には欠けているように思ってしまう。


演出0.8
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.4

日本が成長できない理由が詰まったような話。毎週旅行に行く奴とかがいたほうが良いのでは?


演出0.7
人物0.7
構成0.7
驚き0.7
趣味0.6


演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

3.2

エマ・ワトソン可愛すぎでは。


演出0.6
人物0.7
構成0.6
驚き0.7
趣味0.6


演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の魅力
構成=脚本や画面の全体的な構成
驚き=斬新さ、意外
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.8

IMAX鑑賞。『最後の決闘裁判』が甲冑映画なら、こちらは大砲映画。今どき信じられない量のエキストラを動員した戦闘シーンが複数、テンポよく続くのでそれだけで楽しい。あと、ナポレオンがバブバブすぎて笑える>>続きを読む

四谷怪談(1959年製作の映画)

4.5

四谷怪談というと最近は中川信夫版の方が話題になりやすい気がするが、私は圧倒的に三隅派。それなりに複雑な関係性を、各キャラクターの機微を精緻に捉えて重ねていくことで無駄なく処理していくさまが見事だが、や>>続きを読む

サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.8

序盤のブラックフライデー大混乱は、非常にくだらなくて良いのたが、せっかくならもっと『ファイナル・デスティネーション』ばりに遊べたのではないか。さすがに他の凡百のスラッシャーと比べて出来はいいものの、イ>>続きを読む

マチルダ(1996年製作の映画)

3.8

ロアルド・ダールの恐ろしさが遺憾なく発揮された怪作。教育の大事さを解きつつ、要所要所で超能力チートが発動するのでテーマがややブレているものの、日本ではありえない締めくくり方に米英の文化的力強さを感じた>>続きを読む

ゴジラ(1954年製作の映画)

4.8

いやほんと『オッペンハイマー』作った奴らは『ゴジラ』100回見て欲しい


演出1.0
怪獣1.0
構成0.9
驚き1.0
趣味0.9


演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の魅力
構成=脚
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ブリット(1968年製作の映画)

4.3

伝説的なカーアクションはもちろん凄いのだが、何でもない室内のシーンで窓の外に見える景色が実景の高速道路(つまりロケ)だったりするのにも驚かされる。『俺たちに明日はない』の翌年の作品。


演出0.9
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.1

もうとにかく呆れるしかないアクション無間地獄。ビデオゲーム的な発想に見せかけて香港の血が流れていて、ひたすら娯楽を様式化しようとするさまにはともすれば鈴木清順的な思想も垣間見える(もちろん清順レベルと>>続きを読む

Dream Scenario(原題)(2023年製作の映画)

4.0

てっきり終末論映画なのかと思ったら「あ、ソッチなのね!」となり、終わらせ方含めてホッコリ感動ヒューマン。女優選びが面白く、16mm(?)のルックもよいが、もう一押し何か期待してしまった。

@ AMC
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.8

フィンチャーの中でも最長と思われるアクション・シークェンスがあり、それなりに満足。ティルダ・スウィントンとマイケル・ファスベンダーの会話シーンは、無表情のマイケルが延々と切り返されていくのが面白いが、>>続きを読む

星の王子ニューヨークへ行く2(2021年製作の映画)

3.8

ワガンダより30年早く偽アフリカキングダムを描いていたからこそできる、真にアットホームなアフロ・アメリカン・コメディ。ヘアメイクならびに衣装が素晴らしく、王族演じる俳優たちも気品があり、安っぽさが感じ>>続きを読む

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.5

思っていた以上に低予算ではあったが、救急車のアクションシーンがやけに良くできていたり、それなりに見どころはあった。レイ・リオッタが死ぬ間際まで出ていた映画の一つ。


演出0.7
人物0.7
構成0.
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バックアウト・ロード アメリカで最も呪われた通り(2017年製作の映画)

-

先の展開が予想できないという意味ではこれほど予想できない映画は久々だった笑

プリシラ(2023年製作の映画)

4.2

プリシラのスタイリングの変化が本当に見事で、2回見ると画面設計もかなり緻密に計算されていることが分かる。これがアカデミー賞に一部門もノミネートされないなんて本当にどうかしていると思う。


演出0.9
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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

-

信じられないほどつまらないし、これが大ヒットして『エクソシスト〜』が伸びないのは解せない。ブラムハウスの面汚し!

新・死霊のえじき(1995年製作の映画)

4.6

ちょっとイキのいい8mm自主映画かと思ってナメていると、スプラッター映画史に残る凄まじい阿鼻叫喚地獄に突き落とされる。実写映画で最もヒロシマ・ナガサキに肉迫したクライマックスかもしれず、『オッペンハイ>>続きを読む

マップ・トゥ・ザ・スターズ(2014年製作の映画)

4.1

このジュリアン・ムーアを久々に見たくなりDVDで。LA舞台という点でも異色だが、クローネンバーグとしてはほとんど唯一の女性主体のストーリーであり、再評価が待たれる逸品。


演出0.8
人物0.9
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.5

渡辺謙、どんどん日本語が下手になってない?ベトコンを残虐に殺していく感じは、米兵の鬼畜さが出ていて良かった。

@ AMC Lincoln Square 13


演出0.7
人物0.7
構成0.7
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レポマン(1984年製作の映画)

4.5

インディーズな身軽さで演出される、シュールSFとリアルLAの奇跡的な邂逅。有名なガイコツビームだけでなく、銃弾が車の窓ガラスを突き破るショットや、店内での突然の銃撃戦など、など、映画的なサプライズに富>>続きを読む

ロード・オブ・イリュージョン(1995年製作の映画)

3.8

クライヴ・バーカーとしては珍しく?LAが舞台だが、ちゃんとバーカーらしいギミックや痛覚描写が次々と登場するので目に楽しい。2時間という大作だが、持て余している感は全くなく、バーカーの映画監督としての力>>続きを読む

ザ・ビジター(1979年製作の映画)

3.9

『エクソシスト』『オーメン』に次ぐオカルト路線に、『スター・ウォーズ』『未知との遭遇』のSF路線が入り混じり、イタリアンテイストで仕上げられた、まさにカルトな一本。ジョン・ヒューストンがハマっていて驚>>続きを読む

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

3.8

ここまでカトリックが無力な『エクソシスト』は初めてなのでは?事が起きるまでの積み重ねが丁寧で、悪の定義の仕方はまさしくデヴィッド・ゴードン・グリーンならではの切り口。エレン・バースティンを引っ張り出し>>続きを読む